創 世 記
第18回
「演出とは何か」
あるいは、かっこ良さとわかりにくさの相克について
コラム準備項... 公開前の「ジュニアの系譜」原稿をお見せしたことを指します。 |
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脳みそについて詳しいサイトは、このへんとかにありますです。 |
森博嗣 ミステリ作家。96年「すべてがFになる」で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。国立N大学工学部建築学科で研究をするかたわら、膨大な量の著書を執筆している。 公式:森博嗣の浮遊工作室 村上春樹 いま日本で広く読まれている純文学作家の一人。同時にロシアや米国など世界的に読者を持つ。「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」など著作多数。 |
女の子にモテようと思ってロックンローラーを目指すのは正しいけれど、 ★ |
病床の宗方コーチが末期の際に書き残したノートのページの下のほうの最後のひとことは、もちろん「エースをねらえ!」でした。たぶん原作どおりです。もちろん、このノートが大写しになって、コーチがお亡くなりになるところは、この名作でも最大級の見せ場のひとつです。 |
(反転おわり)
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これは東京新聞のCMなので、ひょっとすると関東甲信越地区以外ではオンエアされていないのではないかと、いきなり思い当たりました。わからなかったみなさん、すみません |
「エース最終回」で、わたしは、なぜあんなもん(←すみません)に自分がそんなにまで感動してしまったのか、毎週、なまじ自由業で曜日の感覚がいい加減なものだから、うっかり見忘れないようにおともだちに「今日よっ、見るのよっ!」といちいちメールやFAXで注意してもらってまで、ちゃんと見続けずにいられなかったのか、わかったような気がしました。 |
あ、神は細部に宿るだった。 |
ロボコン ロボットコンテストを題材にした青春映画。淡々としたドキュメント方式で、奇妙なリアリティが胸に迫る。古厩智之監督。主演は長澤まさみ、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史。 →ama |
たまさか今朝、朝風呂にはいりながら読んだSPA!の3月30日号(なにしろお風呂でダラダラ読むので何週分も遅れがち)のDVD新作紹介欄(145ページ)で『ロボコン』(古厩智之監督)が紹介されているんですけど、村山章さまとおっしゃるらしいかたの文章が心を打ちました。
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高千穂遙 SF作家。80年「ダーティペアの大冒険」、86年「ダーティペアの大逆転」で星雲賞受賞。 公式:Takachiho-Notes |
(ちなみに、高千穂遙先生が温泉オフの時におっしゃっておられたけど、そもそも、ビジュアル作品を描くのが得意なひとは、ビジュアル表現で何かを伝えることに特化しているしその方面に自分を鍛えてきたので、そのビジュアル作品に関して本人にコトバでことこまかく説明させよーとしてもふつー無理だと。逆に、コトバでなにかを十分に説明し表現できるやつは、それと同じレベルの絵をモノすることができるような才能はもっていないものだと。脳みそちゅーのは、たいがいそーゆーふーにできていると。現存する唯一の例外が、ぬえの社長で、ビジュアルも文章もきっちり理解し監修できる自分であるともおっしゃっておられて、これには『クラッシャー・ジョー』やら『ダーティー・ペア』やらに熱狂したわたしとしては、確かになぁ、とうなずかざるを得なかったりしましたですが) |
指輪物語 「ロードオブザリング」の原作となったトールキンのファンタジー大作。新版の文庫では全9巻+追補編となっている。 →bk1 →ama →楽天 |
そんなこんな考えると、文庫6冊もある『指輪物語』(しかもあの凶悪なまでに細かな活字!)が、ほんの2時間ちょいの映画「たった三本」に、あの水準で再構築されたのは、まさに奇跡としか言いようがないなぁ。スマンが実は最初のイッコしかまだ見てないんだけどさ。ものすごい努力と根性と計算と思索と、そして「開き直り」が必要であったに違いない。 |
梶尾真治 短編SF作家。珠玉の時間SFはそのスイートな作風が根強い人気を誇る。「サラマンダー殲滅」で日本SF大賞受賞。ほか代表作に「おもいでエマノン」「黄泉がえり」など。 |
梶尾・黄泉がえり・真治さまが、どっかで、『SFでしか描けない、SFだからこそ書けるものを書いてこそのSF』みたいなことをおっしゃっていたのにも、強く共感するものです。 |
「負け犬の遠吠え」 著 酒井順子 講談社 (2003) →bk1 →ama →楽天 |
だから……たとえ一花咲かせてあとはお気楽に消費されるべき運命にあるところの“ライトノベル”であろうとも、そこらへんにまるで目配りできてないもんはイヤだわ、と思ってしまって、それであんまし読んでないのね。ごめんね。 |
「本気じゃないんで、笑ってください」 |