名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

すぎいひかる:杉井光

12/09/12 - の記事

楽聖少女2

タイトル:楽聖少女2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

音楽ものであることは間違いないんですが、尋常じゃない並行世界っぷりがものすごいインパクトとなって襲いかかるクラシック音楽ファンタジーバトル。ついでにIF歴史。ジャンル付けがおかしいようですが、これでだいたいあってます。
公式が謳う絢爛ゴシックファンタジーとか限りなく詐欺に近いから!
音楽家に限らず歴史上の人物が多数登場しますがアレンジっぷりが清々しいほどで、主役やヒロインは言うに及ばず、拳で語り合い、弟子を多数率いる武闘家であり音楽家であるハイドン先生とかどうしてこうなった。
だが、読んでみるとこれが実におもしろいし。単なる出落ちに終わってないあたりはさすが。

魔王ナポレオンが率いるフランス軍がウィーンに侵攻しようとするなか、ルゥの新曲はある理由も影響して、一向に進んでいなかった……。

12/05/11 - の記事

楽聖少女

タイトル:楽聖少女(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

まずはじめに。
この作品は単体できちんと楽しめる作品ですが、共に音楽という題材を扱っていてテーマとしてもかぶる部分があるので、作者の完結作品である 「さよならピアノソナタ」を読んだ方がよりおもしろく読めます。もし未読の方がいたら、これを読み終わって「おもしろかった!」と思った後でも構わないので目を通されることをオススメします。

で。設定がかっとばしてます。
もしできるなら、音楽がらみの話というくらいで余計な前知識はいれず読んだ方がおもしろいかもしれません。自分は一切事前知識なしに読んだので、唖然としつつ楽しみましたよ!

では以降、序盤の紹介するので目を通すかどうかは各自ご判断を。

11/12/04 - の記事

生徒会探偵キリカ1

タイトル:生徒会探偵キリカ1(小説:講談社ラノベ文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :ぽんかん(8)
デザイン:?
編集  :?

生徒会を軸とした学園青春模様としてはおもしろかったです。

杉井作品におなじみのタイプの主人公&ヒロインだったんで、一応割り引いて評価しようかなあとか思いつつ、結局はおもしろいものはおもしろいということでおすすめ。ただし(少なくとも1巻では)探偵らしきことはほとんどやってませんのでミステリを期待すると肩すかし食いますが。
会長のむちゃくちゃぶりが大好きです。おすすめ。

11/09/08 - の記事

神様のメモ帳 8

タイトル:神様のメモ帳 8(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

11/07/13 - の記事

神様のメモ帳 7

タイトル:神様のメモ帳 7(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

引きこもりの少女探偵アリスを中心に集まった、探偵助手の鳴海を語り手に描写されるちょっとほろ苦い青春ストーリー。

今回はホームレスに絡んだ物語。
ちょっといつもと少しだけ毛色が違うような、そうでもないような。少佐にスポットが当てられます。

11/03/24 - の記事

神様のメモ帳 6

タイトル:神様のメモ帳 6(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

ヒロさん、ついにジゴロ稼業を卒業か!?

ちと読むのが遅れてしまったけど、今回もいい話でした。
いやー、まさかあのヒロさんがねえ。人は見かけによらないというか、むしろ女たらしだからこそそこに着地したというか。
謎だったミンさんについていろいろ明らかになったりアリスのコスプレが見られたり(笑)、見どころはいろいろ。

11/02/23 - の記事

剣の女王と烙印の仔Ⅶ

タイトル:剣の女王と烙印の仔Ⅶ(小説:MF文庫J)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :夕仁
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

11/02/20 - の記事

花咲けるエリアルフォース

タイトル:花咲けるエリアルフォース(小説:ガガガ文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :るろお
デザイン:?
編集  :?

映像化した世界を死ぬほど見たいと思った作品はいつ以来でしょうか。全力で赤枠おすすめします!!

