名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ぼく達とあなた達は――何が違うんです?」
「なんだ、そんなことか。
わかりきっているよ。
きみ達は――囲われているが
僕達は――壊れている」


タイトル:不気味で素朴な囲われた世界(小説:講談社ノベルス)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :TAGRO
デザイン:?
編集  :?
キャラ :串中弔士&病院坂黒猫 (235 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

実に「らしい」ミステリでした。特に解決編が。あれには参った。

さてそれでは台詞解説。
分かりにくいと思いますが、要するに「ほんもの」と「にせもの」の違いです。同じ変人にもランクがあるということですね。何か別の存在に完全になりきったものとなり損ねたもの。