名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ともぎりなつ:友桐夏

12/07/03 - の記事

星を撃ち落とす (ミステリ・フロンティア)

タイトル:星を撃ち落とす (ミステリ・フロンティア)(小説:東京創元社)
作者  :ともぎりなつ:友桐夏
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

日常ミステリ、学園ミステリ、どちらも作品の表現として間違ってはいませんが、全容とは言えない。これはそんな作品です。
ミステリの手法を持ち込んだ少女小説が最も近い、でしょうか。
しかしその説明さえ、実際読んでみるとちょっと違います。
作者は「友桐夏」と言えば、伝わる人には伝わるでしょう。
オンリーワンな、この雰囲気をぜひとも味わってください! 黒枠おすすめしますよー。

07/04/29 - の記事

楽園ヴァイオリン クラシックノート

タイトル:楽園ヴァイオリン クラシックノート(小説:コバルト文庫)
作者  :ともぎりなつ:友桐夏
絵師  :四位広猫
デザイン:?
編集  :?

個人的には心待ちにしていた友桐夏作品の新刊。今回もその期待に違わずやってくれました。
実にすばらしいリリカル・ミステリですっ!!
リリカル・ミステリってなに?と聞かれるとなかなか回答に困るんですが、あえていうならば友桐夏作品の作風そのものがリリカルミステリであると言ってもいいでしょう。体裁そのものはシリアス主体の少女小説定番な学園もの……のはずなのに、ふと気が付くと全く違う空気に支配されているという……。この人の作品はネタバレしてしまうとおもしろさが下がる気がするので、できればネタバレなしで読んでください。以下は軽くバレありで。

06/03/04 - の記事

白い花の舞い散る時間

タイトル:白い花の舞い散る時間(小説:コバルト文庫)
作者  :ともぎりなつ:友桐夏
絵師  :みなかみかおり:水上カオリ
デザイン:おおしまあむ:大島亜夢
編集  :?

一言で言うなら、
読め。いいから読め。

この本読むには本来余計な事前情報はできるだけ入れない方がよいのです。しかし、それで購入にまで踏み切れる人は少数派でしょうから、とりあえずあえて後から感想を挙げている安眠練炭さんの感想(そのリンク先はできれば読まずに)をチェックし、気になるようならうたたねこさんの感想をチェック、どうにもコバルトに突撃する決断がつかないようなら……以下ネタバレフィールド展開。

春待ちの姫君たち

タイトル:春待ちの姫君たち(小説:コバルト文庫)
作者  :ともぎりなつ:友桐夏
絵師  :みなかみかおり:水上カオリ
デザイン:おおしまあむ:大島亜夢
編集  :?

春待ちの姫君たちは、リリカル・ミステリー第二弾。
ただし前作である白い花の舞い散る時間 とは人物舞台とも全く別なので、いきなりこちらから読んでも大丈夫です。できれば私としては2作とも読んでいただきたいところですが……。
親友と内気ながらも楽しい学校生活を送る少女・赤音。そんな彼女の平穏をある日、クラスの中心的存在である少女・舞が……やはりミステリと冠されているからにはあんまり余計なこと言うとネタバレになりそうなので、これ以上は説明しません。ただ、ミステリとしてでなく青春小説としてもよかった、とだけ。思春期特有の今にも壊れそうな危ういバランスで成り立つ感情がうまく表れていたと思います。おすすめ。作家買いしてほいいくらいおすすめ。それと、絵師の

06/03/02 - の記事

リリカル・ミステリー 盤上の四重奏—ガールズレビュー

タイトル:リリカル・ミステリー 盤上の四重奏—ガールズレビュー(小説:コバルト文庫)
作者  :ともぎりなつ:友桐夏
絵師  :みなかみかおり:水上カオリ
デザイン:?
編集  :?

友桐夏さんのリリカル・ミステリー新作出ましたっ!!
基本的に作品は独立しているのでこれをいきなり読んでも構わないのですが、できれば白い花の舞い散る時間→bk1→amazon、春待ちの姫君たち→bk1→amazonもぜひお読み下さい。ともに最後の最後まで展開が読み切れないドキドキな作品です。