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もうすっかり安定の人気シリーズ。いわゆるお仕事もの。
その筋の方からも、『美人でロリな上司がいないこと以外はだいたいあってる』と支持されてるようです。
さて、今回は悪化した業績をカバーするために定型で売れる新規サービス開発が急務となり？
立華と姪乃浜の対決、待ったなし！

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なれるSEが、スポコンに！
ついに工兵に対等なライバル登場か！？

新米SEが主人公という、風変わりなラノベ第8弾。スポコンと表現したのは、あくまで8巻から受けるイメージなんですが、これまでの巻とはちょっと趣が違うのは確かですね。
タイトルで、『防衛案件』とあるように、今回は攻めではなく守り主体なので。
別会社にすでに稼働中の案件を奪い取られるとか、社会人にとってはまさに悪夢ですよ……なんと恐ろしい。

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もともとこのシリーズ、限りなくブラックな企業で奮戦する新人SEというテーマだったわけですが……

今回はもう露骨にやばいです。真っ黒。
大手企業が零細に押し付けるどうしようもなく劣悪な条件での客先常駐！
自分はIT絡みの知識はほとんどありませんが、今回のは一会社員として他人事ではないレベルでドキドキしましたよ！

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橋本課長。本名：橋本文月、御年29歳。
カモメさん。本名：賀茂芽衣。以上、今回の中短編集で分かった最重要事項です。

すったもんだの就活の末、なんとか入った会社はまさにブラック企業。
やりがいがありすぎて、綱渡り案件だらけの日々をなんとか乗り切るSE業界残酷物語です。ただし、仕事のやりがいとはなにかというのを考えさせられる話でも……あるかな？
とりあえずSE的なお仕事についてる層には、普段ライトノベルを読まない人だろうとぜひ読ませたいシリーズですね。ロリな美人上司以外は「あるある」となるはず。

ま、そんなシリーズですが今回は初の中短編集です。

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SE業界残酷物語。
我々が普段使っているネットワークの平穏は、こういう尊い人々の犠牲によって成り立っているのです。感謝・共感はするが、しかし同じ目には遭いたくない、社会人は涙なしには読めない？シリーズですね。

いつのまにか結果論的に仕事中毒みたいになりかけている工兵ですが、今回は東京を飛び出し地方で現地作業しまくり。工兵の実家も出てくるよ！

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帯のキャッチコピー曰く
萌えるＳＥ残酷物語。だ、そうです。なるほど言い得て妙だ。

採用時に聞いていた話と実体は大違い！　上司の横暴、無茶振り、残業に次ぐ残業、綱渡り案件など過酷な環境に放り出されながらも、ひよっこから徐々に成長していく新人社員・桜坂工兵の奮闘を描きます。

いやまじこのシリーズ好きだわ。まだ学生のうちだとこの物語はどこまでピンと来るかどうかわかんないんですが、社会人は共感するにせよしないにせよ、魂を（いろんな意味で）揺さぶらずにはおかない一作です。