名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「……あたしなら、せんせの抱えてるつらいこと、全部忘れられるくらい……ひどいことしたげられると思うんだけど! どうかしら?」
「ナニせんせ、その目は? 女の子が勇気を出したのに、失礼だわ!」
「このあたしが、信じられないくらいひどいことしたげるって言ってるのよ? そうしたらせんせは、あたしだけをこわがって、怒って、恨んで、もうあたしのことだけ考えればいいのよ。手が届かないような、かたちもないものをこわがったり怒ったりするなんて、もったいないと思わないの? せんせは、そういう目、ちゃんとあたしに向けるべきだわ!」


タイトル:円環少女 5(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :メイゼル (84 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品紹介については省略。
はい、メイゼルさんのターンですよー。本来異世界人だから考え方が違うというのもほんのちょっとはあるかもしれないけど、嗜虐趣味のある末恐ろしい小学生です。こんな子に尻に敷かれたらもうどうしようも……。

台詞そのものは、嫌なことがあって落ち込んでいる「先生」をメイゼルが励ましてくれているはずなんですが……なんでしょうこの違和感は(笑)。