名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/11/04 - の記事

超鋼女セーラ

タイトル:超鋼女セーラ(小説:HJ文庫)
作者  :てらだとものり:寺田とものり
絵師  :あいん:Ein
デザイン:?
編集  :?

タイトルみたらバカ小説じゃないかと思うのは当然の心理だと思うわけで。
読みましたよ、喜び勇んで。ウエルカムバカ小説みたいな気分で!
……大間違いでした、これはもうラブラブバカップル小説だよ!!
ヒロインで高三の先輩セーラが近接戦闘激強のロボット少女で実際ストーリーにはロボットバトルも出てくるし重要な設定なんですが、正直読んでる内にそんなことはもうどうでもよくなってきます。こっ恥ずかしいラヴこそ持ち味!

06/11/03 - の記事

本日の名台詞

「――で、どうして夏咲はそんなに沈んでいるの?」
「…………!?」
「ん? どうして分かるのって顔してるわね。自慢じゃないけど、あんたの母親を世界で一番長くやっているのは私よ? それぐらいすぐに分かるって」


タイトル:ウィッチマズルカ (2). つながる思い(小説:スニーカー文庫)
作者  :みずぐちたかふみ:水口敬文
絵師  :すまきしゅんご:すまき俊悟
デザイン:?
編集  :?
キャラ :綾白夏咲&綾白真紀 (202 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ああ姉妹愛、ああ友情。
というわけで魔法うんぬんは抜きにして読んでもらいたいシリーズです。
なお、男はこのシリーズではとことん虐げられてるので、百合妄想の入る余地は大いにある!と言っておきましょう。

それでは台詞解説。
妹とケンカしてしまい、へこんでいる夏咲。一応それなりに普通にふるまっていたつもりでも、母親にはお見通しなのでした。母、強し!

ウィッチマズルカ (2). つながる思い

タイトル:ウィッチマズルカ (2). つながる思い(小説:スニーカー文庫)
作者  :みずぐちたかふみ:水口敬文
絵師  :すまきしゅんご:すまき俊悟
デザイン:?
編集  :?

麗しき姉妹愛はいいなあ、友情っていいなあ、親っていいなあ、と思わせてくれます。

いわゆる魔法もの。魔法を使うには、血筋とそれなりの手順と、そして使われる魔法を上回る価値を差し出すこと。いわゆる等価交換にすらならないというところがポイントです。
……が、このシリーズで注目していきたいのは魔法うんぬんよりも、血こそ繋がっていないけれどそんなことは関係なく強い絆で結ばれた姉妹愛や、頼れる親、そして得がたい友情などの描写です。

レンタルマギカ 鬼の祭りと魔法使い (上)

タイトル:レンタルマギカ 鬼の祭りと魔法使い (上)(小説:スニーカー文庫)
作者  :さんだまこと:三田誠
絵師  :pako
デザイン:?
編集  :?

今回はみかんちゃんにスポットが。
まあいつも通りの話です。

06/11/02 - の記事

第五回文学フリマにて、『ライトノベル評論(?)』シリーズの新刊及び既刊を頒布

私も一部寄稿してますが、以下榎本海月さんの紹介文でお届けします。

以前にも「まいじゃー推進委員会!」様で紹介させていただいたことのある、同人誌『ライトノベル評論(?)』シリーズの新刊及び既刊を、第五回文学フリマスペースB-15にて頒布します。また、委託本も少数あります。
 各巻の内容については以下の通りです。

◎新刊
■ライトノベル評論(?)特別版 2005年オススメライトノベル! 特別価格1200円予定 102P

円環少女 (4) よるべなき鉄槌

タイトル:円環少女 (4) よるべなき鉄槌(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

三千世界の中で、唯一魔法という概念が無く、他の世界から来た者の魔法もこの世界の人間が「観測」することでなかったことになってしまう、魔法使い達にとって忌み嫌われる世界・地球。地獄と呼ばれるこの世界での、魔法使いと魔法使いに関わる人間達の戦いを描いたファンタジー。
……というのが物語の硬質な側面で、もうひとつの側面が嗜虐趣味を持つサドロリ少女な魔法使い・メイゼルさん大活躍の物語でもありますええ。

本日の名台詞

「せんせ、知ってる? 人間は細胞でできていて、細胞って五年くらいで全部入れ替わるのよ」
「だから、せんせは五年ずっとあたしのごはんだけ食べ続けたら”あたしのごはん人間”になるの。体ぜんぶに誰かの愛情がこもってるなんて、すごく素敵じゃない?」
「だからさっそく今日から、せんせのごはん、全部あたしが作ったげる」


タイトル:円環少女 (4) よるべなき鉄槌(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :メイゼル (18 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品の紹介は画像クリックで~>こればっか……

それでは台詞解説。
文章だけ読んでるとなんともまあ微笑ましい限りの光景ですが、ただひとつ問題があるとするとそれはメイゼルが壊滅的に料理の腕に問題があると言うことでしょう。あれを毎日……おそろしいことです……

06/11/01 - の記事

本日の名台詞

「ウィル子は、電子ウイルスなので、ハッキングくらいならお茶の子さいさいですよー」
「しかも大きなハードディスクを見ると、中身が国家機密だろうと激萌えハアハア画像だろうと、もう本能的に! 食べずにはいられません」


タイトル:戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :上田夢人
デザイン:なか:中デザイン事務所
編集  :?
キャラ :ウィル子 (28 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品紹介は省略。でもおすすめな新シリーズなのです。なんでもありなのです。

それでは台詞解説。
なんてことない台詞と言われるとそれまでなのですが、ウイルスって擬人化すると「けっ、こんなファイルは好みじゃねー!」とかいろいろ言いながら食事をしているかと思ったら妙にツボに来てしまったのでありましたとさ。

戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス

タイトル:戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :上田夢人
デザイン:なか:中デザイン事務所
編集  :?

まいじゃーイチオシの「お・り・が・み」シリーズの続編に当たる新シリーズ。
今回も期待を裏切らない暴走具合です。おすすめったらおすすめ。
なお、前作との関連具合や、果たして前作のキャラは出てくるのか?というあたりも気になるところだと思いますが……とりあえず期待して損はない、と言っておきましょう。
とはいえ、前作を読まずいきなりこっちを読み始めても何ら不都合はありませんので、こっちから先に手をつけるというのも大いにありです。
……しっかしいっそ清々しいくらいに、ギャグはあってもまともなラブがありませんねこの作者さんの作品は(笑)

吉永さん家のガーゴイル 11

タイトル:吉永さん家のガーゴイル 11(小説:ファミ通文庫)
作者  :たぐちせんねんどう:田口仙年堂
絵師  :日向悠二
デザイン:?
編集  :?

謎の全自動型門番な石像・ガーゴイルが町内の平和を守る! 御色町下町人情物語ファンタジーもいつの間にやら11巻を数える、ファミ通文庫の看板に。今回もさすがの完成度を誇ります。

今回は、病院でクリスマス。いつも通りではあるんですが、オチのつけ方をもっとも安易な方向に流していないあたりに好感が持てます。安心して図書館に置けるような良作シリーズですええ。