名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

HJ文庫

07/07/29 - の記事

2007年8月 の新刊情報

超鋼女セーラ ロボ娘とボクの黄金週間 [前編] 寺田とものり
あの日々をもう一度 健速
AKUMAで少女 わかつきひかる
ブレスレス・ハンター3 葛西伸哉

07/07/19 - の記事

螺旋の国の3ドリル

タイトル:螺旋の国の3ドリル(小説:HJ文庫)
作者  :とみながひろし:富永浩史
絵師  :夕仁
デザイン:?
編集  :?

モデラー者な少年二人と、ドール者が異世界に飛ばされる話、と聞くとああ定番だなあと思われることでしょう。
まあ確かにその通りではあるのですが……タイトルに「ドリル」などとつくからにはピンと来るかと思います。
そう、とにかくドリルです。なにはともあれドリル。
いい意味でバカな設定になっていて、その割にきちんとした物語でした。
それと委員長がいい味出してました。もっと出番が欲しかったくらい。

07/07/07 - の記事

カッティング ~Case of Mio~

タイトル:カッティング ~Case of Mio~(小説:HJ文庫)
作者  :はねだだいすけ:翅田大介
絵師  :も
デザイン:?
編集  :?

第1回ノベルジャパン大賞<佳作>受賞作品。
何事もそつなくこなすけれど、自分自身と周りからの自分の評価の落差に戸惑う少年と、リストカット少女のボーイミーツガール恋物語。
実はちょいと仕掛けがなくもないのですが、それの有無関係なくよかった。
台詞は割にオサレっぽいものが出てくるんですが(笑)、作品に違和感なく溶け込んでます。おすすめ。
7月発売のHJ新人作品は総じておすすめですね。うーーん、これはHJ文庫への評価そのものを上方修正する必要があるかも。

SAS スペシャル・アナスタシア・サービス

タイトル:SAS スペシャル・アナスタシア・サービス(小説:HJ文庫)
作者  :とりいひろし:鳥居羊
絵師  :まったくモー助
デザイン:?
編集  :?

第一回ノベルジャパン大賞<優秀賞>受賞作。
当然ながらSASと聞くと、イギリスの特殊部隊を連想しますが、意識して作られてます。
内容としては、小国の行く末を握る王位継承者を守るため、少女のチームによる身辺警護をするアクション。
極端にミリタリーに傾いてはいないので、非常に読みやすいのではないかと。
アナスタシアの冷静で、それでいてけっして冷たいわけではないそのスタイルに惚れました。

07/07/06 - の記事

たま◇なま ~生物は、何故死なない?~

タイトル:たま◇なま ~生物は、何故死なない?~(小説:HJ文庫)
作者  :ふゆきしのぶ:冬樹忍
絵師  :魚
デザイン:?
編集  :?

第一回ノベルジャパン大賞<大賞>受賞作。
宇宙から飛来した鉱物生命体の少女が、とある少年を改造し、次世代作成の協力をさせようとするSFラブコメ。
よいボーイミーツガールであり、よいツンデレであり、よい青春ストーリーでもあります。
これはおすすめ。

07/06/28 - の記事

2007年7月 の新刊情報 HJ文庫

6月30日発売。
今月はノベルジャパン大賞の受賞作が刊行されます。いよいよ真価を問われる時?

たま◇なま ~生物は、何故死なない?~《第1回ノベルジャパン大賞<大賞>》 冬樹忍
SAS スペシャル・アナスタシア・サービス《第1回ノベルジャパン大賞<優秀賞>》 鳥居羊
カッティング ~Case of Mio~《第1回ノベルジャパン大賞<佳作>》 翅田大介
魔法の海兵隊員 ぴくせる☆まりたん L.B.ジョンソン

魔法の海兵隊員 ぴくせる☆まりたん

タイトル:魔法の海兵隊員 ぴくせる☆まりたん(小説:HJ文庫)
作者  :L.B.ジョンソン
絵師  :ヒライユキオ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/06/21 - の記事

