名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/09/27 - の記事

本日の名台詞

「謝らないと、駄目?」
「意見をいいあうのはいいことだけど、議論と罵倒は違う。先に罵倒したのはどっちだ」
「覚えてない」
「実は、雫からだ」
「じゃあ……」
「だから、雫の方がずっと、気まずい思いをしているはずだ。そこでお前から謝ったらどうなる?」
「もっと気まずくなるね」
「だろう。お前の勝ちになるんだ」
「そっか」


タイトル:クジラのソラ 01(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :せおつかさ:瀬尾つかさ
絵師  :菊池政治
デザイン:?
編集  :?
キャラ :枕井冬湖&門倉聖一 (105 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

クジラのソラは激しくおすすめ中です。SFとしての設定も興味深く、スポ根的な要素もあり、チーム内の繋がりもおもしろく、なにより「あー、こんな感じの話どっかでみたなあ」というのがありません。実に今後の展開が楽しみです。

さてと、それでは台詞解説。
お互いの意見の相違から、取っ組み合いの大喧嘩にまでなった雫と冬湖。でも、こういうケンカにはありがちなこととして実はどこかで仲直りするきっかけを探していたりするものです

フレイアになりたい

タイトル:フレイアになりたい(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :おかざきひろのぶ:岡崎裕信
絵師  :中村博文
デザイン:?
編集  :?

困った。どう紹介したものか、かなり悩んでます。
マヤウェルの作者の人の新シリーズなんですが、断片的ないくつかのことを取り出すと、
●ガチガチなシリアスかと思いきや、ハイテンションで暴走する学園異能ものが本体……と見せかけて、実はさらに変化球だったりします
●中村博文画伯が挿絵を!
●(わかる人だけわかってください)マヤウェルが出てます……(涙
設定や展開が、単純に学園アクションとは実に言いづらい感じです。蓬莱学園のようなノリを好む方にはストライクかと。

キミを救う最初の呪文 (2)

タイトル:キミを救う最初の呪文 (2)(小説:MF文庫J)
作者  :すどうこう:須堂項
絵師  :なごやこーちん
デザイン:伸童舎
編集  :大喜戸千文

2巻目にして、新キャラのメイド忍者?に表紙を奪われるというのは……(笑)。なお、私はメイド服はもっと慎み深くあるべきだと思うのですよ>どうでもいい

魔法コメディ第二弾です。世界崩壊を救ったはいいけど、未来に戻れなくなってしまったるりかは主人公の家に居候中。で、主人公をとりあって火花を散らすのです。
全巻で衝撃な事実が発覚したので、ラブコメとしては多少変則的なモテ状態になってますね。なお、2巻の最後は実に微妙な終わり方になっているんですが、これはもしかして売り上げ次第ではこのままフェイドアウトできるようにという意味なんでしょうか、とちょっと勘ぐってます。