名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/05/23 - の記事

紅 公式ファンブック

タイトル:紅 公式ファンブック(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かたやまけんたろう:片山憲太郎
絵師  :山本ヤマト
デザイン:?
編集  :?

警告。以下の紹介文はまいじゃー推進委員会の大原則を破って、ネガティブにあふれてます。
見たくない、という方は回避してください。

ファンブックとしてはごく普通の内容。
アニメ版も含めた人物紹介とか、世界観とか、原作&アニメ&コミックのストーリーダイジェストとか作者インタビューとか。声優座談会とか。
(電波的な彼女の紹介があったことだけは唯一嬉しかった……)
が。
まあみなさんが気になってるのはそんなことではないでしょう。
書き下ろし小説とやらがどうなったか。
結論から言いましょう。

立ち読みで十分。ほんとに14Pしかありません。
しかも一番バカにしてるのは、醜悪祭(下)のラストで、「さあ戦いはこれからだ」で終わったあのシーン。
おもいきり戦闘をすっとばしてエピローグです。
集英社は読者をバカにしてるのか? あきれるのを通り越して悲しくなりました。

本日の名台詞

「作戦を……考えていたんだ……」
「へ、へぇ、作戦か……って、なんの?」
「僕とミコトと恭也、三人で一緒に仲良くやっていくにはどうしたら良いだろうな。当然男女の関係という意味でだが」
「ちょ、ちょっとあんたなにとんでもないこと言ってんのよ!
お、男二人に女一人で男女の関係ってそんな、えっと……えっとー……別にそれで倍の生産性になるわけじゃないんだからっ!」


タイトル:死神のキョウ(小説:一迅社文庫)
作者  :かい:魁
絵師  :桐野霞
デザイン:?
編集  :?
キャラ :克己&笹倉恭也&キョウ (169 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

死神少女とのボーイミーツガール。超おすすめの学園小説です。

ではさっそく台詞解説。
もともとホモ疑惑のあるくらい、仲のいい恭也と克己(特に克己の方)、そこにミコトという女性要素が絡むと……
このわけわからん方向性がいいですね(笑)

幻想譚グリモアリスI されど魔刃の名のままに

タイトル:幻想譚グリモアリスI されど魔刃の名のままに(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かいとうれいじ:海冬レイジ
絵師  :松竜
デザイン:?
編集  :?

罪を犯したにもかかわらず人間界では裁かれなかった罪人を、周囲に焼き付いた過去の残滓”フラグメント”をのぞき見てその罪を表沙汰にし、断罪する人ならざる者・グリモアリス。
過去を見て誰が罪を犯したか調べ追い詰めていくミステリ風アクションです。強気のお姫様アコニットの雷撃は健在。
未読者でも問題なくシリーズに入り込めるよう構成が工夫してあります。
が。
ラストの展開での感情移入度が全然違ってくるので、できれば富士ミス版をぜひ確保していただきたいところ。(レーベルが存続しているうちに!)