名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

12/05/11 - の記事

楽聖少女

タイトル:楽聖少女(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

まずはじめに。
この作品は単体できちんと楽しめる作品ですが、共に音楽という題材を扱っていてテーマとしてもかぶる部分があるので、作者の完結作品である 「さよならピアノソナタ」を読んだ方がよりおもしろく読めます。もし未読の方がいたら、これを読み終わって「おもしろかった!」と思った後でも構わないので目を通されることをオススメします。

で。設定がかっとばしてます。
もしできるなら、音楽がらみの話というくらいで余計な前知識はいれず読んだ方がおもしろいかもしれません。自分は一切事前知識なしに読んだので、唖然としつつ楽しみましたよ!

では以降、序盤の紹介するので目を通すかどうかは各自ご判断を。

12/05/10 - の記事

楽園島からの脱出

タイトル:楽園島からの脱出(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :ふゆの春秋
デザイン:?
編集  :?

タイトル通り、脱出もの。

校内の「極限ゲームサークル」主催のイベントで無人島に高100人の男女が集められ、表向きレクリエーションとして開催されたゲームだがその本質は実は?

はい、もう今更言うまでもないとは思いますが一応。
作者が作者だけに、みんなで最後まで協力し合って脱出を目指そう!……という仲良しこよしの話ではありません当然ながら。
これだよ、これでこそ土橋作品ですよ! もちろんおすすめです。

12/05/09 - の記事

ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです

タイトル:ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです(小説:MF文庫J)
作者  :かみやゆう:榎宮祐
絵師  :かみやゆう:榎宮祐
デザイン:?
編集  :?

最近は刊行数が多すぎて網羅しきれないので、MFはたとえ新作だろうとタイトルでピンとこないとパスという消極姿勢をとっていてこの作品も最初スルーしちゃっていたのですが……

スルーしててすいませんでしたあああ!! なにこれ、めちゃくちゃおもしろいじゃないですか! 全力で赤枠オススメします!

加えて、漫画家経験のある作者が諸事情あって、ラノベの世界で筆をとっていることもあり、イラストと挿絵のシンクロ率はわざわざ断るまでもなく最高です。

ゲームの世界では都市伝説と化した無敵のプレイヤー、その実態は社会不適合者な引きこもり兄妹。二人がその腕を買われてゲームですべてが決着する異世界に召喚され、今や風前の灯火である人類を苦境から救う、という物語。
ざっと簡潔にあらすじだけ書くと割と普通ですが、キャラの魅力が圧倒的。加えてストーリー展開にも捻りがあり、さらにゲーム小説な要素もがっちりとあり、いやもう参りましたね。あースルーしたままじゃなくてよかった……。

2012年5月 の新刊情報 電撃文庫

今回は新刊が多すぎて、早々に書誌情報登録はあきらめたので順次読んだら追加していきます(汗

デュラララ!!×11 成田良悟
メグとセロン VII 婚約者は突然に 時雨沢恵一
インテリビレッジの座敷童 鎌池和馬
楽聖少女 杉井光
断章のグリム XVII 白雪姫・下 甲田学人
僕と彼女のゲーム戦争3 師走トオル
ブラック・ブレット3 炎による世界の破滅 神崎紫電
煉獄姫 五幕 藤原祐

インテリビレッジの座敷童

タイトル:インテリビレッジの座敷童(小説:電撃文庫)
作者  :かまちかずま:鎌池和馬
絵師  :真早
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー2

タイトル:ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー2(小説:電撃文庫)
作者  :みかわごーすと:三河ごーすと
絵師  :切符
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

12/05/08 - の記事

クロス×レガリア 嵐の王、来たる

タイトル:クロス×レガリア 嵐の王、来たる(小説:スニーカー文庫)
作者  :さんだまこと:三田誠
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

