名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/02/21 - の記事

アラバーナの海賊たち―幕開けは嵐とともに

タイトル:アラバーナの海賊たち―幕開けは嵐とともに(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :いとうたつき:伊藤たつき
絵師  :七海慎吾
デザイン:?
編集  :?

第4回ビーンズ小説大賞奨励賞受賞作。
若いながらもやり手の商人・コダートに拾われた、金髪に蒼い目、というこの大陸では見かけない少女。
拾われた時には、ジャリスという名前しか憶えていなかった。女性は万事控えめが当たり前のこの国で、激しく自己主張するジャリスは一体何者なのか?
そうこうするうち、コダートの宴席に有名な「海賊船長」が来ると聞き、ジャリスは自分の記憶が戻る助けになるかもしれないと、宴席へ参加しようとするが……

なにげに魔神が出てきたり、その使い方にちょっと意表をつかれたり、一つ一つの展開は割と浅めなのですがその代り非常に展開がスピーディ。次々状況が動くので、読んでて飽きませんでした。心情描写とかに文字数を割かれるよりも、キャラの言動とかストーリーを気にする人なら合うんじゃないでしょうか。

2007年2月 の新刊情報 MF文庫J

23日発売。
モノケロス新刊登場! 設定に燃えれ。

えむえむっ! 松野秋鳴
陰からマモル! (9) 伊賀娘たちが来た! 阿智太郎
モノケロスの魔杖は穿つ2 伊都工平

2007年2月 の新刊情報 スーパーダッシュ文庫

23日発売。

テイルズ オブ ジ アビス6 ~そして焔は消え、歌は空に流れる~ 結城聖
ラブ★ゆう2 七月隆文
マブラヴ2 EXTRA 友情 北側寒囲
ゼロ・イクステンド 赤井紅介

マブラヴ 2

タイトル:マブラヴ 2(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :きたがわさむい:北側寒囲
絵師  :Bou
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/02/20 - の記事

本日の名台詞

「わたしたちの力がなんのためにある? なんのためにこの力はわたしたちに宿ったのだ!? この時のためではないのか? くだらない人間同士の争いなんかではなく、生きるというただそれだけのために授けられたのではないのか? だというのに、それから逃げることが許されるとでもいうのか? ふざけるな!」


タイトル:鋼殻のレギオス(2) サイレント・トーク(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あまぎしゅうすけ:雨木シュウスケ
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ニーナ・アントーク (246 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

……実はこの台詞1巻のものなんです。登録してる時間が無くて、2巻で代用してしまいました。すいませんすいません(汗

自律移動する都市というちょっと変わった都市世界で、いったんは最強の武芸者としての称号を得ながら、とある事情からその事情を剥奪され、他の都市へ追放される形となった少年・レイフォンが主役のファンタジーアクションです。最近かなり上り調子です。

では台詞解説。
その昔の事情から、あらゆる戦いから逃げることだけを考えているレイフォンを、ニーナが一喝する場面。特殊な能力の使い方について言い切ってます。こう言い切れる人ばかりなら、人間幸せに生きていけるのになあ。

07/02/19 - の記事

本日の名台詞

僕は卑怯で、臆病だ。傷つきたくないから、いっそ一人きりで生きてゆこうと心に決めた日もあった。でも、みんなと出会って、いろいろなことがあって、こんな僕でも自分の中に小さな勇気を見つけることができた。それを決して捨てまいと思う。たとえどんなことがあっても、前を向いて歩いていこう。


タイトル:薔薇のマリアVer2―この歌よ届けとばかりに僕らは歌っていた(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :マリアローズ (348 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

舞台そのものは非常にウィザードリィっぽいです。ただし、その中に登場するキャラクター達が展開する人間ドラマは非常に魅力的。
これも毎度言ってますが、こういったRPG世界だと、主人公の成長は普通肉体的なレベルアップを描きますが、この「薔薇のマリア」シリーズではそうでなく、過去のいきさつから、傷つきやすく他人と距離を置きがちなマリアローズの精神的成長を描いているのが特徴です。
行きつ戻りつしながらも、少しずつパーティーのメンバーとうち解けていく様子がいいのですええ。

それでは本日の台詞解説。
ちょっとずつ、前向きに生きることができるようになった今のマリアの心境、ですね。『自分の中の小さな勇気』という表現がかなりツボ!

