名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/05/05 - の記事

本日の名台詞

「アナタたちはこれだけの力があるのに、なんで何も欲しがらないのかな?世界とか! 言ってしまえば神の座とか! なんで……」
「勘違いしては、いけないの。
わたしたちは、すでに世界を手にしているの」
「「!?」」
「だから、みっともなくそれを欲しがったりしないの。そして、そんなものを欲しがっているような下らないザコに、いちいち構ったりしないの」


タイトル:お・り・が・み 龍の火(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :2C=がろあ〜
デザイン:LIGHTNING
編集  :?
キャラ :ヴィゼータ&リップルラップル (266 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

お・り・が・み、一見典型的な萌え系の物語に見えますが、さにあらず。
上に表示したのは1巻の表紙なんですが、これ見てる限りではどう見ても萌えに偏った話に思えます。正直に白状しますが、実際1巻読んだ時点で自分はいったん読むの止めました。
その後月日が流れ、玲朧月さんにオフ会であった折りに、「おもしろくなってきた」と言われ、それじゃあと思って続きを読んでみたら……いやはや。
もちろん萌え&コミカルな要素はそのまま残っているんですが、実にすごい展開になってます。あえて要素として列挙しますが

銀盤カレイドスコープ〈vol.2〉フリー・プログラム:Winner takes all?

タイトル:銀盤カレイドスコープ〈vol.2〉フリー・プログラム:Winner takes all?(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かいばられい:海原零
絵師  :鈴平ひろ
デザイン:こまつのぼる:小松昇
編集  :?

完全に1話の続きもいいとこなので、1,2巻セットで読まれる事をおすすめします。
シリーズそのものを未読でしたら銀盤カレイドスコープ〈vol.1〉ショート・プログラム:Road to dreamの紹介文をお読みください。

参考までに2巻はマスコミバッシングとの対決とか、あとはなんといってもフリーでの演技が見どころです。

銀盤カレイドスコープ〈vol.1〉ショート・プログラム:Road to dream

タイトル:銀盤カレイドスコープ〈vol.1〉ショート・プログラム:Road to dream(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かいばられい:海原零
絵師  :鈴平ひろ
デザイン:こまつのぼる:小松昇
編集  :?

なんといっても題材がフィギュアスケート小説ですよ!
この時点で激しく興味をそそられた方もいらっしゃるかもしれません。
主人公は16歳の少女・桜野タズサ。オリンピック挑戦の座をかけてライバルと争っている最中の女の子で、とにかく一言多い。
あえてネタバレは避けますが、まず最初のとっかかりで意表をついてきます。コメディ調ですが切り口がちょっと新鮮でした。
で、てっきりこのままコメディ調のまま最後まで行くかと思ったんですが……かなり本格的にフィギュアスケート小説しています。