名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「じゃあ、責任を感じてるの? 僕らが引っ越さないといけないのは自分のせいなんじゃないかって、そう思ってるの?」
「そうだよ。錬のせい。モスクワ軍が錬を追って来てるから、急いで逃げないといけないんだ」
「――でも、良いじゃない。家族なんだから」
「錬は弟で、僕はお兄さんで、月夜はお姉さんなんだから。弟が困ってるんだから僕らが何とかするのは当たり前。誰のせいかって言われればたぶん錬のせいなんだけど、でも、錬はそのことで僕らに謝ったり悩んだりしなくて良いんだよ」


タイトル:ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉(小説:電撃文庫)
作者  :さえぐされいいち:三枝零一
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?
キャラ :天樹真昼 (264 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品の説明は省略。

軍に追われているせいで、転々と住居を変え続ける錬は、真昼兄と月夜姉に対して責任を感じていて、でもそれを兄はすっぱり一言で斬って捨てるのでした。