名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/11/09 - の記事

天空のアルカミレス (3)

タイトル:天空のアルカミレス (3)(小説:電撃文庫)
作者  :みかみえん:三上延
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?

現代ファンタジー。
細かいストーリーについては触れません。というより大事な部分はそこにあらず。この作者さんの作品には共通していますが、キーワードは幼馴染みと友達以上恋人未満です。
強度な幼馴染みストであり、幼馴染みな関係を書かせたら右に出る者はないのではないか、という作者の人ですが、このシリーズでは幼馴染みは脇……と見せかけてやっぱりあれでした。
そして、側で生活を続けるうちに、徐々に気になり始め、そして自分にとって特別な存在であることを意識しはじめる……そんな微妙で繊細な感情の描写が非常に冴えているのです。そういうのをお求めの方で、もしもまだ手を出していないようなら今すぐ書店にゴーなのですええ。

今日からいろいろ精進します(汗

えーっと、ようやく懸案事項がひとつ片付いて体が空きました。
いろいろやるべきことが山積みになっていて頭を抱えたい気分ですが、同人誌のこととか人気投票とか今週末までにはどうにか手をつけたいと思います……

そういえば全然脈絡ない話なのですが、某所で「なぜ〆切り前になるとオフロのカビ取りをしたくなるのでしょうか……」という、笑うに笑えない話が(でも笑う!)
やっぱり人間追い詰められると、意味不明な行動を取りたくなるもんですかねえ。私が遠い昔、まだ学生だった頃にはテスト前になると銀英伝一気読みとかしてましたが。
だめじゃん。

ボトルネック

タイトル:ボトルネック(小説:新潮社)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

すいません、やっと読み終えました……最近まで本が地層に埋もれてまして(汗

痛い、あまりにも痛々しい青春です。塩辛いなどという言葉ではこの読後感は表現しがたいです。
特に終盤の展開は吐血もの。いやそれぐらいグサッと来ます。