ドラゴンクライシス!―真紅の少女

タイトル:ドラゴンクライシス!―真紅の少女(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :きざきかや:城崎火也
絵師  :亜方逸樹
デザイン:?
編集  :?

ファンタジー。
ハトコである英里子が帰国早々、高校生の少年・竜司を巻き込んで闇ブローカーから奪還したひとつの遺物。しかし中から出てきたのはなぜか少女で、なぜか竜司にしか懐かない。その上、その少女の正体はドラゴンと判明して……。ラブコメ、になるのかな。それほど極端にコメディ寄りではないです。

07/02/18 - の記事

本日の名台詞

「そうするしかなかったよ」


タイトル:扉の外(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?
キャラ :正樹愛美 (239 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

いつもと順番が逆ですが、最初に台詞解説を済ませちゃいますね。
ものすごく重大な影響を与える物事を成し遂げても、さらりとこの一言で済ませてしまえる人物というのはかなりおそろしいです。台詞に重みがないだけにかえって怖いという……。

では、作品について、
閉鎖空間での「ゲーム」を扱った作品。実はけっこう好き。
非常に癖が強く、電撃文庫「扉の外」の評価が両極端といった記事が作られてしまうくらい人によって評価の割れる作品です。現在、電撃の公式サイトで第13回電撃大賞入賞作品選評が掲載され、扉の外の選評もあるのですが、応募時とは書き直しなどが入って内容も変化しているとは言え、本質的な部分は一緒でしょうから参考になる部分もあるかと。

普段は意識して詳しく感想とか書かないようにしてますが、ちょっとこの作品には刺激を受けたので突っ込んだ話をしてみます。読んだ人向けなので、ネタバレ避けたい人は以下は読まないでください。

神曲奏界ポリフォニカ えきさいと・ぶるう

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ えきさいと・ぶるう(小説:GA文庫)
作者  :つきじとしひこ:築地俊彦
絵師  :うさづかえいじ:兎塚エイジ
デザイン:?
編集  :?

ここしばらく毎月必ず何らかの新作を出してくるポリフォニカシリーズ、今度はぶるぅシリーズの登場です。
半ば引きこもりニートのような自堕落青年・クルナと、気弱な精霊・ルーファメインのラブコメです。もっかい言いますが明確にラブコメです。
おまけにクルナは神曲演奏しませんし。(この辺についてはいろいろいきさつもあるようですが)
今のところは他のシリーズとの繋がりは特に出てきませんでしたが、あのキャラがアレということはそのうち何らかの繋がりが出てくるんでしょうか?

EX!

タイトル:EX!(小説:GA文庫)
作者  :おだきょうだい:織田兄第
絵師  :岩政宇騎
デザイン:?
編集  :?

元・悪の組織幹部の母親の血を引いているために、常人よりも身体能力が高く、本気で取り組むことが出来ないことが歯がゆくて、全力を出せる学校に行きたい!と転校した先は、かつてヒーロー組織と闘争を繰り広げ敗れた怪人組織が、片田舎に特殊能力を持った元・怪人の集う学園。
いろんな特殊能力を持った彼らは、しかし今では地域の人助けを率先して行っていて……。
いわゆる悪の組織の方にスポットライトを当てた物語です。適度にコメディ、適度にシリアスで、なかなかおもしろかったです。
ヒーローものが好きなら楽しめるのではないでしょうか。

銀の手のシーヴァ ハカセとコトリ

タイトル:銀の手のシーヴァ ハカセとコトリ(小説:GA文庫)
作者  :たちはらとうや:立原透耶
絵師  :曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)
デザイン:?
編集  :?

魔法文明での跡継ぎの責務を捨てて転移の魔法で逃げ出した王子が辿り着いた先は、目的地の「異境」ではなく、今まで存在を知らなかった機械文明の国。
行きすぎた機械文明の歪みは何を意味しているのか?とかそんな感じのファンタジー。
感情を持ったAI少女が出たり、作りとしては定番です。

07/02/17 - の記事

ライトノベル各レーベルレビュー

ライトノベル読もうぜ!での記事が発端となって、ライトノベルレーベルのレビューがいくつか作られています。レーベルについて分かりやすく知るになかなかいいかも?

