名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

フレイアになりたい

タイトル:フレイアになりたい(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :おかざきひろのぶ:岡崎裕信
絵師  :中村博文
デザイン:?
編集  :?

困った。どう紹介したものか、かなり悩んでます。
マヤウェルの作者の人の新シリーズなんですが、断片的ないくつかのことを取り出すと、
●ガチガチなシリアスかと思いきや、ハイテンションで暴走する学園異能ものが本体……と見せかけて、実はさらに変化球だったりします
●中村博文画伯が挿絵を!
●(わかる人だけわかってください)マヤウェルが出てます……(涙
設定や展開が、単純に学園アクションとは実に言いづらい感じです。蓬莱学園のようなノリを好む方にはストライクかと。

いきなりプロローグで「天国を創る」ことを目標として掲げたり、「未来を視る」能力や「現実を書き換える」能力などが出た……と思ったら、一度あっさり棚上げにしてテンションの高い学園ものとして話が進みはじめるんですが、そこからさらにもう一度展開を見せまして、最後の結末も予想することは難しいでしょう。
ああ、でも激しく青春してます。ちょっとクセはあるけど、個人的にはぜひ続きを読みたい一作。


この作品の名台詞

「自分で自分を応援しろって言ったのは、あなたでしょう! 残り少ない人生なら、なおさら充実させてみろって!」
「あれって、厳しい言葉だったけど『私を応援してくれた』んだよね? 他人を応援できるようなすごい人が、自分の人生を応援できないはずがないよ! あなたはもっと、もっと…………自分に胸を張って、いいんだようっ!」

→解説


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