名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

富士見ミステリー文庫

07/08/13 - の記事

エクスプローラー5 学園三昧

タイトル:エクスプローラー5 学園三昧(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :きたやまだいし:北山大詩
絵師  :いしだあきら:石田あきら
デザイン:?
編集  :?

超視力や超聴力といった特殊な能力を生かして、様々な依頼を達成するエクサーとして生計を立てている高校生・透と響を中心にしたアクション。
……なのですが、この短編集では命を張った殺伐とした部分はごそっとそぎ落とされて、ラブコメ分が満載となってます。
なかなか進展しない透と響のバカップルぷりを堪能しましょう。

07/08/08 - の記事

2007年8月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

正直このレーベルは半ば見捨てられかけなのだと最近思っていたんですが……
おおおお、エクスプローラーの新作がっ!!

タクティカル・ジャッジメントSS 4 詐欺師の生まれた日 師走トオル→bk1→amazon
エクスプローラー5 学園三昧 北山大詩→bk1→amazon

07/07/13 - の記事

夜想譚グリモアリス2 堕天使の旋律は飽くなき 

タイトル:夜想譚グリモアリス2 堕天使の旋律は飽くなき (小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :かいとうれいじ:海冬レイジ
絵師  :松竜
デザイン:?
編集  :?

気位の高いツンデレさんの出てくるミステリな伝奇もの。
ゴスロリ服で、人あらざるもので、ちょっと甘い顔をするとすぐ電撃お見舞いしちゃうのに、でも下僕にかなり惹かれてますよ?
ほんとに素直じゃないですね。だがそれがいい。
速攻で紹介文を作成してるので酷い説明ですが、間違ってはいませんですええ。
とりあえず表紙買いしても後悔はしない!とは断言しておきます。

07/07/09 - の記事

食卓にビールを6

タイトル:食卓にビールを6(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こばやしめぐみ:小林めぐみ
絵師  :剣康之
デザイン:?
編集  :?

女子高生で人妻で作家で理系オタクで何が起きようとも全然動じない「私」のちょっとおかしなSF的日常を描いた物語。
いつも飄々として、人を食ったような展開で、それでいてけっこうシュールでもあったりする連作短編の数々。
これを読まずしてライトノベル好きを語るなかれ!

燃え燃え展開とかそういうものとは無縁なので多少好みはあるかもしれませんが、未体験なら一度はお試しを。超おすすめ。

07/07/05 - の記事

2007年7月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

ゴスロリも悪くはない。が。
「食卓にビール」を買わずして何を買おうというのかっ!!
このシュールで飄々とした女子高生理系オタク人妻の非日常な日常の日々をまだ未体験の方は一巻だけでも体験せよ。

マルタサギーは探偵ですか?5 探偵の堕天 野梨原花南
堕天使の旋律は飽くなき 夜想譚グリモアリス II 海冬レイジ
食卓にビールを6 小林めぐみ

07/06/14 - の記事

待ってて、藤森くん! 2

タイトル:待ってて、藤森くん! 2(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :いちじょうじかるた:壱乗寺かるた
絵師  :カントク
デザイン:?
編集  :?

間が開きましたが、特殊能力とか異世界人の登場しない純粋な学園ラブコメの2巻です。
相変わらず10年前に交わした約束が、果たして生徒会長とのものだったのかで悩む藤森くん。悩む割には、周りに相談しないで突っ走る傾向があり、それが原因で幼馴染みの吉野との関係もこじれてしまい……。
空回りの多い藤森くんの行動にはいろいろツッコミをいれたくなりますが、ラブコメとしては実に正しいですね。なんでややこしいことになっているのか、謎の一端が明かされますが逆に謎が謎を呼んでいるので、まだこの物語は続くようです。

07/06/12 - の記事

SHI-NO―呪いは五つの穴にある

タイトル:SHI-NO―呪いは五つの穴にある(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こうづきあまね:上月雨音
絵師  :東条さかな
デザイン:?
編集  :?

小学五年生にしてその精神性はどこまでも異質で、常人のとても理解できないような異常犯罪のトリックだけでなく、動機も見透かしてみせる。そして本人もそんな犯罪に魅入られている面がある少女・支倉志乃。そんな少女が唯一、日常の身の置き所として認めている平凡極まりない大学生「僕」と、志乃を中心としたサイコミステリ……なんですが。
今回は、そういう異常犯罪こそ出てくるものの全体的にどこかのんびりしています。
こんな穏やかな感覚は、シリーズ初かも? 志乃ちゃん成分を十二分に満喫してくださいませ。

07/06/06 - の記事

2007年6月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

とりあえず今月は無事に新刊出てますね(ぇ

SHI-NO ―シノ― 呪いは五つの穴にある 上月雨音
待ってて、藤森くん!2 壱乗寺かるた

07/05/17 - の記事

カタリ・カタリ―トキオカシ2

タイトル:カタリ・カタリ―トキオカシ2(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :はぎわらまり:萩原麻里
絵師  :鹿澄ハル
デザイン:?
編集  :?

