名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

12/09/09 - の記事

本日の名台詞

「アリスベル。お前も知っての通り、俺は男だ」
『……?』
「男にはたとえ死んでも、戦わなきゃいけない時が1つだけある。今が、その時なんだ」
「ど、どんな時よ!」
「――女を守る時だッ!」


タイトル:やがて魔剱のアリスベル(小説:電撃文庫)
作者  :あかまつちゅうがく:赤松中学
絵師  :うるうげっか:閏月戈
デザイン:?
編集  :?
キャラ :原田静刃&アリスベル (375 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

異能バトルアクション。安定のおもしろさ。
詳細は書影クリックで。

それでは台詞解説。
まさにアリスベル大ピンチの時に駆けつけた静刃さん、ナチュラルにこういう台詞が言えちゃいます。なるほど、こういう台詞を受けたらそりゃもうイチコロですよねえ……

やがて魔剱のアリスベル

タイトル:やがて魔剱のアリスベル(小説:電撃文庫)
作者  :あかまつちゅうがく:赤松中学
絵師  :うるうげっか:閏月戈
デザイン:?
編集  :?

赤松中学による新作異能バトルもの。なんですが……
主人公が必要以上に恋に鈍感であったり、この手の定番であるハーレムが形成される事への理由付けが作中でなされていて、それ自体が戦う目的とリンクするというなかなかおもしろい設定になってます。

あとはこのシリーズ、ツインテール押しみたいです。
メインヒロイン3……いや、4人中三人がツインテールとかどういうことなの。

あと、あとがきで「緋弾のアリア」と作品世界がリンクしていることが明言されているので、そこもチェックですね。

特装版“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5)

タイトル:特装版“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) (小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

本編の紹介についてはこちらの方をご覧下さい。

通常版と特装版の違いは、別表紙仕様、ドラマCD、ポストカード画集(24P)・しおり(2種)・ミニマウスパッドがついてることです。
ドラマCD! これの出来が非常にいい! 以下に紹介しますが、うっかり通常版の方を買ってしまった方も、ファンならぜひとも特装版は手に入れてください。

12/09/08 - の記事

グランズレメディ 50g

タイトル:グランズレメディ 50g(その他)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

見てわかると思いますが、これは本じゃないです。
靴の強力な消臭用パウダーです。

唐突に何紹介してんだよお前は!というツッコミはごもっともですが、まあちょっとおつきあいください。これがもうとにかく効きます。おすすめします。コミケとか長旅にも安心。
amazonでのレビューが絶賛ばかりなのは伊達じゃありませんでした。自分の場合、購入後半年使ってからの紹介なので、参考にしてみてください。

一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~

タイトル:一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~ (小説:MF文庫J)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :しらび
デザイン:?
編集  :?

一応学園異能バトルの範疇に入る、のかな?

学園の中の落ちこぼれクラスが、仲間のために立ち上がるという、割と学園ものでは見かける感じの話ですが、スピーディーな展開、一人一人のキャラは立っているので、あっという間に読めてしまいますね。おすすめ。

子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき

タイトル:子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき(小説:スニーカー文庫)
作者  :がんぐどう:玩具堂
絵師  :籠目
デザイン:?
編集  :?

生徒会主催の「迷わない子ひつじの会」によって、学内の様々なお悩みを解決していくという日常ミステリ。あえて安楽椅子探偵役の少女・仙波の推理をそのまま依頼者には伝えず、相手のためなら優しい嘘をつくというコンセプトがおもしろいです。
なかなかキャラもよく動いていてお気に入りだったんですが……

あとがきを見て、泣いた。

なかなかラストシーンがいい感じだったんですが、それが余計に。

12/09/06 - の記事

“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5)

タイトル:“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) (小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

