名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ながもりゆうや:永森裕哉

07/03/09 - の記事

多重心世界シンフォニックハーツ 下

タイトル:多重心世界シンフォニックハーツ 下(小説:スニーカー文庫)
作者  :ながもりゆうや:永森裕哉
絵師  :曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)
デザイン:?
編集  :?

複数人格者であることが普通、むしろ持っている人格の多い少ないで人の価値が決まるような世界。その世界で虐げられている人格を一つしか持たない、あるいは自由に人格を変更できない異常体質の人々がそんな世界を変えるために立ち上がる、レジスタンス活動を描写していくSF。

読み終えた感想としては、設定はなかなかおもしろかったんですが、物語の構造上どうあっても人を選ぶ作品なのは避けられないのでご注意を。
同じ肉体を三人格で共有し、さらに名前も性格も全く違う……ということは単純計算で、登場人物数が通常の2~3倍にはねあがります。ぶっちゃけ名前を覚えるだけで一苦労でした。

06/09/07 - の記事

多重心世界 シンフォニックハーツ 上.独声者の少年

タイトル:多重心世界 シンフォニックハーツ 上.独声者の少年(小説:スニーカー文庫)
作者  :ながもりゆうや:永森裕哉
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

上下巻なので、なんとも評価しにくい点はありますが……
少なくともお気楽に読もうと思っている場合には、この作品は向いてないかもしれません。
登場人物を覚えるのが大変なのです(汗