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単発で読めて、しかも個人的には田中芳樹作品群の中でかなり上位にランクインする作品です。
吸血鬼ものなんですが、おこたでみかんを食べて日本茶をすすっているようなシーンが絵になってしまう吸血鬼が素敵。
吸血鬼が自らの生存権を守るために、一部の吸血鬼の暴走を未然に防止する「互助団体」っていう下りが妙にツボなんですよねこれ。
でこぼこコンビの雅香と淳司のペアもいい味出してます。
久しぶりに読みましたが、やっぱこの雰囲気はいいなー。

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ひさびさのアルスラーン戦記だったのですが、いやーやはりおもしろいです。
刊行ペース以外は何の文句もありません。戦記物としては一級のエンターテイメント作品ですね。
今から1巻から追いつくとなると、いろいろ大変かもしれませんが途中まで読んでいたと言う人ならぜひともお読みください。それだけの価値はあります。

しかし様々な描写に死亡フラグが透けて見えるような……気の回しすぎ？　じゃ、ないよなあたぶん。