名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「……あの皇子は、幼いのです。きっと、あなたより、ずっと」
「……」
「何かわかったような顔をしても、実際は、わかっていないことのほうが多い。だから……、言わずとも察してくれる、などとは思わない方がいいでしょう。言えばいいのです。思ったことすべて。わからないというなら、そのことも伝えなければ、彼にはそれこそ永遠にわかりはしない。あなたのことも、ガーベラのことも、これからのことも」


タイトル:烙印の紋章 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :3
デザイン:?
編集  :?
キャラ :オルバ&ビリーナ (135 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

影の皇子の物語。

それでは台詞解説。
剣闘士のオルバが、ビリーナ姫に皇子のことを聞かれ答えている場面。この台詞のポイントは『自分のことをさも他人の意見のように答えている』ところ。自分で自分を子供だと認めているオルバはなんかかわいいですねえ(笑)