「ノベルジャパン」がふと気がつくと、『きゃらの!』として新装刊する件について

ホビージャパンから、ライトノベル雑誌として刊行されていた「ノベルジャパン」。
発売当初から、いきなり月刊で立ち上げとは無謀でとち狂ったことを勇気ある試みだなあと思っていたら、どうやらビジュアル中心の雑誌になるようです。
詳細は新装刊『きゃらの!』2007年6月30日発売!!でどうぞ。

07/05/30 - の記事

2007年5月 の新刊情報

うらにわのかみさま ~邪神さまにおねがい~ 神野オキナ
戦姫 ~少年は荒野に立つ 夏緑
せんすいかん まとめ 水城正太郎
鉄刃サザン 大迫純一
ハカナさんがきた! 着の巻 織田兄第
くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ! 清水文化

鉄刃サザン

タイトル:鉄刃サザン(小説:HJ文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :FBC
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

うらにわのかみさま3 邪神さまにおねがい

タイトル:うらにわのかみさま3 邪神さまにおねがい(小説:HJ文庫)
作者  :かみのおきな:神野オキナ
絵師  :龍炎狼牙
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/05/05 - の記事

ビンヅメ乙女ゴコロ

タイトル:ビンヅメ乙女ゴコロ(小説:HJ文庫)
作者  :あまもりまもる:雨森麻杜
絵師  :成瀬裕司
デザイン:?
編集  :?

表紙絵とあらすじをチラ見した段階では、超がつく不運なドジ眼鏡っ娘のラブコメかと思ったんですが……少女の不運には理由には魔法絡みの理由が隠されていて、謎解きがわりとクライマックスにくる話でした。アクションもあり。

07/05/03 - の記事

クイーンズブレイド ソード・オブ・ユニコーン

タイトル:クイーンズブレイド ソード・オブ・ユニコーン(小説:HJ文庫)
作者  :おきたえいじ:沖田栄次
絵師  :えぃわ
デザイン:?
編集  :?

自分はクイーンズブレイドのキャラクターブックの方は持っていません。(中身もちゃんと見たことはないので、サンプル程度を知ってるだけ)
適当な自己理解では対戦型キャラクターブック、という名前の『画集』だと思ってます。
そんなわけでまともな知識は全然ない状態で、どの程度えろえろなんだろうとか半分は不純な動機から(笑)読んでみたわけですが……
このクイーズブレイドは正しくライトノベルとしての限界点で踏みとどまっていて、ある意味良心的かも。

07/04/26 - の記事

2007年5月 の新刊情報 HJ文庫

4月28日発売。
連休の関係でHJ文庫も発売日が前倒しされています。

そして今月は、もしかするとHJ文庫の今後を左右しうるクイーンズブレイドのノベライズ?が登場です。

グロリアスドーン3 少女は宵闇に彷徨う 庄司卓
クイーンズブレイド ソード・オブ・ユニコーン 沖田栄次
ビンヅメ乙女ゴコロ 雨森麻杜
おたすけ退魔! シールドガールズ2 すずきあきら
助けて秋吉くん!! ―西条麻耶の場合― 不破悠

07/04/07 - の記事

ゴッデス! 1.女神さまって大変なの♪

タイトル:ゴッデス! 1.女神さまって大変なの♪(小説:HJ文庫)
作者  :ひかわれいこ:ひかわ玲子
絵師  :近衛乙嗣
デザイン:?
編集  :?

物語開始早々いきなり異世界に飛ばされるなり、襲ってきた騎士を殺して手に入れたのはなんと神の力。
「相手の神を倒した者は、その力を自分の者にすることが出来る」という神々が支配する弱肉強食の異世界で、右も左も分からないまま女神様になってしまったアキラと親友の桜羅子はいったいどうなるのか。
北欧神話をモチーフにした神の名前などが出てきて、それぞれの神の役割を想像したりできたりなどする点はおもしろいかも。
個人的にはベレー帽をかぶった表紙イラストに負けました(笑)
物語はまだまだ続くようです。ちょっと文体は軽めになってますが、さすががベテランが書いてるだけあってそつなく物語が展開します。

模造王女騒動記 フェイク・フェイク カーム・ブレイカー

タイトル:模造王女騒動記 フェイク・フェイク カーム・ブレイカー(小説:HJ文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :藤田香
デザイン:?
編集  :?

