名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「伊月が見えるか? 茜殿」
「伊月が――全て終えて、無事に笑っているのを思い浮かべられるか?」


タイトル:火目の巫女 (巻ノ2)(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :かわぎしけいたろう
デザイン:?
編集  :?
キャラ :矢加部 (184 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

2巻はかなり救いがあります。作品紹介でも強調してますが、1巻読んでもうこんな鬱展開にはつきあえない、と思った方にこそ続きを読んでもらいたいです。かなり救いがあります。

それでは台詞解説。
後先考えず突っ走ってしまった伊月を助けようと提案する茜への問いかけです。
つまりこれは『勝ち目があるのか?』と聞いているのですね。確かに1%でもなんでも、勝利の可能性を明確にイメージできてこその戦いです。いい台詞ですね。