名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「私は、夫の顔色をうかがったり、浮気の心配をしたりしながら老いていきたくない。自分の人生は自分で決めたいのです。わかりますか?」
「ただそれだけのために国家を手に入れたいのですか?」
「いけなくて?」
「いけなくはないですが、私のように愛されずに育った人間ならともかく、あなたはさまざまな人に愛され、かしずかれてきたでしょう」
「愛? 愛ですって? これは警察長官という職にふさわしくない言葉ですね。人間は愛や友情では救われない。ただ力だけが人を救うのよ。愛では駄目。この国を手に入れるだけの力だけが私を救うのよ。私の中のなにかがそうささやくの」


タイトル:征服娘。(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かぐらざかあつし:神楽坂淳
絵師  :すずらぎかりん:鈴羅木かりん
デザイン:?
編集  :?
キャラ :マリア&ジュゼッペ (21 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

有力貴族の家に生まれ、不自由ない暮らしを送りつつも女であるために、力を手にすることの出来ない少女・マリア。
才能と美貌、胆力に兼ね備えたマリアが、『すべてを手に入れる』ために動き始める野望活劇です。
おすすめ。題材が題材なので、萌えとかなにそれ?ですが燃えます。ていうかマリアを崇拝したくなりました(笑)

それでは台詞解説。
裏で手を結んだ警察長官と、マリアとの会話。
マリアが貴族のかわいい女でいる気のない理由について語っています。うおおおおまぶしい! まぶしすぎるっ!