名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

電撃文庫

06/11/20 - の記事

鳥篭荘の今日も眠たい住人たち (1)

タイトル:鳥篭荘の今日も眠たい住人たち (1)(小説:電撃文庫)
作者  :かべいゆかこ:壁井ユカコ
絵師  :テクノサマタ
デザイン:?
編集  :?

変人ばかりがより集まったアパートの住人たちが織り成す人間模様。
16歳の引きこもり女子・キズナをメインとしながら、さまざまな住人の日常が語られていきます。ああ、人生って塩っ辛くて切ないなあ……でも、悪いことばっかりじゃないよね!そんな気持ちにさせられる作品。淡々とした作風で書かれてはいますが、例によってさりげに重い話が入り込むあたり油断できません。

フォーソルティアの風

タイトル:フォーソルティアの風(小説:電撃文庫)
作者  :あいはらみつと:藍原みつと
絵師  :KeG
デザイン:?
編集  :?

お空が舞台のボーイミーツガールもの。

06/11/16 - の記事

まいじゃー同人誌「とある魔術の応援目録」&「お・り・が・み初心者読本CD」通販告知

すいません、さんざんお待たせしてしまいました(汗
夏コミで販売した「とある魔術の禁書目録」の同人誌と「お・り・が・み」CDの通販を実施します。
詳細な内容は
とある魔術の応援目録はhttp://maijar.jp/?q=node/444を、
「お・り・が・み初心者読本CD」はえーと人物紹介とか用語集とかイラストとか。

申込期間は11月30日まで。その後は禁書本のみショップ委託に移行します。お・り・が・みCDは元々の値段の問題もあるので委託しません。なお、お・り・が・みCDについては冬コミで委託販売を実施しますが、禁書目録本の方は未定です。

06/11/11 - の記事

サインをつかめ!

タイトル:サインをつかめ!(小説:電撃文庫)
作者  :はせがわまさし:長谷川昌史
絵師  :桜井熾竜
デザイン:?
編集  :?

学園ミステリ風。4人のメインキャラによる、視点切り替え方式です。サインを信じれば必ず願いはかなう!という話。
ぶっちゃけ超がつくご都合主義ですが、ここまでくればいっそ清々しいですええ。

皇帝ペンギンが翔んだ空

タイトル:皇帝ペンギンが翔んだ空(小説:電撃文庫)
作者  :さいきりゅーじ:祭紀りゅーじ
絵師  :Kアニキ
デザイン:?
編集  :?

幽霊の出る片田舎の城の管理人のシスター奮闘記……とでもしておきます。
コメディ要素は割とあるようにみえて、実はそれほどでもなかったりします。
ストーリーはなかなかいいのですが、一人一人のキャラは薄いため。あまり特定のキャラを追いかけずストーリーを楽しむ方向け。あとがきには続編を匂わせるような感じもありますが、1巻できっちり話は片が付いてますね。

06/11/10 - の記事

ボクのセカイをまもるヒトex

タイトル:ボクのセカイをまもるヒトex(小説:電撃文庫)
作者  :たにがわながる:谷川流
絵師  :織澤あきふみ
デザイン:?
編集  :?

一読すればわかりますが、谷川流が心の赴くままけっこう好き勝手に書いてるシリーズです。
いわゆる現代ファンタジーの部類ですが、主人公や登場人物、時には作中の設定についても地の文でツッコミが入るような小説になっているので、好き嫌いは少し分かれるかもしれません。
あ、それと割と大きな要素だと思うんですが、作者の意向かはたまた編集の趣味なのか挿絵が狙ったようにことごとくエロいものばかりというのは……おもしろいからもっとやってください(笑) 電車で読むのがちょっとアレかもしれませんが。

タザリア王国物語2 黒狼の騎士

タイトル:タザリア王国物語2 黒狼の騎士(小説:電撃文庫)
作者  :スズキヒサシ
絵師  :あづみ冬留
デザイン:?
編集  :?

リネア様の出番がほとんどなかった……ちくしょう、ちくしょう……
などという私情はさておき、影武者がいろいろ悲惨な目に遭いながら健気にがんばる話というよりも、いわゆる戦記ものっぽくなってきました。たぶんほんとはそういう話です。
一部のファンの間では、リネア様の嗜虐趣味を見守るという趣旨が違う話になってますが気にしてはいけません。私も含めて。

七不思議の作り方

タイトル:七不思議の作り方(小説:電撃文庫)
作者  :さたけあきら:佐竹彬
絵師  :千野えなが
デザイン:?
編集  :?