コミカル系のファンタジー。
うちにあったガラクタの中に混ざっていたカプセルから出てきた美少女は、自称王女の身代わりアンドロイド。主人公の少年筐平はそんなことは全然信じなかったけれど、とりあえずめんどうを見ることに。どうにも常識を知らない少女の行動に振り回されるうちに、おかしなことに……。

んー、まあぶっちゃけ榊一郎作品では定番中の定番の王女ものってところでしょうか。続くようです。

07/03/28 - の記事

2007年4月 の新刊情報 HJ文庫

模造王女騒動記 フェイク・フェイク カーム・ブレイカー 榊一郎
装甲騎兵ボトムズ コマンドフォークト 野崎透
ゴッデス! 1. 女神さまって大変なの ひかわ玲子
戦艦人間ハヤト3 決戦!果てなき宇宙へ!! 大迫純一
串刺しヘルパーさされさん3 ~呪われレジェンド~ 木村航
FLAG ~戦場カメラマン・白州冴子~ 渡辺麻実 原作:高橋良輔、TEAM FLAG

串刺しヘルパーさされさん3 呪われレジェンド

タイトル:串刺しヘルパーさされさん3 呪われレジェンド(小説:HJ文庫)
作者  :きむらこう:木村航
絵師  :中村哲也
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/03/09 - の記事

超鋼女セーラ(2)

タイトル:超鋼女セーラ(2)(小説:HJ文庫)
作者  :てらだとものり:寺田とものり
絵師  :あいん:Ein
デザイン:?
編集  :?

ロボット少女が恋する女の子になる話。
1巻と違って、アクション成分が多めで撃甘ラブラブなところは減ってしまったなあ……などと思いつつ読んでいたんですが甘かった。
最後の最後で、脳天逆落としでロイヤルスイートな撃甘ッぷり炸裂。ラブコメスキーはこのシリーズ必見です。
あーあと、人間くさいロボット少女に惹かれる人にもぜひ。

プリンセスはお年頃(3)

タイトル:プリンセスはお年頃(3)(小説:HJ文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :みやまわか:深山和香
デザイン:?
編集  :?

実は淫魔サキュバスなお姫様が、教会からつけ狙われ、そして反撃。ファンタジーなロードノベルです。
同作者の某売れ筋作品の元となった作品をリライトすることで日の目を見た作品。
この巻にて完結。……サキュバスの秘密がまさかあんなことだったなんてっ! ちと意表つかれましたええ。

07/02/28 - の記事

2007年3月 の新刊情報 HJ文庫

超鋼女セーラ、2巻来ました。

アレクシオン・サーガ 五代ゆう
プリンセスはお年頃!3 榊一郎
ゲノム・スパイラル 高平鳴海
超鋼女セーラ ロボ娘はボクの夢を見る 寺田とものり
せんすいかん その3 水城正太郎

アレクシオン・サーガ

タイトル:アレクシオン・サーガ(小説:HJ文庫)
作者  :ごだいゆう:五代ゆう
絵師  :いのまたむつみ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/02/03 - の記事

月の娘 2

タイトル:月の娘 2(小説:HJ文庫)
作者  :わたなべまさき:渡辺まさき
絵師  :山田秀樹
デザイン:?
編集  :?

魔女も魔法も出てくるのに全体としては和風なファンタジーという、たぶん読んでみないと雰囲気の想像がつかないであろう作品です。
一応アクションシーンもあるのですが、基本的に派手さはなく、登場人物もわかりやすい派手さとは無縁です。そのかわり丹念に土地の風俗や食事シーンなどを積み上げて、日常感覚の溢れる物語になっています。田舎はいいものです。
じんわりしっとりと染みてくるタイプのお話なので、できればのんびり読まれるのをおすすめします。ちなみにこの巻で完結。

くじびき勇者様3番札 誰が聖女よ!?