人の氣を吸う<鬼仙>の少女ナタ。対鬼仙用の最終兵器であるために周りに振り回されるままの生を送っていたその少女は、わずか1000円でボディガードを引き受けているという奇特な少年馳郎によって救われ、以降彼と行動を共にする。
現代を舞台にしたボーイミーツガールなバトルファンタジーとして良質でおすすめです。

ひとつひとつの設定などはそこまで突飛なものがあるわけではないですが、かゆいところにてがとどくかんじ。もちろんヒロインのナタが実にかわいいのは言うまでもないこと。

ここから脱出たければ恋しあえっ1

タイトル:ここから脱出たければ恋しあえっ1(小説:スニーカー文庫)
作者  :たけいとおか:竹井10日
絵師  :かれい
デザイン:?
編集  :?

理不尽な状況からの脱出ものでラブコメ。

普通なら「これからみなさんで殺し合ってもらいます」となりそうなところ、「脱出したければ恋しあえ!」となるのが特徴。

実に竹井作品らしいというか、萌えキャラとしての立ち具合はさすが。ツンデレや素直クールヤンデレなど各種取りそろえてよりどりみどり。ハーレム系ラブコメとしておすすめ。
ただし全くもっていつも通りで、とあるキャラを筆頭にネットスラングを連発するためにそういうのが鼻につく人は手を出さない方がいいかも。

12/05/07 - の記事

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者3

タイトル:アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者3(小説:講談社ラノベ文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

ファンタジー世界で少林サッカーきたあああああああ!!

気軽に笑えて読めて、それでいてさりげなく異文化との交流についてきちんと書かれたシリーズで改めておすすめしときます。

富士の樹海の中に異世界へと続く道が発見され、繋がる先はファンタジー世界。日本政府はその世界に価値を見出したものの、交流手段がうまく見出せず。そこで注目されたのがオタク文化。異世界をオタク文化で攻略せよ!?
3巻では慎一の発案により、スポ根理論で異種間の溝を埋めようという意図のもとサッカーの御前試合が開催されることになるのだが……。

12/05/06 - の記事

僕の妹は漢字が読める4

タイトル:僕の妹は漢字が読める4(小説:HJ文庫)
作者  :かじいたかし
絵師  :皆村春樹
デザイン:?
編集  :?

オオダイラ文体による強烈なインパクトからはじまったこのシリーズですが、ストーリーラインとしては維持しつつも確実に妹萌えラブコメとして進んでる感じですね。

今回、未来から謎の監視者がやってくるという体裁で、各ヒロインと主人公ギンとの邂逅が語られます。

12/05/05 - の記事

ドラマCD のうりん

タイトル:ドラマCD のうりん(その他)
作者  :しらとりしろう:白鳥士郎
絵師  :切符
デザイン:?
編集  :?

農業高校を舞台に繰り広げられるフリーダムなコメディ……のドラマCD版。

CD2枚組、2時間という大ボリューム。おすすめ!

みのりんの岐阜弁(正確には美濃弁かな?)の破壊力がすごい! ちなみに声優は花澤香菜さんですええ。

12/05/04 - の記事

“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)

タイトル:“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

源氏物語になぞらえつつ、事故で亡くなった美少年ヒカルに憑かれてしまった是光が、ヒカルの望みを叶えて成仏してもらうべく数奇な運命を背負った少女たちのために奔走する……そんな物語。

順調に是光が天然のたらしとして成長しつつあるようです……とまあそれはそれとして。
いよいよ六条が参戦か!?

B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない

タイトル:B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない(小説:ファミ通文庫)
作者  :あやさとけいし:綾里けいし
絵師  :kona
デザイン:?
編集  :?