時を渡る宿命を持った、「時置師」たちの物語です。
けっこう好き……だったんですが、残念なことにあからさまに打ち切り。
思わせぶりに出てきて全く活躍しないキャラがいるどころか、泣けることに大ボリュームのあとがきには未登場キャラの設定資料まであったりして、本来のエピローグに2ページくらいの追加エピローグがあって、それで無理矢理まとめてます。
その代わり、話の収束を無理にさせなかったため、物語としてはちゃんと読めます。2巻についてはもう割り切って、障害を越えた純愛の行方を楽しむ作品だと思った方がいいかも。その辺の台詞回しなんかはなかなか印象的な物もありました。さすがにガックリきて紹介文もまともに書けやしません。

うーむ……少女系は別として、少年系で和風伝奇やるとほぼ100%討ち死にしますね……(涙
今一生懸命成功例を思い出そうとしているんですが、さっぱり浮かんできません。トホホ。
と、ここまで書いたところでボッタクリ感が強くて(別に西尾維新は嫌いじゃないんですけど)今までスルーしていた刀語は貴重な和風伝奇の成功例なんじゃなかろうか?と思い至り、読んでおくべきか……と思案中です。

07/05/08 - の記事

2007年5月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

10日発売。トキオカシの2巻が来ました。うーん、富士ミスは完全に月2冊固定状態に入ってますね……

かりん 増血記 (9) 甲斐透
カタリ・カタリ トキオカシ2 萩原麻里

07/04/13 - の記事

GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出―

タイトル:GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出―(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :さくらばかずき:桜庭一樹
絵師  :武田日向
デザイン:?
編集  :?

学園内に半ばは幽閉状態で、本人もまた人前にはめったに姿を見せずひたすら本を読んでいる”灰色狼”との異名のある、驚異的な頭脳の冴えを駆使し「知恵の泉」の再構成を行うことで、どんな謎も解き明かす少女・ヴィクトリカと、日本からやってきた留学生の少年・久城一弥とのボーイミーツガール&ミステリ。
今回は短編集で、例の列車事件からなんとか無事に帰ってきた直後の話。

07/04/10 - の記事

ぼくのご主人様!?4

タイトル:ぼくのご主人様!?4(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :たかのゆうき:鷹野祐希
絵師  :和泉つばす
デザイン:?
編集  :?

性転換ネタで、そのうえミステリ要素もある一風変わったメイド小説「ぼくのご主人様!?」ですが、今回は中編と短編。
いつもとはちょっと違ったノリなので、まっとうな?メイド小説としてお楽しみいただけます。
いつも脇役に甘んじていた春生にスポットが当たってますね。胸の大きさに悩む日々を送る春生は、ありえない大きさを誇る吉香の胸の大きさの秘密に迫ることが出来るのかっ! ってな感じ(笑)

07/04/07 - の記事

2007年4月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出― 桜庭一樹
ぼくのご主人様!?4 鷹野祐希

07/03/19 - の記事

ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・すりー

タイトル:ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・すりー(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

すっかり読むのが遅くなってしまいましたが……相変わらずいい雰囲気なROOMの短編集です。
さて、とりあえずシリーズそのものの紹介をしておくことにしましょう。
よくこのシリーズは「えっちである」ことが引き合いに出されますが、その実体は同じくえろえろで知られる「かのこん」とは、かなり異なります。

07/03/11 - の記事

かくてアダムの死を禁ず 夜想譚グリモアリス

タイトル:かくてアダムの死を禁ず 夜想譚グリモアリス(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :かいとうれいじ:海冬レイジ
絵師  :松竜
デザイン:?
編集  :?

現代ファンタジーの要素の入ったミステリ。
ツンメインなデレありゴスロリ少女にシスターに社長秘書と来て、とどめに主人公は重度のシスコンだったので、これはガチガチの萌え系かと思いきや存外ちゃんとミステリしていたので、意外でした。だって富士ミスだし……ねえ?