なお、ドラマCDなどのついた 特装版も同時発売されてます。資金に余裕があるなら断然そっちを選択すべき。そちらは別表紙です。リンク先に紹介してあります。

学園一の美少年の幽霊にとりつかれてしまった少年が、彼を成仏させるため、様々な少女たちの悩みを解決して行くことになる時に甘く、時に切ない恋愛模様。

今回は舞台がおもしろいですね。基本は一軒の喫茶店。
そこで、様々な人間ドラマが紡がれていきます。
そしていよいもって帆夏のツンデレは神がかってきました。

2012年9月 の新刊情報 電撃文庫

今月の電撃文庫発売日は当初の予定から変更されて、7日になったようです。
ところで今月も18冊……もうなんていうか全部把握とか完全に無理ゲー。
さしあたって個人的な注目どころは、赤松中学さんによる新作ですかね。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (11) 伏見つかさ
魔法科高校の劣等生 (7) 横浜騒乱編 〈下〉 佐島勤
ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 竹宮ゆゆこ
ヴァルトラウテさんの婚活事情 鎌池和馬

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11)

タイトル:俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) (小説:電撃文庫)
作者  :ふしみつかさ:伏見つかさ
絵師  :かんざきひろ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ヴァルトラウテさんの婚活事情

タイトル:ヴァルトラウテさんの婚活事情(小説:電撃文庫)
作者  :かまちかずま:鎌池和馬
絵師  :凪良
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

12/09/05 - の記事

本日の名台詞

「つ、月夜子先輩。教えてください。どうしたら、好きな人の前で、ドキドキしないでいられますか」
「どうしたら、赤城の前で、いつものあたしでいられますか」


タイトル:“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) (小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :式部帆夏 (194 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

学園でヒカルの君と呼ばれた美少年が突然死去。そして、その幽霊が学園でも有名な不良(とみんなには見えている)少年に取り憑き、成仏するにはヒカルの心残りを解決していくしかないという……。
かくして女の子に人一倍不器用な少年が、女の子達のために奮闘する。
源氏物語になぞらえつつ、綴られるちょっと切ない恋愛模様。

それでは台詞解説。
ツンデレといえばこの人、帆夏さんです!
是光についついキツイ態度で当たってしまい、後悔することの繰り返し。そういう彼女が時折裏で見せるこの態度がね! 先輩に相談中。

それがるうるの支配魔術 Game5:キングメーカー・トラップ

タイトル:それがるうるの支配魔術 Game5:キングメーカー・トラップ(小説:スニーカー文庫)
作者  :つちやつかさ:土屋つかさ
絵師  :さくらねこ
デザイン:?
編集  :?

世界の認識を一時的に書き換えることで、望む効果を得る理操魔術。
そんな魔術師たちの中にあって、魔術のルールを口にすることでその魔術を無効化できる少年の物語。

出てくるのは魔術なんですが、アクションではなく謎解きが主体になっているのが特徴。
世界規模の悪の組織と戦ったりもしません。いろいろおもしろい作りになってます。

そんなシリーズですが、驚愕の展開がっ!!

12/09/04 - の記事

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者4

タイトル:アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者4(小説:講談社ラノベ文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

陛下が魔法少女コスプレ!
これは反則。

異世界をオタク文化で侵略せよ。ストーリーを進めていくと、そう単純な話でもなくなりますが、剣と魔法の異世界にオタク文化を持ち込んで、交流の架け橋にしようというような物語です。
昨今勝気な少女、わかりやすいツンデレ系が圧倒的な幅を効かせる中、ヒロイン格のハーフエルフ・ミュセルの奥ゆかしさが胸に染み入ります。

で、この巻ですがコスプレっていうか映画撮影!?

レイセン File5:キリングマシーンVS.

タイトル:レイセン File5:キリングマシーンVS.(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :上田夢人
デザイン:?
編集  :?

レイセン最新刊。

まだ宴会終わってませんでした。酒乱による乱痴気騒ぎはまだ続きます。
そして、大事件こそ起きませんがあちこちがかなりきな臭い感じになってきました。
今回は伏線新たに蒔いたり、蒔いた種に花咲かせたりといった感じでしたね。
あ、そしてあの人が本格的に出張ってますよ!

