名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「――お前の気持ちは、わかる。淡谷雪国。俺たちはもてない。思いはたいてい通じない。自分を好きになってくれる人間なんていやしない。だが俺は、あえてお前に恥をさらしてもらうつもりだ」
「どうして!」
「それでも近づきたかったのがお前だからだ!
俺たちはな、何百の色恋沙汰を端で見てきた。見て、たまに口出しするだけだ。だがお前は違うだろ。見ているだけじゃ止まらなかった。お前の気持ちを無にするな!!」


タイトル:SH@PPLE 1(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たけおかはづき:竹岡葉月
絵師  :よう太
デザイン:?
編集  :?
キャラ :芝目夏彦 (263 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

双子の男女入れ替わり学園もの。
などと聞くとすごいイロモノに聞こえますが、これが意外や意外、実に見どころある正統派な青春&ラブコメでもあるのです。おすすめ。

今回はあえて直球の方を紹介しました。明日はコメディも紹介しようと思います。
それでは台詞解説。
もともと一目惚れした子に、それとはっきり言い出せないことが男女入れ替わりのすべての始まりでもあるくらいなので、自分はもてないという前提があるわけで、その意識を変えて直にぶつかれ!という扇動みたいなものです。恥をさらすというのはそういうこと。