名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

羽戸らみ

08/03/19 - の記事

樹海人魚 2

タイトル:樹海人魚 2(小説:ガガガ文庫)
作者  :なかむらくろう:中村九郎
絵師  :羽戸らみ
デザイン:?
編集  :?

相変わらずわかりにくいながらも、中村九郎入門としては最適のシリーズ。
不死の存在である怪物”人魚”。街を壊滅の危機に陥れる人魚に対抗するため、同じ人魚でありながらも調律された”歌い手”を”指揮者”が操って戦うバトルアクション……と、見た目だけ解説するとこんな感じです。
実際読んでみると、やっぱりその独創的な感覚に圧倒されます。思い切りハマるか、それとも途中で投げ出すかの二択。中村九郎作品はそういう麻薬的な魅力を持っているのです。

07/05/26 - の記事

樹海人魚

タイトル:樹海人魚(小説:ガガガ文庫)
作者  :なかむらくろう:中村九郎
絵師  :羽戸らみ
デザイン:?
編集  :?

個人的にひいきしてる中村九郎新作です。
最初に断っておきますが、相変わらず序盤は読みにくいです。開始数ページで早くもつまづく可能性が……
ただし、序盤さえ越えてしまえば、なんと普通に伝奇ものとしておもしろいよ!
しかもラブストーリーだよこんちくしょう!
今まで発表された作品の中では、一番物語展開がすっきりしてます。
庶民ナイズされすぎて烈な個性がなくなると、個人的には寂しいものがありますが今ぐらいのバランスだと個人的にはちょうどいいかな?
アリフレロに比べ、一段と進化してきました。
(ひいきも入ってることは全く否定しませんが)この個性は魅力的。おすすめです。

07/01/05 - の記事

鳥篭姫と王樹の実

タイトル:鳥篭姫と王樹の実(小説:コバルト文庫)
作者  :かつらたまき:桂環
絵師  :羽戸らみ
デザイン:?
編集  :?

2005年のノベル大賞入選作家のデビュー作。
腕っ節がやたら強く、不良なんか簡単にのしてしまうけれどお姫様願望は人一倍強い女子高生・つゆり。
自分を護ってくれる騎士を求めるある日、生涯一度だけ使える意中の人を虜にできるという「環」を手に入れて……。美形で過保護なくせに純情病という難儀な家庭教師・古澄を巻き込んだ恋愛ファンタジー……と、いうことにしといてください(汗
多少ひねりも入っていてテンポはなかなかよかったけど、どこをどう説明したらいいのかどうにも困るというか。うーむ。