名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/11/21 - の記事

本日の名台詞

「言えるチャンスのはずだったのに。演技だよってごまかして、逃げられるようにしておけば平気だと思ってた」
「辛いだけ?」
「……う」
「苦しいだけ?」
「……ううん。迷えるだけで、しあわせ、なのかも」


タイトル:天使のレシピ (2)(小説:電撃文庫)
作者  :おとぎまくら:御伽枕
絵師  :松竜
デザイン:?
編集  :?
キャラ :妹(名前不明) (55 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

天使のレシピ2は、このラノ2007でもおすすめさせてもらいました。恋愛について描いた連作短編もので、すすめている私自身も「天使は不要」と思い続けてますが、2巻になって根っこになる恋愛の「やりとりの部分がすごくよくなりました。

さて台詞解説。
兄を好きになってしまった妹が「告白するかどうか」で苦悩している中の一場面です。兄妹は演劇部だったのでそれを利用して「好き」というはずが結局言えず……。

タクティカル・ジャッジメント (9)

タイトル:タクティカル・ジャッジメント (9)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :しわすとおる:師走トオル
絵師  :緋呂河とも
デザイン:?
編集  :?

とりあえず第一部完。とはいえまだ続くのは確定のようです。
勝率10割、刑事裁判不敗の弁護士山鹿善行による、法廷エンターテイメントです。普通の法廷ものと違って、主人公自ら偽証とか証拠の偽造までやろうとするあたりが無茶ですが、でも基本的に法律関係の部分は実にしっかりと組まれているので、リアリティがある。
特にこの巻ではとうとう山鹿弁護士が、殺人の罪を着せられて逮捕されてしまい、日頃からの恨みを買っている検察側から何が何でも有罪にしてみせるという意気込みの中、どうやって自分の無罪を勝ち取るか?というおもしろい構成になってます。

2006年11月 の新刊情報 MF文庫J

築地さんがMFにも進出。さてどんな作品だか気になるところですね。

くじびき・アンバランス1 末吉編 浜崎達也
けんぷファー (1) 築地俊彦
桜乃きらほの夏色救急箱 月見草平
銃姫 (8) No Other Way to Live 高殿円
ソラにウサギがのぼるころ III ~mad tea party ~ 平坂読
ネクラ少女は黒魔法で恋をする3 熊谷雅人
フェスティバル上等。 三浦勇雄