名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

10/08/02 - の記事

テルミー きみがやろうとしている事は

タイトル:テルミー きみがやろうとしている事は(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :たきがわれんじ:滝川廉治
絵師  :七草
デザイン:?
編集  :?

第一級の青春小説。開始わずか数ページにして作品に惹き込まれてしまいました。
ごちゃごちゃ書き連ねるよりもよほど破壊力があると思うので冒頭を以下にご紹介。

この物語には、二十六人の高校生の男女が登場する。
当然のようにこの物語は、二十六人の死と青春を描くものになる。

そしてこの物語は、必ずハッピーエンドを迎える。
なぜなら、この物語は始まりの時点が最も悲惨で、最も間違った状況だからだ。
彼らのうち、二十四人は、物語の始まりと同時に死亡している。

これが書き出しです。
どうです、嫌でも興味を惹かれるでしょう!! そして当然のように赤枠おすすめで。

迷い猫オーバーラン! 9 わたしがみんなに護られてるの♪

タイトル:迷い猫オーバーラン! 9 わたしがみんなに護られてるの♪(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :まつともひろ:松智洋
絵師  :ぺこ
デザイン:?
編集  :?

迷い猫オーバーランの新刊は、とりあえず一息。
修学旅行の顛末と、乙女姉さんがいなくなる!?危機について。

三つどもえの戦いは激しさをましつつあるようですが、ここではあえてそういう本筋の話とは全く関係なく、「女神様属性」について適当に語ってみましょう。
もちろん根っこに偉大すぎる姉・都築乙女の存在があることは言うまでもありません。

ふぁみぷれっくす ぼりゅーむ1

タイトル:ふぁみぷれっくす ぼりゅーむ1(小説:ファミ通文庫)
作者  :つきじとしひこ:築地俊彦
絵師  :河原恵
デザイン:?
編集  :?

疑似家族もの。
なんですが、なんだろうこのどこか妙ちくりんな感覚は。

キャラ配置とかが一見普通のようで「あれ? これおかしくね?」って感じ。
さらにメインヒロイン格がここまでしゃべらないのもある意味すごい。
手放しにおすすめするところまでは行きませんが、不思議配置の疑似家族ものを読みたい方に。