タイトル:くじびき勇者様3番札 誰が聖女よ!?(小説:HJ文庫)
作者  :しみずふみか:清水文化
絵師  :牛木義隆
デザイン:?
編集  :?

くじびきのご神託で重要な物事が決定されてしまうソルティス教が勢力を持った世界で、運悪く?くじびきによって選ばれてしまった勇者とその従者が、がんばるというファンタジー。
とはいえ実際には肩書き上は従者のポジションである、宮廷料理人にして重度の研究依存症(笑)の少女・メイベルが主役です。
この作者の書く作品の共通事項として、設定が恐ろしく細部まで作り込まれているので、物語を楽しむのに世界観構築を重視する人におすすめ。

07/01/30 - の記事

2007年2月 の新刊情報 HJ文庫

1日発売。

月の娘2 渡辺まさき
くじびき勇者さま 3番札 誰が聖女よ!? 清水文化
ルイスとネピア ~佐藤家の選択~ 貝花大介
聖工の末裔 八原ゆうき
地獄少女 恨みの紋章 広真紀

07/01/05 - の記事

グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ

タイトル:グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

地球よりはるかに高い文明を持つドリルな?宇宙人と、人間の共生ストーリー……というか、平たく言うと「ドリルいいよドリル」と連呼するSFです。おお、一瞬で説明できた(笑
2巻では、どうみても人間の感情を学習中といった感じのティセに、妹が現われて話がこじれて戦ったり戦わなかったりします。正直作中怒濤のように出てくるカタカナはろくに頭に入ってなかったりしますが……とにかくポイントはドリルと百合!

06/12/26 - の記事

2007年1月 の新刊情報 HJ文庫

28日発売。
グロリアスドーンの2巻が来ました。……最後までこのペースだと読む方も安心できるんですけどね(ボソッ

ハカナさんがきた! 織田兄第
グロリアスドーン2 少女は夕暮れに遊ぶ 庄司卓
うらにわのかみさま2 ~夜空の海と炭酸と~ 神野オキナ
戦姫 ~侵略の多国籍軍 夏緑

うらにわのかみさま 2

タイトル:うらにわのかみさま 2(小説:HJ文庫)
作者  :かみのおきな:神野オキナ
絵師  :龍炎狼牙
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

06/12/05 - の記事

くじびき勇者さま2番札 誰がお荷物よ!

タイトル:くじびき勇者さま2番札 誰がお荷物よ!(小説:HJ文庫)
作者  :しみずふみか:清水文化
絵師  :牛木義隆
デザイン:?
編集  :?

くじびきは神聖なもので、重要な物事はくじ引きで決められる……そんな宗教が圧倒的な勢力を持った世界で、運悪く?くじ引きに選ばれてしまったコンビが救世の旅に出る話。
どっかで「くじびきがすべてを決める」設定について、もにょっている感想を見かけましたが、そもそも清水文化作品の肝はそんな部分にはないわけです。

●1にも2にも設定なので、設定スキー御用達小説といってもいいくらい。
がちがちに世界観を固めてますね。描写されてない部分も含めて、徹底的に世界が構築されてます。うんちくも大好きで具体的に言うと2巻のあるシーンでは、気象変化について延々ニページ以上うんちくが展開されたりします。ヒロインが、機嫌がいい時もストレスを感じた時も解説を垂れ流すという「設定」があるとはいえ、一応ファンタジーのはずなんですけど(笑)

06/12/04 - の記事

あしたびよりII 真鍮の四肢

タイトル:あしたびよりII 真鍮の四肢(小説:HJ文庫)
作者  :あまもりまもる:雨森麻杜
絵師  :下北澤鈴成
デザイン:?
編集  :?

「あしたびより」の続編にして後日談にして完結編。
1巻で割ときれいに話が終わっていたので、どうかなーと思っていたのですが、重い過去を引きずりつつ健気にがんばるメイドのルシアと魔術師のイルクのその後がみられてまあよかったかな、と。あまり派手な部分はないけど、ちょっと優しくなれるファンタジー。そんな感覚でどうぞ。