名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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08/11/13 - の記事

本日の名台詞

「……あの皇子は、幼いのです。きっと、あなたより、ずっと」
「……」
「何かわかったような顔をしても、実際は、わかっていないことのほうが多い。だから……、言わずとも察してくれる、などとは思わない方がいいでしょう。言えばいいのです。思ったことすべて。わからないというなら、そのことも伝えなければ、彼にはそれこそ永遠にわかりはしない。あなたのことも、ガーベラのことも、これからのことも」


タイトル:烙印の紋章 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :3
デザイン:?
編集  :?
キャラ :オルバ&ビリーナ (135 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

影の皇子の物語。

それでは台詞解説。
剣闘士のオルバが、ビリーナ姫に皇子のことを聞かれ答えている場面。この台詞のポイントは『自分のことをさも他人の意見のように答えている』ところ。自分で自分を子供だと認めているオルバはなんかかわいいですねえ(笑)

烙印の紋章 2

タイトル:烙印の紋章 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :3
デザイン:?
編集  :?

無敵の剣闘士オルバが、帝国の愚劣だった皇太子の影武者を演じるという、影の皇子の物語です。

戦うことにかけては天性の才を持ち、不穏な動きも察知して先回りしてみせるなどオルバは冴えまくり。
ただ、元々の皇太子は才能もない、素行も悪い駄目皇子だったのでアホなフリをしなくてはいけないという……。
そんなわけありすぎる皇子の元に政略結婚で嫁いできた、ビリーナ姫の動向にも注目。
定番な物語ではありますが、安心して読めるおもしろさがありますね。

繭の少女と街の防人

タイトル:繭の少女と街の防人(小説:電撃文庫)
作者  :くりふじろう:栗府二郎
絵師  :さかいはまち:堺はまち
デザイン:?
編集  :?

世界には、「あちら側」への境界があり、時にあちら側とこちら側が繋がってしまい、不安定な者が渡ってしまうことがある。そんな彼らを護り、引き上げるのが防人の役目……

人生に迷ったりして、境界を越えてしまう人々にまつわる物語。短編……いや、中編集かな?
防人であるクールな守よりも、あまりにも挿絵の美少女っぷりと、実際の言葉遣いにギャップがありすぎるミチルばっかりが印象に残ってしまいました(汗
この二人、特につきあったりはしてないっぽいけど、そういう仲に進展はするんでしょうかねえ。

2008年11月 の新刊情報 GA文庫

超自宅警備少女ちのり 小幡休彌
迷宮街クロニクル (1) 生還まで何マイル? 林亮介
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS (1) 榊一郎
サディスティック・エージェント2 中里融司
シャムロック 「幻惑のデュエリスト ですぅ~」 沢上水也
神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター3 大迫純一

神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 3

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 3(小説:GA文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :忍青龍
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)