桜との感応、桜の花弁型攻撃機が、桜の花びらを散布して一帯の敵を殲滅する兵器とかなんつう発想だよ!

10/05/22 - の記事

剣の女王と烙印の仔 5

タイトル:剣の女王と烙印の仔 5(小説:MF文庫J)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :夕仁
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

10/05/18 - の記事

神様のメモ帳 5

タイトル:神様のメモ帳 5(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

安楽椅子探偵ならぬニート探偵アリスと、アリスの周りに集まる個性的なニートたちが事件を解決に導く物語。
今回は短編集。
……杉井作品も「さよならピアノソナタ」といい、立派に短編集が出るようになったんだなあと思うとなんだか感慨深いものがありますね。

今回は、事件の規模は小さめですが、ついに謎の多いミンさんにスポットが当たったりと見所はいろいろ。
特に野球いいよ野球。

10/03/28 - の記事

シオンの血族 1

タイトル:シオンの血族 1(小説:一迅社文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :きみしま青
デザイン:?
編集  :?

吸血鬼ものは古くからとある伝統がありますが、まさにこの作品はそれ。
実の姉弟がえっちな展開になってしまうのをはじめえっちい展開てんこ盛り、イラストもエロス!な吸血鬼もの。

いかん、エロいことばっかり気になってストーリーがうろ覚えだ(笑

10/01/30 - の記事

剣の女王と烙印の仔〈4〉

タイトル:剣の女王と烙印の仔〈4〉(小説:MF文庫J)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :夕仁
デザイン:?
編集  :?

数奇な運命に振り回され、死を運ぶ傭兵クリスと、歴史の表舞台から姿を消した託宣女王ミネルヴァの二人をメインに進む剣と魔法のファンタジー……なのですが。
あれですね、実はこの物語の隠れたもう一人の主役は、二人を利用して(と面と向かって断言している)自分の理想を追い求めるフランチェスカではないかと思います。

つか、ライトノベルでフランチェスカみたいに自分の目的のためにはすべてを切り捨てるタイプが主人公側にいるのって少ないかもしれない。

09/12/15 - の記事

すべての愛がゆるされる島

タイトル:すべての愛がゆるされる島(小説:メディアワークス文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/10/30 - の記事

剣の女王と烙印の仔III

タイトル:剣の女王と烙印の仔III(小説:MF文庫J)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :夕仁
デザイン:?
編集  :?

こと3巻に関しては、聖女とも呼ばれるザカリアの指揮官・フランチェスカの独壇場だとあえて断言しましょう!
自らの陣営が生き延びるためには、どんな卑怯な手段でも厭わない徹底した現実主義の王(指揮官)というのは、実はものすごくレアなキャラかもしれません。
それを読むだけでも十二分な価値があると思います。

《星喰らい》と呼ばれ、敵は愚か、災厄を運ぶとして味方にも恐れられる傭兵の少年・クリスは、戦場で大剣を振るい《塩撒き》と恐れられる少女・ミネルヴァと運命の出会いをする。ミネルヴァの確実な未来視さえもねじ曲げ、ミネルヴァの死さえも喰らうというクリスの力はどこから来るものなのか……クリスの戦う先には屍しか生まれないのか。
剣と魔法のファンタジー。

09/10/10 - の記事

さよならピアノソナタencore pieces

タイトル:さよならピアノソナタencore pieces(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

恋と音楽と革命の物語。
その外伝というか、この物語の場合はアンコールというのが一番ふさわしいでしょうか。
4巻よりも後の物語と、響子がまだ中学生だった頃のエピソードなどが収められてます。
少なくともここ数年読んできた恋愛ストーリーの中では最大のお気に入りです。
洋楽もクラシックもアウト、楽譜読むなんて無理無理!という人間でも、どこかから音楽が流れてくるかのように楽しめる優しく切ない物語でした。

うかつに触れるとネタバレになりそうですがとりあえず……
表紙のウェディングドレス姿の真冬を拝めただけでもうなにもかも満足です!

