名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/08/04 - の記事

本日の名台詞

「信じることだ、レニィ。前を向いて戦うかぎり、勝利を疑ってはいけないよ。疑いが首をもたげたら、そのときは生き抜くために逃げるか、大切なひとを守って死ねばいい」
「ずいぶん簡単なんだな」
「難しいと思うのは、たぶん、自分で難しくしているからだよ」
「……かもしれねえ」
「愛して、憎んで、生きて、死ぬ。それが人生のすべてだ」


タイトル:薔薇のマリアVer1 つぼみのコロナ(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ロム・フォウ&レニィ (96 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

すっかり人気シリーズとなった薔薇のマリア。ウィザードリィ的な世界観の中で繰り広げられる冒険と人間模様。特に巻を重ねるにつれて、世界のありようと人間には深みが出てきました。
外伝的な位置づけですが、コロナを主役としたこの巻は最たるものと言えるでしょう。
あまり多くは語りませんが……涙なくしては読めません。
今まで「コロナ、うざい」「なんでいるの」などと思っていた人もいるんじゃないかと思いますが(ごめん、実はわたしがそうでした)……マリアナ海溝よりも深く反省してます。そんな過去を背負っていたとは……orz
この巻を読んで、180度コロナに対する見方が変わりました。

それでは台詞解説。
強敵とぶつかることになり、緊張を強いられているレニィに教えるかのような人生観をロム・フォウが語っています。このシンプルな価値観が実に彼女の性格と合っていると思います。

薔薇のマリアVer1 つぼみのコロナ

タイトル:薔薇のマリアVer1 つぼみのコロナ(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

コ、コロナ……なんてこったーっ!!(号泣

と、言った具合に涙無しでは読めない一冊です。
今までコロナの存在意義というやつがイマイチ見えてこなかったんですが、反省しました。
とにかく読んでくれと言うほかありません。
あうあう……。

ルルル文庫とガガガ文庫のライトノベル本詳細

平和の温故知新経由の情報です。
いや実はちょっと前に出ること自体は知ってましたが、なんでか知らないけどbk1にもamazonにも登録される様子がないので、ほんとに発売されるのか疑っていたのです(苦笑
当面登録される様子がないのでとりあえず紹介。両者ともに店頭に並ぶのは8月9日頃とのこと。
追記:登録されました。下に→amazonとしておきます。

●ルルル文庫の 『はやわかり!! ライトノベル・ファンタジー』 →amazon
●ガガガ文庫の「ライトノベルを書く!クリエイターが語る創作術」 →amazon

骨王 (1)アンダーテイカーズ

タイトル:骨王 (1)アンダーテイカーズ(小説:スニーカー文庫)
作者  :のむらけい:野村佳
絵師  :THORES柴本
デザイン:?
編集  :?

今年の新人はいきなり続物であることを前面に出して、大きく出たなーという感じですが、この作品もどうしようもなく途中で終わっているので、正直なところ真価はまだ完全にはわかりません。
しかし、レベルはかなり高そうです。

とりあえず1巻は伝奇というよりはサスペンスの感覚で読むのがいいのではないかと。
ストーリー展開がネタバレに直結しているのでうかつなことが言えないのです。
ただ、クセが強く人によっては登場人物……特に主人公に対してあまり思い入れを持てない可能性があるので、問題があるとすればそれくらいでしょうか。なにしろ「すぐキレる」若者風味なので……(苦笑