名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「……なあ、何か私にできることはないかな?」
「お前はなんでそうやって抱えたがる」
「抱えちゃダメなのか? 私には守りたいものがたくさんある。それをすべて守り通したいと思うことはそんなにいけないことなのか?」
自分が傲慢であるということはわかっている。考えすぎ、頑固、頭が固い、どれもこれも否定しない。でもすべてを守りたい、救いたいという気持ちはどうしたって捨てられない。
「いや、いいんだ。別にいいんだよ。この考えが万人に受け入れられなくても。私は私のやりたいように、私の信じるところを進むだけだから。……でも。でも、な」
馬鹿にされてもいい。すべての人が自分を肯定してくれなくていい。
でも、でも。

「せめてあなたにだけは……認めてほしかったんだよ」


タイトル:聖剣の刀鍛冶 #3(小説:MF文庫J)
作者  :みうらいさお:三浦勇雄
絵師  :屡那
デザイン:?
編集  :?
キャラ :セシリー・キャンベル&ルーク (240 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

刀鍛冶という地味な仕事にもスポットを当てつつ、女だてらに駆け出しの騎士としてがんばるセシリーの活躍を描いたファンタジー。
熱血です。燃えます。

それでは台詞解説。
人の悩み・苦しみまですぐに自分で抱えてしまう傾向のあるセシリー。もっと肩の力を抜けとルークは言うのですが……青春してますねえ(笑)