名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

晩杯あきら

11/09/15 - の記事

Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン

タイトル:Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン(小説:GA文庫)
作者  :のぞうみこうた:望公太
絵師  :晩杯あきら
デザイン:?
編集  :?

最後のオチがすべて。

いやー、最初タイトル見た時に「これレーベル間違ってね? ガガガ文庫じゃね?」と思いながら読み始めたわけですが、心底そういう話でした。
死にたくなって、ネットで調べたところ『自殺屋』の文字に目が留まってお仕事を依頼。かくして主人公に一週間後の死が予定され、最後の一週間を送ることになる……そんな後ろ向き青春ストーリー。
うーん、どう言ったものか。物見高い人にはおすすめ。なにせGA文庫最薄に近いんじゃないか、というくらい薄いこともあってあっという間に読めますので、そのオチとやらをご体験ください。

11/05/22 - の記事

キミとは致命的なズレがある

タイトル:キミとは致命的なズレがある(小説:ガガガ文庫)
作者  :あかつきかけや:赤月カケヤ
絵師  :晩杯あきら
デザイン:?
編集  :?

第5回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<優秀賞>受賞作。

これはすばらしいサイコサスペンス。
なにしろストーリーがストーリーだけに、明るく楽しい作風を好む方にはちょっと不向きですが、掴んだと思った傍からするりと抜け手のひらを返すかのような予想外の展開の連続が読者を掴んで離しません!
黒枠おすすめさせていただきます。