名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ミステリクロノ

08/04/18 - の記事

ミステリクロノ 3

タイトル:ミステリクロノ 3(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

基本的にエンタメとミステリというのは非常に両立が難しく、どうしてもどっちかに軸がぶれることになるんですが、これは比較的エンタメしつつ、「ミステリ風」でなくきちんと「ミステリ」として作品を作ってます。
元・天使の少女が、人間の個体時間を操作する特殊な銃・クロノグラフを落としてしまい、7つを回収してくるまでは人間にされてしまった……。
時間ミステリです。
ただし、操作される時間は適当SFのようにアバウトな運用ではなく、厳格なルールに基づいているのでミステリが成立するわけですね。

……今回も、ころっと騙されましたorz

07/12/14 - の記事

ミステリクロノ 2

タイトル:ミステリクロノ 2(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

ライトノベルとミステリを両立させようとするとなかなか難しいのですが、前作トリックスターズを含めこの作者の人はエンターテイメント性やキャラクター性を損なわず、ミステリになっていておすすめできます。
ミステリなんてどうでもいいという人は、真理亜の「手のかかる妹」パワーに毒されるがいいのです。「んう?」とか、仕草を想像するだけで悶絶です。

07/08/10 - の記事

ミステリクロノ

タイトル:ミステリクロノ(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

トリックスターズの作者による新シリーズですが……
今回は極めて限定的ではあるけれど、時間を操ることのできる天使との遭遇から始まる物語です。
なにげにけっこういい感じのボーイミーツガールになってます。
エンタメな方向を強化しつつも、きちんと論理的なミステリは健在。

ある意味、ライトノベルミステリの理想形……かも?
両者の両立は、様々な問題があって非常に難しいですからね。まあともかくおすすめです。