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アラバーナの海賊たち―幕開けは嵐とともに

タイトル:アラバーナの海賊たち―幕開けは嵐とともに(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :いとうたつき:伊藤たつき
絵師  :七海慎吾
デザイン:?
編集  :?

第4回ビーンズ小説大賞奨励賞受賞作。
若いながらもやり手の商人・コダートに拾われた、金髪に蒼い目、というこの大陸では見かけない少女。
拾われた時には、ジャリスという名前しか憶えていなかった。女性は万事控えめが当たり前のこの国で、激しく自己主張するジャリスは一体何者なのか?
そうこうするうち、コダートの宴席に有名な「海賊船長」が来ると聞き、ジャリスは自分の記憶が戻る助けになるかもしれないと、宴席へ参加しようとするが……

なにげに魔神が出てきたり、その使い方にちょっと意表をつかれたり、一つ一つの展開は割と浅めなのですがその代り非常に展開がスピーディ。次々状況が動くので、読んでて飽きませんでした。心情描写とかに文字数を割かれるよりも、キャラの言動とかストーリーを気にする人なら合うんじゃないでしょうか。


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