名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/02/19 - の記事

本日の名台詞

僕は卑怯で、臆病だ。傷つきたくないから、いっそ一人きりで生きてゆこうと心に決めた日もあった。でも、みんなと出会って、いろいろなことがあって、こんな僕でも自分の中に小さな勇気を見つけることができた。それを決して捨てまいと思う。たとえどんなことがあっても、前を向いて歩いていこう。


タイトル:薔薇のマリアVer2―この歌よ届けとばかりに僕らは歌っていた(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :マリアローズ (348 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

舞台そのものは非常にウィザードリィっぽいです。ただし、その中に登場するキャラクター達が展開する人間ドラマは非常に魅力的。
これも毎度言ってますが、こういったRPG世界だと、主人公の成長は普通肉体的なレベルアップを描きますが、この「薔薇のマリア」シリーズではそうでなく、過去のいきさつから、傷つきやすく他人と距離を置きがちなマリアローズの精神的成長を描いているのが特徴です。
行きつ戻りつしながらも、少しずつパーティーのメンバーとうち解けていく様子がいいのですええ。

それでは本日の台詞解説。
ちょっとずつ、前向きに生きることができるようになった今のマリアの心境、ですね。『自分の中の小さな勇気』という表現がかなりツボ!

ドラゴンクライシス!―真紅の少女

タイトル:ドラゴンクライシス!―真紅の少女(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :きざきかや:城崎火也
絵師  :亜方逸樹
デザイン:?
編集  :?

ファンタジー。
ハトコである英里子が帰国早々、高校生の少年・竜司を巻き込んで闇ブローカーから奪還したひとつの遺物。しかし中から出てきたのはなぜか少女で、なぜか竜司にしか懐かない。その上、その少女の正体はドラゴンと判明して……。ラブコメ、になるのかな。それほど極端にコメディ寄りではないです。