名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/08/25 - の記事

本日の名台詞

「失礼ねっ! 成績優秀なわたしが、珍回答なんかするわけないじゃない!」
「成績優秀って、自分の宿題は召使いにやらせてるからだろ。テストだって、お抱え占い師にヤマを張らせてるから点がいいだけじゃないか。抜き打ちテストには弱いはずだ」
「そんなことないわよ、失礼ね。何でも質問してごらんなさいな」
「古生代デボン紀から中生代白亜紀末の地層で発見される化石で、オウムガイのような殻をもった頭足類の名は?」
「えーと……。ダ……ダイナマイト?」
「狙ってるんでなきゃ、ある意味、希有な才能だな」
「過去を振り返ってちゃ、未来はやって来ないのよ!」
「せっかくのいいセリフだが、用法がまちがってるぞ」
「わたしは文系なのよ。文系の問題を出しなさいよ」
「『しかも~である』を使って短文を作りなさい」
「アシカもほ乳類である」
「けっこう理系だな」


タイトル:ぷいぷい2!(小説:MF文庫J)
作者  :なつみどり:夏緑
絵師  :なもり
デザイン:?
編集  :?
キャラ :座堂シエラ&新木陣 (32 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ランプの魔神はツンデレお嬢様? なラブコメ第二弾。おすすめです。グッジョブです。

さて、台詞解説。
会話の掛け合いのテンポの良さを掴んでもらうためにだらだらと長めに引用しました。これで軽快なテンポの一端を感じてもらえるといいなあ。

ノベルジャパン0号がweb上でも公開

■ノベルジャパン お試し準備号

9月9日にホビージャパンから創刊される、小説・コミック・ビジュアルコンテンツ満載の月刊誌ノベルジャパン。その0号は、コミケ会場で配布していたのですが(私自身も含め)手に入れられなかった方も多いと思います。その0号がweb上でも公開されました。

これを機にHJ文庫の人気爆発となるのか!?

ぷいぷい2!

タイトル:ぷいぷい2!(小説:MF文庫J)
作者  :なつみどり:夏緑
絵師  :なもり
デザイン:?
編集  :?

実によいツンデレお嬢様です。あっぱれ。

ランプの精うんぬんという設定はライトノベルではけっこうよくあるネタ……のはずなんですが、このシリーズではその味付けが実に上手い!
猫っかぶりのお嬢様はランプの魔神の一族で、呼び出されて主人の願いを叶えることで満足度ゲージを集め、魔神レベルをあげないとダメ。なのですが、「呼び出す時は事前に携帯で連絡しろ」とか、とにかく要求が多くどっちがご主人様かわかりません。「今から映画見るから呼ぶな」とかありえない。しかしそういうツンツンの中にふと見せるデレがよいわけで……。
ゼロの使い魔のルイズに転ぶ人なら、こっちもぜひ読んでみましょう。超!高い確率でこっちにも転ぶこと確実です(笑

エトセトラ上等。

タイトル:エトセトラ上等。(小説:MF文庫J)
作者  :みうらいさお:三浦勇雄
絵師  :屡那
デザイン:?
編集  :?

上等シリーズの短編集です。
ただ、短編とはいうもののその時間軸はすべて「ジューンブライド上等。」の後日談になるので、実質続編と考えてもいいでしょう。
今回は人質の命が……などといった余計な要素がない分、すっきり終始ハイテンションで物語が展開していい感じです。曜子ファンや大目玉ファンは必読です(笑)