12/09/03 - の記事

魔法少女地獄

タイトル:魔法少女地獄(小説:講談社ラノベ文庫)
作者  :あんどうはくり:安藤白悧
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

「魔法少女地獄」なんて大層なタイトルなので、どんな内容かと構えて読んでみたら……

魔法少女もののパロディでした。
より正確には魔法少女っぽいもののパロディが根っこ、ですね。なお、作中にもパロディがかなり散りばめられています。ただし元ネタは違うところから引っ張られてることも多いんですが。……たぶん、言ってることがイマイチわからないと思うんで後述します。
正統派の魔女が、魔法少女もどきに戦いを挑むという感じですが、とにかくパロディが多く、ついでSFを筆頭にパロディの元ネタが古いので、いろいろと人を選びそうな作品です。

12/09/02 - の記事

本日の名台詞

「いいかーー薬は食べ物じゃない。パブロンだろうがバファリンだろうが、そんなモンをメシに入れる奴がどこにいる。普通、どこにもいねーよ。そうだろ?」
「葉介は入れないんだ。ふぅん。それとも、家によって違うのかな」
「えっ」
「パンでもお米でも、どっちもおいしいけどね。私、白いお米にパブロンかけて食べるの好きなんだ。『卵ふりかけ』よりも、もっと黄色くておいしいよね」


タイトル:彼女たちのメシがマズい100の理由(小説:スニーカー文庫)
作者  :たかのころく:高野小鹿
絵師  :たいしょう田中
デザイン:?
編集  :?
キャラ :愛内葉介&香神紅緒 (22 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

マズメシヒロインたちと主人公の戦い。
一応は人間が食える、というところに意味がありますええ。

それでは台詞解説。
幼馴染の作った独創的すぎてついていけない料理の品評中に、その味覚が明らかに。
こんなヒロインだけど、料理以外は完璧なんですよ、料理以外は!

彼女たちのメシがマズい100の理由

タイトル:彼女たちのメシがマズい100の理由(小説:スニーカー文庫)
作者  :たかのころく:高野小鹿
絵師  :たいしょう田中
デザイン:?
編集  :?

タイトルだけで買うしかないでしょこれ。
(ちなみに投稿時からタイトル変わってません)

出てくるヒロインたちはバリエーション豊かですが、いずれも壊滅的なマズメシヒロイン!
ここで特徴的なのは、よくある”人類の食べられないレベル”のマズメシではなく、あくまで食べられるけどヤバイ味ってところがポイント。

あとヒロインたちが魅力的。特にメインヒロインの紅緒がツンデレでもなければ、男勝り系でもない! もうね、読んでて幸せなキモチになれますよ!

ヒロインズへの好感度がブーストになったので赤枠おすすめ!

オトメ3原則!

タイトル:オトメ3原則!(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :まつともひろ:松智洋
絵師  :ななろば華
デザイン:?
編集  :?

さて。
最初積んでて、内容に気がついてなかったんですが実はロボットの少女の成長話でした。そう、いわゆるAI少女。

で、こちらは読んでてSF的な部分を感じることはほぼなかったのでギミックとしてのAIを期待する人にはちょっと向いてないですが、学習型AIが心を成長させていく物語としてはなかなかです。
それともう一点。
過去の体験から来る幼馴染みの複雑な心情にかなりのページが裂かれていて、そこのドラマがよかったです。

12/09/01 - の記事

カンピオーネ! 13 南洋の姫神

タイトル:カンピオーネ! 13 南洋の姫神(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :たけつきじょう:丈月城
絵師  :シコルスキー
デザイン:?
編集  :?

神殺しの魔王カンピオーネとなった少年・草薙護堂が、人間の世界に騒乱をもたらすまつろわぬ神と対決していくアクションストーリー。
毎回いろんな神々のうんちくが楽しめること、ハーレム状態でも全く問題ないと納得できてしまう設定とキャラ作りが特徴です。

南洋の海辺でキャッキャウフフ回。
あと、祐里とふたりきりのシチュエーションが発生。邪魔者なし!

