名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

おおまくろう:大間九郎

12/05/29 - の記事

オカルトリック

タイトル:オカルトリック(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :おおまくろう:大間九郎
絵師  :葛西心
デザイン:?
編集  :?

デビュー作「ファンダ・メンタ・マウス」では、個性溢れる文章で読者の度肝を抜いた作者ですが新作ではずいぶん普通になってまし……いや、普通、か? 一見そう思えたんですが、やっぱり何かが違ってました。

一応オカルト+ミステリ風味。
元狐憑きの少年が、超絶美女な安楽椅子探偵の使いっ走りとして奔走する話なんですが……

各キャラが、要素だけ取り出すとテンプレに見えて実はけっこうぶっとんでます。特にねえさん(表紙のお方)はどうなってんだ。いちゃラブ……なのか!?

10/09/13 - の記事

ファンダ・メンダ・マウス

タイトル:ファンダ・メンダ・マウス(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :おおまくろう:大間九郎
絵師  :やすだすずひと:ヤスダスズヒト
デザイン:?
編集  :?

第1回このライトノベルがすごい!大賞<栗山千明賞>受賞作。

この作品に関してはあとがきを先に読んでもらった方がいいかもしれません。立ち読みしてみて、あとがきで興味が出たら読んでみるのもありで。
いや、実はですね私もこれ選考時にこれ読みだした時、「なんつう読みにくい文体だ!」と思いました。読みにくいというかとっちらかっているというか。それでも、文章に慣れ、読み進めるうちに展開が面白いのなんの、あっという間に夢中になって一気に最後まで読みました。
その時点では、癖は強いけどすごくおもしろかったなーだったんです。

で、その後経歴を聞き、なんとこれがはじめて書いた小説だと知って呆然ですよ!
いやはや、どうにも参りました。むろんおすすめです。