名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

つゆき:津雪

12/08/01 - の記事

サムライブラッド~天守無双~

タイトル:サムライブラッド~天守無双~ (小説:HJ文庫)
作者  :まつときのすけ:松時ノ介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

第6回HJ文庫大賞金賞受賞作。

あらすじで織田信長がうんぬんと見た瞬間、「戦国武将の性転換系はもうお腹いっぱいなんだけどなー」などと思いながら読み始めてほんとすいません。事実無根です。和風世界観を舞台に描く王道バトルファンタジーでした。なにより、おもしろかったです!

11/04/18 - の記事

ブレイドライン2 アーシア剣聖記

タイトル:ブレイドライン2 アーシア剣聖記(小説:スニーカー文庫)
作者  :みずのりょう:水野良
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

激しく今更ですが、積ん読山で目にとまったので発掘して読んでみた。

あーなんかツボった。
正直に言って、物語の疾走感はそれほどないし、緊張感もあるようで命のやりとりのシーンでも、主人公はどうせ死なないんだろうなあみたいに思えてしまうんです、が……

まずは最終兵器母親状態がすごい。
それと主人公の女耐性の低さが妙にリアルで笑え……もとい泣けます。

10/12/13 - の記事

ウェスタディアの双星(8) 最終決戦の章

タイトル:ウェスタディアの双星(8) 最終決戦の章(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

やや駆け足な印象は否めないものの、最後まで安定した面白さでした!
星間戦記、ついに完結です!

宇宙艦隊同士の戦闘シーンがメインというSF的な物語でありながら、敷居の高さを全く感じさせない圧倒的な読みやすさ。おすすめのシリーズです!

10/06/17 - の記事

ウェスタディアの双星 7

タイトル:ウェスタディアの双星 7(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

学園もの全盛な当世にあってはかなり貴重なスペースヒロイックファンタジー。
祖国の危機に立ち上がったバドエルとアルファーニという二人の若い英雄によって、ウェスタディア王国が数々の苦難を乗り越えていく熱い物語です。「銀河英雄伝説」や「星界の紋章」あたりを好きな人でもしまだシリーズ未読の方がいたら、ぜひとも手を出してみてください!

今回、ついに帝国の英雄オリアスとの激突か!?
しかし、実は今回ほんとうの立役者はルシリア女王なのです。いやほんとうに凛々しかった。

10/03/17 - の記事

迷宮街クロニクル4 青空のもと 道は別れ

タイトル:迷宮街クロニクル4 青空のもと 道は別れ(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

舞台は現代日本。京都を襲った大地震の後、巨大な洞窟が出現しそこから怪物が現れる。
当初自衛隊によって撃退されていた怪物は、やがて地上で生成できない化学物質を持っていることがわかり、そこから怪物退治をする探索者と、死骸を買い取る事業団の関係が発足する。

ウィザードリィ的な世界観をそっくり現代日本に持ち込んだこのシリーズもついに完結。
ほんっとーに最後の最後までハラハラさせられっぱなしでした。
この恐ろしいまでの緊張感がこの物語最大の特徴です。

すばらしい幕引きだったと思います。

読み終えてほっとする気持ちと、もう読めないんだなあと残念に思う気持ちが入り交じってる……このシリーズはきっとずっと自分の中では色あせないだろうなあ。

09/12/12 - の記事

ウェスタディアの双星 6

タイトル:ウェスタディアの双星 6(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

内憂外患によって存亡の危機に瀕した小国ウェスタディアに生まれた二人の英雄・バドエルとアルファーニ。彼らを中心として、銀河の戦いの興亡を描いた壮大な物語です。

こういう「銀河の歴史がまた一ページ」的な物語は、銀河英雄伝説をその昔再読しまくった人間にとっては大ごちそう!
さらに言うと、このシリーズはキャラクター性がかなり高く、終始楽しく「SF」という構えをするしなくても読めるように作られているのがポイント!

物語の方は、この巻で大きな転換期を迎えたのかも?

09/10/19 - の記事

迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く

タイトル:迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

大地震の折、京都に開いた大穴から出現した怪物達。
その怪物達からは希少な化学物質が取れるため、多くの命知らず達がその迷宮に挑戦していく。
そんなダンジョン探索の群像劇です。
今回は、完結編の上巻に当たる内容で、割と物語の動きは少ないんですが、やっぱり誰に何が起こるかわからないという緊張感は健在!

09/09/04 - の記事

ブレイドライン アーシア剣聖記

タイトル:ブレイドライン アーシア剣聖記(小説:スニーカー文庫)
作者  :みずのりょう:水野良
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

水野良の新作ファンタジー。

アジアン・ソードオペラと銘打ってますが、それほどアジアン……というか和風を意識することはありません。武器や、敵、世界観はたしかに和風なんだけど、細かい部分であまりこだわってない普通のファンタジーを読む感覚でokです。

1巻は導入編につき、ヒロインも不在というか誰がヒロインなのかよくわかりませんでした。むしろ母親がヒロインか?

09/07/10 - の記事

ウェスタディアの双星 5

タイトル:ウェスタディアの双星 5(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

未曾有の国難の中から現れた二人の戦争の天才、バドエルとアルファーニを核に、ルシリア女王の治めるウェスタディア王国の行方を描く宇宙戦記。

徹底的にSF色を廃していて、戦記そのものはキライじゃないけど小難しい設定とか蘊蓄の羅列が苦手、という方にも楽しんでいただけます。なによりキャラが魅力的。

09/04/17 - の記事

迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの

タイトル:迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

ネット上で人気を博したweb小説『和風ウィザードリィ純情派』に大幅に手を入れた、迷宮探索者たちの群像劇2巻です。
大地震によって京都に口を開けた地下迷宮。
迷宮に現れる怪物は、希少価値のある化学物質を含むため、大金を求める探索者たちは今日も迷宮に潜り怪物達と死闘を繰り広げる……

相変わらずおもしろい! 恋愛模様など人物の掘り下げによる一人一人の魅力アップもさることながら、やはりドライなまでに探索者たちの命が『儚い』こと。どんなに周囲から注目され、実力を認められた人間であっても、いともあっさりと人生劇場から退場してしまうその冷徹さによって、読者は最初から最後まで気が抜けないのです。

09/02/10 - の記事

ウェスタディアの双星 4

タイトル:ウェスタディアの双星 4(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

小国であるウェスタディア王国に次から次に降りかかる苦難を、ウェスタディアの双星と呼ばれることになる、アルファーニとバドエルという二人の英雄を柱にしながら切り抜けていく星間戦記もの。
こうしたSF戦記ものはどうしてもSF的な設定が先に立って敷居が高くなりがちなんですが、このシリーズはそうした設定は必要最小限(ほんとに半端なく出てきません)にしてエンタメの要素を前面に持ち出しているのが特徴で、とっつきやすく物語展開への一喜一憂に専念できるというわけです。

今回は、ルシリア王女の真価が発揮されます。
あ、誰かに似てると思ったら「でたまか」のメイ王女だよ! ほんとに、心から博愛主義者なんだなあ。

08/11/17 - の記事

迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?

タイトル:迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

おもしろかったーっ!!
今後に対する期待も込めて赤枠おすすめで!

現代が舞台+キャラも人外レベルの人間は出てこないから、ど派手な物語ではないんですが……実際にリアルでダンジョンもぐりをやったらこうなるかも?という設定が見事に消化されていると思います。

京都を襲った大地震がきっかけで開いた洞窟【迷宮】
。その化け物退治をして大金を稼ごうとする探索者たちの群像劇です!