12/08/30 - の記事

本日の名台詞

「もう……殺してくれ、ユリウス。頼むから」
「お前を殺すこともできず、勝てもせず……! 憎んでいるはずなのに、メルヒオルの仇とわかっているはずなのに憎めないんだ!」

「だって、私はお前のことが……ユリウスのことが好きなんだ」
「信仰を裏切ったとか、魔女に誑かされたとか、そんなのは全部詭弁だ! わかっていたんだ! 私はただお前のことが好きだっただけだ。愛していたんだ! だからこそ、私のもとを去ったお前が許せなかった! ! お前の心を連れ去ったマルレーネも、《竜の魔女》も許すことができなかった!!」
「私にはもうとっくに信仰なんてなかった。神を裏切ったのは私だ! 嫉妬にくるっているだけの醜い女なんだ! だけど、好きなんだ! どうしようもないんだ!!」


タイトル:獅子は働かず 聖女は赤く 3 あいつはもう一人でも大丈夫じゃ(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師  :ぽんかん(8)
デザイン:?
編集  :?
キャラ :コルネリア (245 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

竜と鋼と魔女のファンタジー、時々コメディ。by公式

基本シリアスでありながらも、いったんコメディスイッチが入るともうすごいです。この落差が強烈。おすすめのシリーズ。

それでは台詞解説。
愛は、裏切られたと感じた時に憎しみと化し、でもやっぱそう簡単にあきらめられるもにではない。
そんな愛憎劇の一幕。コルネリアも、気丈に振舞ってはいても一人の恋する女だったんですねえ……。

獅子は働かず 聖女は赤く 3 あいつはもう一人でも大丈夫じゃ

タイトル:獅子は働かず 聖女は赤く 3 あいつはもう一人でも大丈夫じゃ(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師  :ぽんかん(8)
デザイン:?
編集  :?

お師様が残念すぎて、それでもかわいすぎて生きて行くのが辛い。

このシリーズ、簡潔に紹介するのがなかなか難しいんで、公式の紹介文を引用させてもらいます。
『竜と鋼と魔女のファンタジー、時々コメディ』

魔法で動く、どでかいロボットみたいな鋼の人型兵器が出てきたり、竜が出たり、まあそんな感じです。
基本的にはシリアスなんですが、油断してるといきなりコメディの方に針が振り切れるので注意!

2012年8月 の新刊情報 ファミ通文庫

ヒカルが地球にいたころ、の新刊は今回特装版と通常版の2種あって、それぞれ表紙が違いますが……ファンなら両方買うべき。通常版の表紙がすげえええええ!!

特装版 “未摘花” ヒカルが地球にいたころ…… (5) 野村美月
“未摘花” ヒカルが地球にいたころ…… (5) 野村美月
ぜんぶ彼女に「視」られてる!? 淺沼広太
黒鋼の魔紋修復士3 嬉野秋彦

12/08/29 - の記事

本日の名台詞

ーー千人の屍の上に、一人の成功者が生まれる世界。
今、目の前にいるこの人たちは、これからも、"選ばれた一人"を間近で見ながら、一緒に仕事をしてゆくのだろう。
くやしいけれど、恨みはすまいーー勝手にするがいい。
でも、ただじゃ帰らない。
このあたしが、九百九十九人の代表としてーー
一番大好きだった夢に裏切られた凡人たちの代表としてーー
あんたたちを三分だけーー……
あたしの、観客にしてやる。


タイトル:ボイス坂 〜あたし、たぶん声優向いてない〜(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :たかとおるい:高遠るい
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :藤林沙絵 (221 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

声優志望の少女の奮戦ストーリー。
赤枠オススメです。なお、詳細は書影クリックで。

それでは台詞解説。
オーディションで敗色濃厚になり、追い詰められた主人公の独白。
これまでの前振りとの相乗効果で、ものすごい迫力です。

テンプテーション・クラウン 5

タイトル:テンプテーション・クラウン 5(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :ゆきのしずか:雪野静
絵師  :ゆーげん
デザイン:?
編集  :?

強大な能力者にのみ作用する魅惑の力によって、期せずして複数の美少女に言い寄られることになった少年の物語、これにて完結!

