名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

テンプテーション・クラウン

12/08/29 - の記事

テンプテーション・クラウン 5

タイトル:テンプテーション・クラウン 5(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :ゆきのしずか:雪野静
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

強大な能力者にのみ作用する魅惑の力によって、期せずして複数の美少女に言い寄られることになった少年の物語、これにて完結!

どうみても典型的なハーレムラブコメにしか見えない設定なんですが、そこに埋没することなく綺麗な恋愛ストーリーとして着地させた手腕はお見事。完結に至って改めておすすめします。

さて。
完結ということで、例によってネタバレあり雑感モードに入ります。
もし、上の説明で少しでも興味の出た方は回れ右。
とりあえず1巻だけでもお試ししてみてくださいませ。

12/05/30 - の記事

テンプテーション・クラウン 4

タイトル:テンプテーション・クラウン 4(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :ゆきのしずか:雪野静
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

強大な異能を持つ選定者だけに作用する魅惑の力を偶然宿してしまい、複数の選定者に好かれることになったアキト。
ハーレムラブコメとして完璧とも言える能力ですが、しかしそんな異能をアキトは自らの意思で手放すことを決意する……。(念のため、これはアクションもあるし、基本は燃える話です)

ある意味ここからが真の始まり。物語はいよいよクライマックスへ!

11/06/25 - の記事

テンプテーション・クラウン 2

タイトル:テンプテーション・クラウン 2(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :ゆきのしずか:雪野静
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

つい先日読んだ1巻では、うまいことハーレムものの設定を作ったな&なかなか構成が良いな、と思っておすすめにしてましたが……

2巻読んで評価が跳ね上がりました。赤枠おすすめで。

物理的な力は皆無で、ただ警戒されずに強力な選定者に作用する”魅惑”の力、とこういう設定はハーレムものが非常に作りやすいと言えます。
でもこのシリーズ、なあなあのハーレムものに逃げない作りが随所にあって、すごく好感が持てるのですね。

・主人公には既に好きな人がいる。
アプローチはろくにかけれていませんが、それを理由に告白自体ははっきり断るなど軟弱なようでいて芯の通った性格です。

・ヒロインもちゃんと好きということを表明している
雰囲気で察しろよ!で終わりではなく、きちんと言葉にしてます。

・主人公が魅惑を利用しないこと
ここについては2巻をとくと見よ!ってことで。ちょっとびっくりしました。

テンプテーション・クラウン

タイトル:テンプテーション・クラウン(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :ゆきのしずか:雪野静
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

2巻が出るのに、ずっと1巻積んでてあわてて読んだわけですが……
……おもしろかった。なんてこった、積んでてすいませんでしたorz

強力な能力者にしか作用しない、特殊な「魅惑」の力がある日突然発現して、学園で有名な選定者に一目惚れされてしまった!という形で始まる異能アクション&ラブコメ。

これは上手い形でハーレム形成してますねー。異能アクションの処理の仕方、能力方面では役立たずの主人公の生かし方など、ストーリー部分もおもしろかったです。おすすめ。