07/03/08 - の記事

2007年3月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

寝不足でへろへろの頭には、アダムなんちゃらのゴスロリ少女が強く目に焼き付きました。いや、どうでもいいんですが。

かくてアダムの死を禁ず 夜想譚グリモアリス I 海冬レイジ
セカイのスキマ3 田代裕彦

セカイのスキマ 3

タイトル:セカイのスキマ 3(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :たしろひろひこ:田代裕彦
絵師  :綾瀬はづき
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/02/08 - の記事

2007年2月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

今月は非常に富士ミスは静か。

ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・すりー 新井輝
かりん 増血記 (8) 甲斐透

07/01/25 - の記事

麗しのシャーロットに捧ぐ―ヴァーテックテイルズ

タイトル:麗しのシャーロットに捧ぐ―ヴァーテックテイルズ(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :おぜきしゅういち:尾関修一
絵師  :山本ケイジ
デザイン:?
編集  :?

我々FMR(富士見ミステリー調査班)は、読者からの連絡を受けて、第6回富士見ヤングミステリー大賞を受賞した「ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ」の内容について、調査を開始した。そして驚愕の事実が明らかに……
「みんな、聞いてくれ。このヴァーテックテイルズなんだが……内容がホラーかつミステリだったんだよ!」
「な、なんだってー!?」

というわけで。
なんとなんと、富士見ミステリーなのにミステリで、しかもじわじわ効いてくる怖い話になってます。富士ミスなのに、ありえないことです(爆)。
ラブ寄せを信じて知らずに買った読者が右往左往する姿が目に浮かぶようだ……。いわゆるキャラクター小説を読みたい場合には、期待を大きく外されますが、その代りに緻密に構成された急展開、また急展開といった物語の妙を味わいたい方はぜひ! あえて例えると、C★NOVELSファンタジア新人賞作品の雰囲気にもっとも近い……かもしれません。普段富士ミスを手に取らない硬派?な層も、ぜひこの作品は読んでください。いやもう最後の最後まで緊張しっぱなしでした。

僕たちのパラドクス―Acacia2279

タイトル:僕たちのパラドクス―Acacia2279(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あつぎじゅん:厚木隼
絵師  :QP:flapper
デザイン:?
編集  :?

第6回富士見ヤングミステリー大賞<大賞>受賞作。
時間ものです。
西暦2279年の未来からやってきた時空監査法院の捜査官の少女・ハルナと、ハルナが任務遂行中に遭遇してしまった少年・青葉のボーイミーツガールなお話。タイム・パラドックスにも正面から踏み込んでいます。時をかける少女のような学園日常を描写したものではないですが、タイムパラドックスという本気で考え出すと実にややこしい話を扱っている割にはかなり読みやすく、その辺りが大賞を受賞した理由なのでしょう。

07/01/18 - の記事

2007年1月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

20日発売。
いずれも新人賞の受賞作品です。さあどんなものを読ませてくれるんでしょうか。

僕たちのパラドクス ―Acacia2279―   厚木隼
《第6回ヤングミステリー大賞<大賞>》

ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ   尾関修一
《第6回ヤングミステリー大賞<佳作>》

06/12/15 - の記事

さよならトロイメライ (7)

タイトル:さよならトロイメライ (7)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :いちじょうじかるた:壱乗寺かるた
絵師  :日吉丸晃
デザイン:?
編集  :?

これも一応現代学園異能に入るんですかね? 教えて偉い人!

さて、あえて言います。
実は私、このシリーズに関してはストーリー自体は右から左に記憶がすっとんでいるので、ちっとも覚えていないのです(汗 >不埒者
しかしそれでもお気に入りな理由はどのあたりにあるかといいますと、いろんなキャラの掛け合いが実にいーいテンションで矢継ぎ早に展開されるから。これがために毎回買ってる感じ。

06/12/14 - の記事

GOSICK (6)

タイトル:GOSICK (6)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :さくらばかずき:桜庭一樹
絵師  :武田日向
デザイン:?
編集  :?

短編も含めると、シリーズ8冊目。いやはやすっかり人気シリーズですね。
列車で学園に帰る途中に事件に巻き込まれた二人。無事に帰り着くことは出来るのか?
一見、相変わらず進展がないようでいて、その実二人の距離が恐ろしく近くなっていることを実感できる巻でした。ヴィクトリカと久城の間に結ばれた絆の深さを思う存分堪能してください。

06/12/13 - の記事

SHI-NO―愛の証明

タイトル:SHI-NO―愛の証明(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こうづきあまね:上月雨音
絵師  :東条さかな
デザイン:?
編集  :?