●レーベルレビューβ版(電撃、富士見ファンタジア、スニーカー、富士見ミステリー、MF文庫J、ファミ通) 《制作:ライトノベル読もうぜ!
●レーベルレビュー(HJ) 《制作:Alles ist im Wandel
●少女向けライトノベル レーベルレビュー(コバルト、ビーンズ、X文庫) 《制作:読了本棚
●レーベルレビュー(2/17の日記)(ウィングス文庫) 《制作:みりおんぐらむ
●レーベルレビューβ版 文庫補足(ソノラマ、GA、ゼータ、スーパーダッシュ) 《制作:少年少女科学倶楽部

……時々でいいからスーパーダッシュ文庫のことも思い出してあげてください。あとはGA文庫もあればなおよし。だれかがんばれ。
(お前がやれと言われそうですが、現在他の野暮用に手をつけてしまったのでちょっと精神的余裕が……)

追記:狩田さんが欠けていたレーベルを補完してくれたようです。これで主要どころは揃ったかな?

2007年2月 の新刊情報 富士見ファンタジア文庫

殺×愛新刊が出ました! あと、登録した後に気がつきましたが「京四郎と永遠の空」はアニメが今放送してるんですね。つまりノベライズってことに。

ICE かくて愛は凍りついた 平野靖士
戒書封殺記 その本、開くことなかれ 十月ユウ
サイレント・ラヴァーズ 悪魔になった少年 吉村夜
ソード・ワールド・ノベル ダークエルフの口づけ II 川人忠明
火魅子炎戦記8 舞阪洸
京四郎と永遠の空 ―前奏曲― 植竹須美男 原作:介錯

かくて愛は凍りついた―ICE

タイトル:かくて愛は凍りついた―ICE(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :ひらのやすし:平野靖士
絵師  :玲衣
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

火魅子炎戦記 8

タイトル:火魅子炎戦記 8(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :まいさかこう:舞阪洸
絵師  :ゆきやなぎ
デザイン:?
編集  :?

実はこのシリーズ未読なんですが、「鋼鉄の白兎騎士団」とかで好きになってしまったので、手をつけようと意思表明を込めて新刊登録(笑)。

07/02/16 - の記事

本日の名台詞

「まったく、ぬしがもっと察しのよい雄であれば、こんなこっぱずかしいこと言わんでもすむのに」
「それは……すまない……」
「くふ。ま、お人好しなのはおぬしの数少ない美点じゃが……わっちにはそれが少し怖い。
わっちがこんなふうに寂しげにしておっても、ぬしはがぶりと食わぬのじゃからな。まったく、恐ろしい雄じゃ」


タイトル:狼と香辛料 (4)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ホロ (117 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

「狼と香辛料」は、経済要素が入っているからこそ、物語が光り輝くのはもちろんですが、それを抜きにしてロレンスとホロの掛け合いだけでも相当にイケてる気がするのは私だけじゃない、はず。

それでは台詞解説。
どこまで本気で言ってるのかすらもわからない、でも100%お世辞やジョークで構成されているわけでもないのでなおさら本心が掴みにくい、男を手玉にとる悪女(笑)ホロの真骨頂発揮といったところですね。あ、言うのも野暮ですが食うってのは当然あれの比喩ですから!

狼と香辛料 (4)

タイトル:狼と香辛料 (4)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

行商人ロレンスと、狼の化身である少女・ホロの旅路を描いたロードノベル。ただし、中世のファンタジーな世界観を持ちながら経済要素を取り込んだ希有なライトノベルです。
武力ではなく、商人としての才覚を駆使しての逆転劇が非常に魅力的。また、ロレンスとホロのやり取りも秀逸。ホロは賢狼として、長い時を生きてきたために海千山千な会話術を誇り、いいようにロレンスをあしらうのですが、でも時にのぞかせる信頼の証がなんとも素晴らしいのですよ!

なお、4巻では雨降って地固まったバカップル(笑)のつつきあいです。説明としてかなり間違ってるように思いますが、必ずしも間違ってるとも言い切れなかったりして。

クリア・ヴォイス

タイトル:クリア・ヴォイス(小説:GA文庫)
作者  :いいだゆきこ:飯田雪子
絵師  :裕龍ながれ
デザイン:?
編集  :?