学校の七不思議。でもホラーではないです。以上説明終わり。

06/11/09 - の記事

天空のアルカミレス (3)

タイトル:天空のアルカミレス (3)(小説:電撃文庫)
作者  :みかみえん:三上延
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?

現代ファンタジー。
細かいストーリーについては触れません。というより大事な部分はそこにあらず。この作者さんの作品には共通していますが、キーワードは幼馴染みと友達以上恋人未満です。
強度な幼馴染みストであり、幼馴染みな関係を書かせたら右に出る者はないのではないか、という作者の人ですが、このシリーズでは幼馴染みは脇……と見せかけてやっぱりあれでした。
そして、側で生活を続けるうちに、徐々に気になり始め、そして自分にとって特別な存在であることを意識しはじめる……そんな微妙で繊細な感情の描写が非常に冴えているのです。そういうのをお求めの方で、もしもまだ手を出していないようなら今すぐ書店にゴーなのですええ。

06/11/07 - の記事

2006年11月 の新刊情報

新シリーズとかいろいろ出てきてますが、あえて!
タザリア王国物語2巻に注目したいと思います。さあ、リネア様はどんな活躍をみせてくれるのか!

いぬかみっ!11 有沢まみず
我が家のお稲荷さま。 (6) 柴村仁
鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1) 壁井ユカコ
ボクのセカイをまもるヒトex 谷川流
小さな国の救世主3 いまどき英雄の巻 鷹見一幸
タザリア王国物語2 黒狼の騎士 スズキヒサシ
天空のアルカミレス III アルカミレスキラー・ガール 三上延

絶世少女ディフェンソル (4)

タイトル:絶世少女ディフェンソル (4)(小説:電撃文庫)
作者  :まさとまき:マサト真希
絵師  :芳住和之
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

06/10/21 - の記事

ツンデレよりも怖き者 サドロリよりも嗜虐趣味……その名はリネア様!

なんかいきなりタザリア王国物語1巻 影の皇子のアクセスが急増していたので、何事かと思ったら……
もう一つの夏へにてリネア様のことが話題になっていたのですね(笑)
(なお強烈なサドっぷりを先入観なく読みたい場合は、リンク先は読了後に目を通すのをおすすめします)
リンク先でも参照できますが、リネア様のサドっぷりを表したものとして以下の一文が秀逸です。

恋するリネア様はせつなくてジグリットを想うとすぐライバルを物理的に排除しちゃうの。

06/10/18 - の記事

バッカーノ!1934 (獄中編)

タイトル:バッカーノ!1934 (獄中編)(小説:電撃文庫)
作者  :なりたりょうご:成田良悟
絵師  :エナミカツミ
デザイン:?
編集  :?

その昔、とある葡萄酒によって不死者になってしまった者達の繰り広げる群像劇。
むやみに個性的だったり、やたら強かったりするとんでもキャラクターたちがこれでもかというくらいわんさか出てきます。中でもアイザック&ミリアのコンビは、このバッカーノ!の顔とも言うべき存在。一回読んだら忘れられない強烈な印象を与えます。
だんだん、登場人物表を隣に置いておくか何かしないと、人物が把握しきれなくなってきたのが悩みの種。

06/10/16 - の記事

護くんに女神の祝福を! (9)

タイトル:護くんに女神の祝福を! (9)(小説:電撃文庫)
作者  :いわたひろき:岩田洋季
絵師  :佐藤利幸
デザイン:?
編集  :?

魔法のような万能の力・ビアトリス。その力に憧れて、ビアトリスを学ぶために新しく学校にやってきた少年・吉村護と、その彼に入学早々運命的な出会いをしたビアトリス制御の天才「魔女ヴェアトリーチェ」の異名を持つ鷹栖綾子。この二人のラブラブッぷりを中心とした、ラブコメです。

巻が進むにつれ、ラブコメ部分だけでなくビアトリスの謎にまで踏み込むことが多くなり、その過程で護くんは「無自覚」に、他の女の子の好感度を片っ端からあげまくっています。ヒロインとの仲はあまりにも盤石なために、誰が近づこうと当て馬にしかならないのですが、そうとわかっていても楽しく読めますね。
この巻でも一段とフラグを立ててしまったような……なんかもう罪な女殺しさんです護くん。

