名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
　

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本日の名台詞

投稿者： tonbo 投稿日時： 火曜, 2007/05/22 - 06:40

……ネイト？
「クルーエルさんは、自分を信じられないような人じゃないです。だってクルーエルさんは、それをこんなにも怖がってるんだから」
唐突に、前触れなく――
「……な、なに？」
彼は、両手でわたしの手をそっと握ってきた。
「あ、あのさ、ネイト？」
「だから、きっと平気です。僕、クルーエルさんの名詠なら、どんなものだって怖くないです。名詠が怖いのなら、僕も一緒にいますから」
ち、違うの。手……いきなり何を――
「おまじないです」


黄昏色の詠使い２　奏でる少女の道行きは
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タイトル：黄昏色の詠使い２　奏でる少女の道行きは（小説：富士見ファンタジア文庫）
作者　　：さざねけい：細音啓
絵師　　：竹岡美穂
デザイン：？
編集　　：？
キャラ　：クルーエル＆ネイト　（109 P）
作者直営サイト：細やかな音色を啓してみよう
絵師直営サイト：nezicaplant
特記事項なし



　▼本日の作品＆台詞解説▼

詠唱ファンタジー。作品から溢れる優しさが心地いいのです。

では台詞解説。
年上の少女にかつて勇気づけられた少年は、今度はそのお返しとばかりに少女を励まします。うわー、これはお姉さんキラーかも！！