名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「あなたのこと、多少は知っています。相坂カズヤさん。あなたは見た筈ですよ? 西周ミオさんの死と再生を。彼女を殺した西田貴流を。その最後も。
なのに、なんであなたは”彼女”と一緒に居るんです? 怖くないんですか?」
「……怖いさ、ミオと一緒に居て、不意に嫌な思いに囚われることは、一回や二回じゃない」
「なら、何故?」
「好きだから。ミオが怖いし、"彼女"が何なのか、未だに分からない。けど、好きなんだ。どうしようもなく。どうしようもなく一緒にいたいと思うから。それだけだよ。僕を支えているのは、ただそれだけだ」
「……
……あなた、気障って言われるでしょう?」


タイトル:カッティング3~Case of Mio Entanglement~(小説:HJ文庫)
作者  :はねだだいすけ:翅田大介
絵師  :も
デザイン:?
編集  :?
キャラ :葛峰聖 (137 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

リストカットの少女の話が、なんか3巻ではラブラブバカップル万歳!な話になってます。

さっそく台詞解説。
カズヤは、本人はちっとも自覚してないのですが素で次から次へと「恥ずかしい台詞」を言ってしまうところがあります。
そしてミオについて、聞かれたカズヤは今日も今日とてそんな台詞を吐いてしまうのでした。