ざくっと分類すればダーク・ファンタジー。
ただこの物語最大の特徴は、鬱で救われない内容の連続であることよりもむしろ主人公の小田桐くんのヘタレぶりに尽きます。

いやー、ある意味これはもう感動ですね。
なにしろ全く成長がない。お人好し、というと聞こえがいいんですがこれだけ決断の二文字から縁遠い主人公も珍しい。どこまでこの性格のままで進むのか、すごく楽しみになってます。

12/05/03 - の記事

本日の名台詞

「何度も言うけれどね、小田桐君。ボクは彼女の生死に興味はないよ」
「彼女の望みに、ボクが関与するべき理由もないね。彼女の矜持は、彼女だけのものさ。その結果も、自分自身で負うべきだよ…………そして彼女は負うつもりだ」

「――――――――それでも、君はボクを頼るのかい?」


タイトル:B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない(小説:ファミ通文庫)
作者  :あやさとけいし:綾里けいし
絵師  :kona
デザイン:?
編集  :?
キャラ :繭墨あざか (254 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ダークファンタジー。
主役やヒロインに当たるキャラ達の性格が、よく見るタイプのダークファンタジーとは明らかに違っていて、確かにこれはダークと言わざるを得ない、圧倒的な存在感を放っています。

それでは台詞解説。
基本的に、自分に利害の絡まない相手の行く末には一切の興味がないあざかと、とにかくお人好しでそのくせ覚悟は足りずまた状況を解決するだけの力もない。同じページに載っている挿絵と合わせて見たとき破壊力倍増です。これでも頼っちゃうのが小田桐君なのです!

12/05/02 - の記事

子ひつじは迷わない 騒ぐひつじが5ひき

タイトル:子ひつじは迷わない 騒ぐひつじが5ひき(小説:スニーカー文庫)
作者  :がんぐどう:玩具堂
絵師  :籠目
デザイン:?
編集  :?

学園で起こる日常ミステリ。
生徒会が主催する生徒たちの悩みをなんでも解決する相談会「迷わない子ひつじの会」……の協力者にさせられた怠惰な探偵役の少女・仙波明希が、嫌々謎を解決します。
ただ、このシリーズの真骨頂はむしろ謎そのものを解決してから。せっかく探偵である仙波が謎を解いたのに、そのまま相手に真相を伝えないのです!

……どういうこと?
と気になったあなたはぜひこのシリーズを読んでみてください。

さて、今回は文化祭でひつじならぬ”しつじ喫茶”をやることになった生徒会の面々の活躍を描きつつも、やっぱりお悩みを解決することに。今回は今までの巻に登場したほぼオールスター的展開になってます!

マリア様がみてる フェアウェル ブーケ

タイトル:マリア様がみてる フェアウェル ブーケ(小説:コバルト文庫)
作者  :こんのおゆき:今野緒雪
絵師  :ひびき玲音
デザイン:?
編集  :?

マリみて久々の短編集。
といっても、基本的には雑誌掲載の短編をまとめてその前後を書き下ろしの話で繋ぐといういつもの形なのですが、とにかく出たということが重要なのですよ!

釈迦みてにはどうにも興味が沸かずにスルーしてるので、久々のマリみて成分補給しました。これ、最後の短編だけは書き下ろしかな?
ほんのちょこっととはいえ、祥子様と出会えてまじ嬉しいです。

ミスマルカ興国物語 X

タイトル:ミスマルカ興国物語 X(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :ともぞ
デザイン:?
編集  :?

ミスマルカにしては珍しいことに、今回バカ要素はほとんどなし。
ガチでストーリーの方を進めに入る巻でした。

表紙でだいたい予想がつくとは思いますが、ユリカメインです。
大魔法でぶったたくイメージが先行していたので、ユリカの意外な姿が見られてよかった!

12/05/01 - の記事

おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! 2

タイトル:おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! 2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たけおかはづき:竹岡葉月
絵師  :奥村ひのき
デザイン:?
編集  :?

最後まで実に賑やかで、どたんばたんと浮き沈みの激しいラブコメ模様。
2巻ですぱっと完結なので、手に取りやすいと思います。おすすめ。
ある意味予想通りの着地ではありますが、面白かったです!

どう見ても中学時代の親友の少女・天野井蛍にそっくりなのだが、性格は全く違い陽気で賑やかな宮沢彗に振り回されっぱなしの昴介。