名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

12/09/10 - の記事

本日の名台詞

「昔から本当に歌うのが好きで……。アニソンを歌うのも、教会で讃美歌を歌うのも、わたしにとってはどちらもおなじでした……。わたしにとって歌は祈りなのです」
「祈り?」
「ハイ。神様に届けるための歌。誰かのために捧げる歌。
幼い頃のわたしにとっての神様は、天におわす遠い遠い存在でした。みんなを守る唯一の存在。だけどわたしに日本のアニソンを教えてくれた方が、言ってくれたんです。日本には八百万の神様がいると。神様は遠い存在ではなく、もっと身近にいるのだと。その考えがわたしには衝撃で……世界が一変したような気さえしました。

だから、わたしは考えました。
讃美歌が天の父に捧げるためにあるように。
アニソンもまた、どこかにいる神様に捧げるためにあるのではないかと」


タイトル:アニソンの神様(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :おおいずみたかし:大泉貴
絵師  :のん
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エヴァ・グリーン (216 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ありそうでなかったアニソンバンドを組むメンバーの青春模様です。
ラストの盛り上がりではアニソンが脳内再生しまくり!

それでは台詞解説。
一言でいうと、アニソンの神様とは?についてエヴァが思っていること。

本日の名台詞

「このーー超弩級鈍感男! ツンデレの文法くらい知っとけ! 腹切って死ね!」


タイトル:やがて魔剱のアリスベル(小説:電撃文庫)
作者  :あかまつちゅうがく:赤松中学
絵師  :うるうげっか:閏月戈
デザイン:?
編集  :?
キャラ :黛ビビ (254 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

設定がちょっとおもしろいけど、女の子とのいちゃいちゃはさすがの安定感な異能バトルアクション。

それでは台詞解説。
まあ要するにツンデレで素直に好きと言えないとはいっても、男の子からの好意は欲しいわけで鈍感男には我慢ならないわけです。ただ、自分で言うのはちょっと新しいなーと思って取り上げてみました。

アニソンの神様

タイトル:アニソンの神様(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :おおいずみたかし:大泉貴
絵師  :のん
デザイン:?
編集  :?

ドイツからやってきた交換留学生をボーカルに、アニソンバンドを結成して文化祭でライブを!というアニソンを軸とした青春小説。
これは……魂に来ました。赤枠オススメします!
自分の場合、作中で扱われているアニソンほぼ全曲が脳内再生されて臨場感がものすごかったというブーストがかかってはいますが、それを抜きにしても十分にすばらしい青春小説でした。