名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ねえ、勇はどうしたいの?」
「俺は……一位になりたい」
「うん、それでいい!」
「でも四位どまりだ」
「四位でもいい!」
「は?」
「ただの四位に価値はないわ。でも、一位を目指して得た四位には、一位と同じ価値があるの。最初から一位を目指さない人間に用はない」


タイトル:くあっどぴゅあ(小説:ファミ通文庫)
作者  :きもとまさひこ:木本雅彦
絵師  :なばな
デザイン:?
編集  :?
キャラ :桐生静華&鮎見勇 (190 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ひっさびさの名台詞更新です(汗
こういう名台詞やフレーズをきっかけとして本を読むという話を最近twitterでして、忘れていた初心を思い出しましたね。そう、もともとおもしろい本を手にとってもらう、その一環として台詞にはパワーがあるということが更新の原動力だったはずなのです。積まれた本を読むのにかまけたり、他事に忙しかったりして放置されている現状はよろしくない。毎日はちと厳しいかもしれませんが、がんばろうと思います。

それでは台詞解説。
サイドキックというロボットバトルを共に戦う勇と静華の会話ですが、かつて勇は4位という結果を受け止めきれずにサイドキックを一度やめてしまった過去があり、それがこのやりとりに繋がっているわけです。

……この台詞は、どうしても例の事業仕分けのアレを想像しちゃいますね(苦笑