デビュー前の歌手をガードすることになった、新米探偵の話。
なぜまだ名前も知られていないはずなのに、狙われるのか? 周りの人間の不審な行動の意味は? というちょっとしたミステリ風味です。
物語としての起伏はあまり大きくなく流れていくような印象がありますが、ところどころの台詞などに優しさを感じました。というわけで、派手な演出がなくても物語を楽しめる人向けかも。

07/02/15 - の記事

本日の名台詞

「出てきた? 違う、逃げてきたんだろ。密室で他人とコミュニケーションが取れずに、別の場所に逃げてきた。おまえは昔からそうだ。嫌なことがあると、そこから移動することだけを考える。解決することなく、ただポジションをずらす」
「クラスメイトと上手くいかなかったんだろ。斜に構えて、距離を取って、強調せずに口だけは達者だ。心の中で相手を馬鹿にして、自分を擁護する。自分は悪くないって、周囲の人間が悪いんだって。その結果がこれだろうが」
「おまえはいつもそうだ。いつも逃げてばかりで、地球を一周するつもりか? そうしたらどこに逃げる? 自分の心の中か? おまえはこの世界で存在はない。心の中の国で存在するなんて、なんて情けない人間だ」


タイトル:扉の外(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?
キャラ :蒼井典子 (121 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

閉鎖空間ものにして、強度の青臭さを誇る作品。

さて本日の台詞解説ですが、その青臭さが分かりやすく出ているものにしてみました。
オタクな人間にはこういう傾向があることが少なくないので、紹介している自分自身割と耳に痛いような(苦笑)。特に後半部分は秀逸な台詞ではないかと。

E.a.G.

タイトル:E.a.G.(小説:電撃文庫)
作者  :しばむらじん:柴村仁
絵師  :也
デザイン:?
編集  :?

「我が家のお稲荷様」シリーズの作者さんの新作。
設定はいろいろ謎なままなんですが、話自体は一冊でわりと綺麗に終わっているので意外と単発? 少なくともシリーズ化についてあとがきでは言及されてはいませんでした。
ちょっとハードボイルド風なところのある伝奇アクションです。
異世界から「敵」の殲滅のためにやってきたその「男」は、知り合いの少女の体に憑依。その少女のことが気になってしょうがないゴドーは、事態の解決までその男・Dの行動を監視と称してついて回ることに……。
少女の体に憑依しているのが男なのに、体は少女のままなので「月のもの」がやってきて、本人そっちのけで大慌てしていたりといった描写がなんだかおもしろかったですね。これもある意味TSものとも言えるのかな?
ただ、前述したように設定は一切がっさい謎なままなので、そういうのが気持ち悪い人は手を出すのは注意した方がいいかもしれません。

悪魔のミカタ666スコルピオン・オープニング

タイトル:悪魔のミカタ666スコルピオン・オープニング(小説:電撃文庫)
作者  :うえおひさみつ:うえお久光
絵師  :藤田香
デザイン:?
編集  :?

驚異的なペースで刊行されあっという間に13巻出て第一部完になった後、ずっと音沙汰が無かった悪魔のミカタシリーズが二年半の時を経て帰ってきました。
いやめでたい。
さて、そんなお久しぶりなシリーズなんですが……初っぱなから飛ばしてます。
いきなり思春期の男の子の煩悩炸裂。さあ果たしてこの煩悩に智恵の実は関わっているのかいないのか? それは読んでのお楽しみ。
それにしても、このシリーズでわたしは真嶋綾先輩がお気に入りなので、この巻でかなりの活躍を見せてくれて非常に嬉しいです。がんばれ綾先輩。

07/02/14 - の記事

聖なるかな!聖なるかな! 聖なるかな! その女、ヴァレンタインデーにつき。

玲朧月さん作のflash。最近になって当サイトの巡回をされるようになった方にはさっぱり意味不明なネタかもしれませんが、まあしばしのお付き合いを。

本日の名台詞

「でも、傍にいるよ」
「ずっと、ずっと傍にいる」


タイトル:ミミズクと夜の王(小説:電撃文庫)
作者  :こうぎょくいづき:紅玉いづき
絵師  :磯野宏夫
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ミミズク (261 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

大人向けのおとぎ話という表現がもっともふさわしいと思われる優しい物語。
キャラクター小説とは違う別のものになってますが、それでもおすすめ度は非常に高いです。

それでは台詞解説。
ネタバレを回避しつついいところを探していたらここになりました。好きな人の傍にいつもいられることこそ本当の幸せ。

ミミズクと夜の王

タイトル:ミミズクと夜の王(小説:電撃文庫)
作者  :こうぎょくいづき:紅玉いづき
絵師  :磯野宏夫
デザイン:?
編集  :?