それでは以下はネタバレありの雑感を。
既に読んだ人以外は見たらめーですよー?

09/07/30 - の記事

剣の女王と烙印の仔 2

タイトル:剣の女王と烙印の仔 2(小説:MF文庫J)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :夕仁
デザイン:?
編集  :?

こと戦いになると、主人公のクリスは超強いです。なんてこった杉井作品なのにヘタレじゃない!?

どんな絶望的な戦場からも必ず生還する傭兵、”死神”クリスと、予見の能力を持ちながらも女王の座から逃げた”塩撒き”ミネルヴァ。運命の出会いを果たした二人の激動の運命を描く物語です。

09/07/21 - の記事

神様のメモ帳 4

タイトル:神様のメモ帳 4(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

行動力のあるヘタレが、能あるニート達を動かす!

ドクターペッパーを主食とし、引きこもり生活を送りながらもあらゆる出来事を見通す少女探偵・アリスと、アリスをとりまくひねくれ者だけど気のいい変人たちが、様々な謎を解き明かしていく青春ミステリです。

いつもながらヘタレで打ちのめされてばっかりの鳴海少年、なんだかんだ言いつつもしっかりみんなに影響与えてますねえ。これも一種のカリスマ!?

09/04/24 - の記事

剣の女王と烙印の仔 1

タイトル:剣の女王と烙印の仔 1(小説:MF文庫J)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :夕仁
デザイン:?
編集  :?

火目の巫女のような救いのない鬱ではないですが、重い運命を背負った主人公によるシリアスな剣のファンタジー。
今回の作品は、内輪パロディとか一切無い、100%ガチですよ?
定評ある?不器用なツンツンヒロインは健在……というか、この新シリーズではさらに洗練されているかも。

09/02/22 - の記事

さくらファミリア! 3

タイトル:さくらファミリア! 3(小説:一迅社文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :ゆでそば
デザイン:?
編集  :?

西洋で出したら発禁食らったり、作者暗殺間違いなし!? 聖書をネタにしたフリーダムでシリアス&コメディな家族小説です。

聖書の記述を生かしつつ、ルシフェルが幼女になってたり、天使が揃いも揃ってルシフェルにめろめろだったり、神の御子が二人とも美少女だったり、ユダはヘタレだったり、ガブリエルがエロいお姉さんになっていたりと、むちゃくちゃな改変がされてます。それを楽しむだけでも十分なのですが、これでちゃんとかりそめのものとはいえ家族愛を描いた小説としても成立してるあたりがおすすめポイントですね。

09/01/15 - の記事

ばけらの!2

タイトル:ばけらの!2(小説:GA文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

現役ラノベ作家&執筆生活を、キャラを人外化して性別とかもいじったコメディ。

で、これ確かに元ネタを知ってるとより楽しいことは否定しませんが、普通にラブコメとして読んでもかなりおもしろいです。
特にイズナ。イズナのツンデレっぷりは破壊力抜群!

09/01/01 - の記事

恋と音楽が目の前に広がる「さよならピアノソナタ」MAD

【ラノベMAD】End of Goodbye【さよならピアノソナタ】(ニコニコ動画)
※ニコニコ動画のアカウントがない方はこちらのリンクで視聴できます。
龍花さん謹製。

今日び動画MADが圧倒的な攻勢を誇る中、静止画によるラノベMADに拘る龍花さんに敬礼!
ピアノの旋律が、作品の雰囲気によく合っています。革命担当(笑)の先輩などをすっぱり切って、ナオと真冬の二人の物語という構成にしている点がポイントですね。なお、過去に紹介した禁書MADなども龍花さんの作品なので、興味が湧いたらマイリスをチェックしてみてください。

08/12/10 - の記事

さよならピアノソナタ〈4〉

タイトル:さよならピアノソナタ〈4〉(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

恋と音楽と革命をテーマにした珠玉の青春ストーリーも、ついに完結。
すばらしい終幕でした。
赤枠おすすめさせてもらいます。未読の方はぜひ4巻一気読みを!

