名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

レギオン

07/05/15 - の記事

レギオン 2―きみと僕らのいた世界

タイトル:レギオン 2―きみと僕らのいた世界(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :山都エンヂ
デザイン:?
編集  :?

正直、こういう作品が電撃文庫で読めるとは予想外でした。
ネタがネタだけにちょっと読み人を選びますが、非常に満足できた読了感だったのでしっかりとおすすめさせていただきます。
いやはや、電撃で「自我」なんてものを扱う作品を読むことになろうとは!

07/04/13 - の記事

レギオン きみと僕らがいた世界

タイトル:レギオン きみと僕らがいた世界(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :山都エンヂ
デザイン:?
編集  :?

正直特にこれといった期待感とか持たずになんとなく読み始めたんですが、いやはやとんだ伏兵でしたねこれ。
明らかな2巻完結構成なんで、この1巻だけでは物語は中途半端もいいところで終わってしまってますが、この物語を綺麗に収束させることができたらものすごい勢いでおすすめしたいと思います。
現実世界と、異世界の話が交互に描かれるうちに、徐々に現実世界でもおかしな状況が起こり始めて異世界との接点が見えてくるという設定のSFなんですが……
神林長平ばりの(そこまで言うと言い過ぎかもしれないけど、例えとしては最適)心の行方や自我のあり方について描写されていきます。
まさかそんな話を読むことになるとは予想外もいいところでした。