数少ない(今や希少価値?)富士見ミステリー文庫の中でちゃんとミステリをやりつつ、loveも着実に育ててきた小5の漆黒少女がヒロインの純愛ミステリです。
なんていうかもう志乃ちゃんは挿絵も含めて、破壊力強すぎです。

しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales

タイトル:しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :かどのこうへい:上遠野浩平
絵師  :くらもとかや:椋本夏夜
デザイン:?
編集  :?

安楽椅子探偵ならぬベッドの上の名探偵のしずるさんと、親友にして助手役のよーちゃんによる猟奇殺人ミステリ。うーん、やっぱりおもしろい。ゆったりしたペースでしか出ないのが残念ですが、これくらいがちょうどいいのかも。
逆にまだ3巻しか出てませんので、新規に手を出しやすいとも言えます。一応他の上遠野ワールドとも世界の繋がりを認識させる描写はありますが、それを知らなくても問題なく読める作りになってます。イラスト含めていい出来ですよー。

06/12/11 - の記事

ぼくのご主人様!? (3)

タイトル:ぼくのご主人様!? (3)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :たかのゆうき:鷹野祐希
絵師  :和泉つばす
デザイン:?
編集  :?

入れ替わり&TS(性転換)もののメイド物語も気がつけば第三弾。
今回は館の中ではなく、外部の人間が受難に遭います。
さすがに3回目ともなると、驚きはないのですがそれでもやっぱりTSもので出てくるイベントは確実に押さえられているので、TSもの好きにはこのシリーズはおすすめです。それから、このシリーズはメイドさんの仕事内容が実に懇切丁寧に描写されているので、細部にこだわる人には満足してもらえるんじゃないでしょうか。
今回はインパクトよりは人間ドラマ重視のようですええ。

06/12/10 - の記事

ネコのおと―リレーノベル・ラブバージョン

タイトル:ネコのおと―リレーノベル・ラブバージョン(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

2005年に開催された《秋葉原エンタまつり》において、富士見ミステリー文庫が主催したイベントから生まれた豪華執筆陣によるリレー小説。大変なことになってます(笑)
●著者
新井輝 築地俊彦 水城正太郎 師走トオル 田代裕彦 吉田茄矢 あざの耕平
●イラスト
駒都えーじ さっち しのざきあきら 村崎久都 緋呂河とも 若月さな 深山和香

内容は、不思議な力を持った学級日誌を次の日直に回していくというのが大筋で、あとは各作家による味付けでリレーをしていくわけですが……

06/12/09 - の記事

SHI-NO―天使と悪魔

タイトル:SHI-NO―天使と悪魔(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こうづきあまね:上月雨音
絵師  :東条さかな
デザイン:?
編集  :?

新刊……ではなく、1個前のもの。
例によって、地層に埋まってしまいずっと行方不明になっていたのですが(汗、新刊が出てしまったため捜索を打ち切り、買い直して慌てて読了。

……もっと早く読んでおけば! 志乃ちゃんのかわいさにブーストがかかって、新キャラも! くわー!>錯乱中
……失礼。とりあえず小学5年生の魅力に転がってください。手出しは御法度ですけど。

06/12/07 - の記事

2006年12月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

今月の富士見ミステリー文庫は超豪華っ!
まずはGOSICK、しずるさん、SHI-NOの新刊にはじまって、おっとさよならトロイメライに、ぼくのご主人様!?も新刊出ますね。
もう一つの目玉として豪華執筆陣によるリレー小説「ネコのおと―リレーノベル・ラブバージョン」にも注目。おなじみのキャラが活躍する……はずですたぶん。

06/11/21 - の記事

タクティカル・ジャッジメント (9)

タイトル:タクティカル・ジャッジメント (9)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :しわすとおる:師走トオル
絵師  :緋呂河とも
デザイン:?
編集  :?

とりあえず第一部完。とはいえまだ続くのは確定のようです。
勝率10割、刑事裁判不敗の弁護士山鹿善行による、法廷エンターテイメントです。普通の法廷ものと違って、主人公自ら偽証とか証拠の偽造までやろうとするあたりが無茶ですが、でも基本的に法律関係の部分は実にしっかりと組まれているので、リアリティがある。
特にこの巻ではとうとう山鹿弁護士が、殺人の罪を着せられて逮捕されてしまい、日頃からの恨みを買っている検察側から何が何でも有罪にしてみせるという意気込みの中、どうやって自分の無罪を勝ち取るか?というおもしろい構成になってます。