名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「………………やめんな」
「……えっ?」
「もう、冷めたつもりでいた。バスケに未練なんて、これっぽっちも無いって。そう自分に言い聞かせてた。けど、てんでダメだった。とてもじゃないけど無理だった!
無理なんだ、智花。俺は、君を、見過ごせない」
「……すばる、さん?」
「お願いだ。辞めないでくれ、バスケ。ダメだ智花。君は、バスケを辞めちゃダメな人間だ。バスケだ出来る場所が一つしか無いのなら、君はそれを手放しちゃダメだ」


タイトル:ロウきゅーぶ!(小説:電撃文庫)
作者  :あおやまさぐ:蒼山サグ
絵師  :てぃんくる
デザイン:?
編集  :?
キャラ :長谷川昴&湊智花 (192 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

小学生にバスケ教える「ロリ」という卑怯な餌をぶらつかせつつ、敷居は低く、でも熱くなれるスポ根もの。
挿絵がどうみてもバスケとなんの関係もないのは仕様です。ここはむしろ勝てないスポ根(苦笑)を勝てる代物に仕立てあげた電撃に素直に賞賛を送りたいと思います。

それでは台詞解説。
既に表紙絵や挿絵、制御された本文で敷居の低さは十分提示できていると思うんで、スポ根成分もちゃんと入ってますよ!というアピールで台詞をあげてみました。なんとなく状況は分かると思うのであえて細かくは説明しません。バスケ好き同士、そこには通じるものがあるようです。