どうみても典型的なハーレムラブコメにしか見えない設定なんですが、そこに埋没することなく綺麗な恋愛ストーリーとして着地させた手腕はお見事。完結に至って改めておすすめします。

さて。
完結ということで、例によってネタバレあり雑感モードに入ります。
もし、上の説明で少しでも興味の出た方は回れ右。
とりあえず1巻だけでもお試ししてみてくださいませ。

12/08/28 - の記事

本日の名台詞

――そうだ。声優に、なりかたったんだ、なるために生きてきたんだ、あたしは。
だったら――、
「なればいいじゃん……声優」


タイトル:ボイス坂 〜あたし、たぶん声優向いてない〜(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :たかとおるい:高遠るい
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :藤林沙絵 (69 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

声優を目指す女の子の奮闘を描く物語。

詳細は書影クリックで。
これの特筆すべき点は、他人からちやほやされることの喜びを描写しておいて、そこに対する思い上がりを完膚なきまでに折ってみせる描写にあります。なんて心に刺さる話なんだ!

それでは台詞解説。
ここに到るまでにいろいろ種まきがあるんですが、ともあれ要点はひとつです。こんなにちやほやしてもらえるなんて、あたしはきっと特別な人間だったはずだ!ということ。人を行動に駆り立てる原動力でもあり、同時に増長でもあり。まさにうあああああ、な気分ですええ。

ボイス坂 〜あたし、たぶん声優向いてない〜

タイトル:ボイス坂 〜あたし、たぶん声優向いてない〜(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :たかとおるい:高遠るい
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

プロの声優を目指して奮闘する一人の少女の物語。

読んでぞくっときました。
美少女声優の出てくるラノベはちらほらありますが、デビュー前の悪戦苦闘の段階をきちんと書いたものはあまりない、はず。もうそこだけで評価に値しますが、さらにその描写が……ほんとにすばらしかった! 赤枠オススメです。

最初にこの作品に興味を持ったのは、スーパーダッシュ文庫の新刊情報からでした。新作らしいタイトルをなにげに眺めていたら、高遠るいの名前が、挿絵ではなく作者の方にあるじゃないですか! 自分も愛読してた『CYNTHIA_THE_MISSION』とかで名前を知っている漫画家が、自分の連載中の漫画を自身でノベライズした。これはもう読んでみるしかあるまい、そう思って読んでみたわけですが……

連載中の漫画を一切知らず、予備知識もない状態で読んだ結果として、独立したひとつの作品としておすすめします。

玲朧月さんのウィザーズブレイン本が、COMIC ZINで委託開始されました。

コミックマーケット82で頒布していた玲朧月さんのウィザーズブレイン本『Encyclopedia Wizard's Brain I ver.1.00』が、COMIC ZINで委託開始されたとのことです。

本の通販ページはこちら。

総ページ数96、キャラ紹介に用語集など。もともと制作部数自体かなり少ないので、ご希望の方は早めにお買い求めくださいね!

追記:完売した模様。

12/08/27 - の記事

妹はラノベの女神ちゃん

タイトル:妹はラノベの女神ちゃん(小説:スマッシュ文庫)
作者  :さかいなおゆき:酒井直行
絵師  :なべしまてつひろ:鍋島テツヒロ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

12/08/25 - の記事

憂鬱なヴィランズ (ガガガ文庫)

タイトル:憂鬱なヴィランズ (ガガガ文庫)(小説:ガガガ文庫)
作者  :かみつきれいにー:カミツキレイニー
絵師  :キムラダイスケ
デザイン:?
編集  :?

これは……

作品の表面的な要素だけ切り出すと、『絵本の”悪役”によって異能を貸し与えられた者が欲望へのストッパーが外れ、事件を引き起こす学園伝奇もの』と、割とありがちな物語としか思えないのですが、実際に読んでみると独特な雰囲気を持った作品なのがわかります。

この物語を評価するときは必ず最後まで読み終えてください。
おそらく、読み始めと読み終わりで全く印象が異なっているはずです。

いわゆる替えのきかないオンリーワンな作品です。黒枠おすすめ。

デート・ア・ライブ (1) (カドカワコミックス・エース)

タイトル:デート・ア・ライブ (1) (カドカワコミックス・エース)(小説:角川コミックスエース)
作者  :ringo
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

富士見ファンタジア文庫の「デート・ア・ライブ」コミック版。
いまのところは序盤と言うこともあって、ほぼ原作通り。

絵柄に関しても、雰囲気は再現されていると思います。読んでて違和感は感じませんでした。
なかでも鳶一はかなりイイ感じです!
無表情って逆に漫画にすると映えますね-。