名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

脱落する弱者には情を与えぬ。
死は、脱落の証左である。脆弱さの表出である。
美しい死は、朋友のための特攻のみ。
大和女子たる者、脆弱さゆえの醜い死を恥じよ。
死ね。しかし、美しく死ね。


タイトル:制覇するフィロソフィア(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :さだがねしんじ:定金伸治
絵師  :エナミカツミ
デザイン:こまつのぼる:小松昇
編集  :?
キャラ :? (70 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

まいじゃーでガツンとイチオシ中の一品。
女版「魁!男塾」などと言うとイロモノに捉えてしまう方もいるかもしれません。実際、見る人によってはバカ小説です。それは事実。
ただし明らかな少年漫画テイストで形作られてはいますが、骨格がかなりしっかりしています。なにせ1対1のガチバトルの中心に哲学による対決があるという時点でただ者ではないのです。
ゆえに、芯のしっかりした小説・熱血小説・バカ小説、いずれの要素からもおすすめします。

それでは台詞解説。
ごめんなさい、ぶっちゃけて言うとこれは帝塾の方針であり、地の文です。台詞じゃないのです。しかし、あまりにも作品の性格を見事に表しているために使わせてもらいました。