名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

ーー千人の屍の上に、一人の成功者が生まれる世界。
今、目の前にいるこの人たちは、これからも、"選ばれた一人"を間近で見ながら、一緒に仕事をしてゆくのだろう。
くやしいけれど、恨みはすまいーー勝手にするがいい。
でも、ただじゃ帰らない。
このあたしが、九百九十九人の代表としてーー
一番大好きだった夢に裏切られた凡人たちの代表としてーー
あんたたちを三分だけーー……
あたしの、観客にしてやる。


タイトル:ボイス坂 〜あたし、たぶん声優向いてない〜(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :たかとおるい:高遠るい
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :藤林沙絵 (221 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

声優志望の少女の奮戦ストーリー。
赤枠オススメです。なお、詳細は書影クリックで。

それでは台詞解説。
オーディションで敗色濃厚になり、追い詰められた主人公の独白。
これまでの前振りとの相乗効果で、ものすごい迫力です。