第13回電撃小説大賞<大賞>受賞作。
表紙絵でなんとなく想像がつくかもしれませんが……
新人離れした完成度のある、大人向けのおとぎ話です。

扉の外

タイトル:扉の外(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?

閉鎖空間ものですが……青い。すごく青い。
ストーリー的なことよりも、主人公の言動を受け入れられるかどうかで好き嫌いが別れるかもしれません

2007年2月 の新刊情報 GA文庫

ポリフォニカの新刊がまたしても出ます。
ポリフォニカは毎月何かしらの新刊が出ている状態で、複数作家によって回すシェアードワールド展開だからこそ可能な販売方法なわけですが、ファンの囲い込み戦略の一つとしてこの先どうなっていくのか興味深いところ。

クリア・ヴォイス 飯田雪子
クレイジーフラミンゴの秋 誼阿古
EX! 織田兄第
神曲奏界ポリフォニカ えきさいと・ぶるう 築地俊彦
戦塵外史 二 八の弓、死鳥の矢 花田一三六

07/02/13 - の記事

本日の名台詞

「あんた、美智乃とケンカしたんでしょ」
「いや、あれはケンカなんかじゃ……」
「早く仲直りしなさいよ。謝るのが嫌なら謝らなくてもいいわ。とにかく、話すの。それだけで何かが変わるから。
あんまりこういういと言いたくないんだけど、大切なものってぼうっとしてるといつの間にか手の届かないところにいってたりするものよ」


タイトル:世界平和は一家団欒のあとに(小説:電撃文庫)
作者  :はしもとかずや:橋本和也
絵師  :さめだ小判
デザイン:?
編集  :?
キャラ :柚島香奈子&星弓軋人 (128 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ご家族もの。世界平和は家族愛のオマケですオマケ。

それでは本日の台詞解説。
周りから見てるとケンカしかとか空気の違いというのは見えるものなんで、それはまあ定番として……この台詞の場合、「謝らなくてもいいから、とにかく話せ」と言っているところが重要ですね。あるようでなかなか見ない言い回しで心の琴線に触れました。

世界平和は一家団欒のあとに

タイトル:世界平和は一家団欒のあとに(小説:電撃文庫)
作者  :はしもとかずや:橋本和也
絵師  :さめだ小判
デザイン:?
編集  :?

内容を一言で的確に表現したタイトルです。
世界平和のために戦う正義の味方一家の話なんですが、ただしアクションはついでみたいなものでメインとなっているのは家族愛。
好き! 個人的に家族もの大好きなんです。吉永さん家のガーゴイルとか神様家族とか、古いところだと桐原家の人々とか家族計画とか(一個妙なタイトルが混じってますが、細かいことは気にしたら負けです)
というわけで家族もの成分を存分に満喫させていただきました。

07/02/12 - の記事

たまには管理人の近況など

ごきげんよう、管理人の極楽トンボです。
普段は、管理人のおもしろくもない日常なんて描写してもしょうがないので、特に何も書かないようにしてるのですがまあたまにはいいかな?と。
ちなみにここしばらく読書量が減っているのは気のせいですたぶん。

●相変わらず罪を重ねる
電撃の新刊とかいろいろ山になってますが、それはそれとして(いいのかよ)、携帯小説とはどんなものなのかサンプルを数点読んでみようかな、とか、夜は短し歩けよ乙女がかなり評判がいいみたいなので読んでみたいな、とかとか。ライトノベル以外は読む気はあってもアンテナは低いので他の方の感想頼みなのです。……なるほど、そう考えるとライトノベルに関してはちょっとはうちの存在価値もあるわけか。

07/02/11 - の記事

本日の名台詞

『一歩でも二歩でもいい。踏み出した先には、きっと違う光景が広がっている』


タイトル:なつき☆フルスイング!―ケツバット女、笑う夏希。(小説:電撃文庫)
作者  :きどひでと:樹戸英斗
絵師  :ほんだありま
デザイン:?
編集  :?
キャラ :夏希 (319 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

タイトルのインパクトだけで判断しないように。とても真っ直ぐな青春小説です。

本日の台詞解説。
何かにつまづいてしまい、前に進むことに臆病になっている……でもいつかは進まないといけないのです。ずっとそのままではいられない。踏み出す勇気から、新たな道は開けます。