08/10/30 - の記事

さくらファミリア! 2

タイトル:さくらファミリア! 2(小説:一迅社文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :ゆでそば
デザイン:?
編集  :?

聖書をネタにしたラブコメ。
……何言ってるんだお前は、と言われそうですが神自身や神の子とかその辺を美少女化すればほら!>なにが「ほら」だ。

神の子が二人の聖少女に分かれて出てきたり、ガブリエルは色気いっぱいお姉さん、ルシフェルは幼女など、既にこの時点で相当やりたい放題感が漂いますが、実際に読んでみると適当宗教観の日本万歳!みたいな内容です(笑)

08/09/22 - の記事

08/09/13 - の記事

ばけらの!

タイトル:ばけらの!(小説:GA文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

つい赤枠でおすすめにしちゃいました、てへっ。

発売前から一部には話題になっていた「杉井ヒカル」というラノベ作家が主人公のコメディ……
などと聞くと、メタ小説がどうとかそういう議論が必ず持ち上がってきます(めんどくさいのでその辺りの話はパス)。
実際、平和の温故知新でネタ満載な「ばけらの!」元ネタ解説一覧というエントリまで出来てしまうくらいネタまみれには違いないんですが……。

最後まで読んだ印象からすると、ラノベ作家ネタなど一切知らなくてもしっかりしたエンタメ作品として楽しめる作りになっています。
内輪ネタという部分を抜きにしても十分におすすめ。

08/08/09 - の記事

さよならピアノソナタ 3

タイトル:さよならピアノソナタ 3(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

思わず音楽を聴いてしまいたくなる、音楽が絆で結ばれあった仲間の青春小説。
クラシックやロックに造詣が深ければより作品に同調できますが、音楽知識皆無でも思わず夢中になって呼んでしまうだけのパワーを持ったシリーズです。
本気でイメージCDとか出ませんかねえ……これ。学園小説、青春小説としておすすめです。

天才ピアノ少女と呼ばれながら突如表舞台から姿を消した少女・蛯沢真冬。
その少女と思わぬ場所で邂逅した少年・ナオは、お互いのコミュにケーションにしょちゅう躓きながらも、お互いになくてはならない存在として絆を深めていきます。

08/07/17 - の記事

さくらファミリア!

タイトル:さくらファミリア!(小説:一迅社文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :ゆでそば
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/06/11 - の記事

神様のメモ帳 3

タイトル:神様のメモ帳 3(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

ニート探偵アリスと、彼女を取り巻くちょーっとまともな社会からははみ出てしまったけれど、憎めない個性的な面々の集う青春模様。
ミステリという形式を利用して、普段は隠されている人の裏の部分を描写する事で、ほろ苦くてけれどもどこか優しい青春の一ページをエアが来だしています。
3巻を持って綺麗に完結しました。(たぶん)

08/05/19 - の記事

死図眼のイタカ

タイトル:死図眼のイタカ(小説:一迅社文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :しいのゆい:椎野唯
デザイン:?
編集  :?

電撃では青春小説路線に転換を果たしていますが、そもそものデビュー作は割ときっつい内容の伝奇小説。
そんな伝奇杉井、あるいは黒杉井路線が帰ってきました!
地方都市・伊々田市を支配する旧家・朽葉嶺家。
朽葉嶺家の裏側にまつわる黒い因習が引き起こす事件を描写しています。

08/03/08 - の記事

さよならピアノソナタ 2

タイトル:さよならピアノソナタ 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

恋と音楽、特に音楽の部分が非常に魅力的かつ力強く書かれた青春小説。
天才ピアニスト少女と騒がれながら、心因性の障害で右手が自由に動かせずピアノ界から姿を消していた少女・蛯沢真冬。
人を寄せ付けない孤独なオーラを持つ彼女を、強引に引っ張り込んだ民族音楽研究部の面々を描きます。青春小説好きと、音楽好きな方には強くおすすめ。