名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「成功、失敗に関わらず、この任務が終われば、アンジェリカという人間は死に、私は新たな名を得て、別の任務につきます。それが私達の使命であり、生き方ですから」
「決まった名前を持っていなくても――今、君はちゃんと、ここにいるよ」


タイトル:空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (11)(小説:電撃文庫)
作者  :わたせそういちろう:渡瀬草一郎
絵師  :いわさきみなこ:岩崎美奈子
デザイン:?
編集  :?
キャラ :アンジェリカ&シュナイク (54 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

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この記事上がる頃には、たぶん夏コミという戦場にいざ向かわんと進軍ラッパを吹き鳴らしている頃だと思います。がんばれ自分。

よくよく考えると、空鐘ってやたらカップル率高くないですかね? 完全フリーの人間の方が少ないような? まあなんでもいいんですが!

さて台詞解説。
アンジェリカは間諜。こういうスパイの任についている人間は、あえて本来の名前を持たず、その時々で移り変わる任務でのかりそめの名前がすべてだったりします。アンジェリカもそういう仮の名前にすぎません。
それでも、今ここに、「アンジェリカ」という人間は確かにいて、シュナイクという人間と関わりを持ち少なからぬ影響を与えていった。そのことまで忘れないで欲しい……そういう感傷ですね。