06/10/14 - の記事

10/14の22:00から空鐘完結記念チャット開催します。

10/14(土)の22:00から「空ノ鐘の響く惑星で」完結記念チャットを開催します。
開催場所はhttp://konoyohko.sakura.ne.jp/cgi-bin/zoo/内の第三ルーム(予定)です。
当然ですが、完全ネタバレ前提。ネタバレが嫌な方はまちがってもチャットに参加はされないように警告しておきます。というかですね……
私は例のあれについて言いたくて言いたくてしょうがないのですが、ネタバレはよろしくないので必死に我慢しているのです! 空鐘12巻読了した方にはきっとわかってもらえる! ああ言いたいのに言えない! 穴掘って「王様の耳はロバの耳~!」と叫ぶ代わりにチャットをする気になったわけですええ

キノの旅―The beautiful world (10)

タイトル:キノの旅―The beautiful world (10)(小説:電撃文庫)
作者  :しぐさわけいいち:時雨沢恵一
絵師  :黒星紅白
デザイン:?
編集  :?

相変わらず実にそつがないですね。
一見学校図書館に置くと最適な人畜無害な作品に見えて、その実「通り過ぎるだけで何かを解決したりはしない」という大原則を知ると、「ああ、人生って厳しいんだなあ」という世の中の現実を知ることができる、古き時代のおとぎ話のような感覚で読むことができます。
この間の場合だと、ペットを飼う国でのオチが実にいいなあ、と。今回はあとがきもばっちりです(笑)

06/10/13 - の記事

彼女は帰星子女 4 (4)

タイトル:彼女は帰星子女 4 (4)(小説:電撃文庫)
作者  :うえのゆう:上野遊
絵師  :あかざ
デザイン:?
編集  :?

宇宙人と地球人の混血で、どこにも今まで「居場所」がなかった少女・絹がようやく見つけた安らげる場所、気の置けない友人、そしてかけがえのない人・望。
……あえてストーリーにはつっこんで触れませんが、単に恋というよりも絆をテーマに書かれている気がするこのシリーズも4巻で完結です。果たして絹と望、二人の想いの結末はどうなるのでしょう。
正直言って、宇宙人の帰化政策とかけっこうスケール的には大きいはずなのですが物語的にはかなり地味な部類に入ります。無茶な展開というものがないせいかもしれません。その代わり、「絆」に関わることは細かく描写されているのでじっくり味わうには向いてます。下町青春SF、とか勝手に呼称してみたり。

世界は悪魔で満ちている? 2 (2)

タイトル:世界は悪魔で満ちている? 2 (2)(小説:電撃文庫)
作者  :あいはらあきら:相原あきら
絵師  :南野彼方
デザイン:?
編集  :?

1巻の作品紹介見てもらうとわかりますが、どうしようもなくおバカなラブコメ。
天使と悪魔が出てきますが、なんというかまあ……これを読んで、何か崇高な気持ち(笑)になったり、人間的に成長したり(笑)しようなどと考える真面目な人には向いてませんが、その場でくだらんテキストを読んで笑えればいいのだ、と思う人にはおすすめできます。私はけっこう好きです。
あらすじなんぞ必要あるとは思えないので省略!(笑)
ヒロインが、2巻に至っても主人公に弱みを握られてるからだと言い張って、一緒に登校したりはては自分からご飯を作りにいこうとしたりするあたりも実にバカらしくて素敵。

06/10/12 - の記事

狼と香辛料 (3)

タイトル:狼と香辛料 (3)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

行商人のロレンスを主役にして、ライトノベルで経済という要素を持ち込んだ希有なライトノベルです。
で、ありながらも獣耳にしっぽな、姿は可憐で、けれどもいいようにロレンスを翻弄する賢狼の化身な(見かけは)少女をすえることで、堅苦しさも感じないという絶妙なバランスの元で出来上がった逸品。あーこれたぶん、けっこう女性受けもいいんじゃないのかな?と思ってみたり。
3巻の内容としては、いやもう愛だねえ!というしかないですね。

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (12)

タイトル:空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (12)(小説:電撃文庫)
作者  :わたせそういちろう:渡瀬草一郎
絵師  :いわさきみなこ:岩崎美奈子
デザイン:?
編集  :?

良質ファンタジーたるこのシリーズもついに完結です!
いやー……終わってしまいましたねえ。こういう長期シリーズが終わると、読み終えた満足感ともう続きが読めないという寂寥感を同時に味わいます。しばらくは余韻に浸っていたい、そう思えるくらい実に満足のできるファンタジーでした。

ちなみに誰しもが気になるのは物語そのものの行方もさることながら、ウルクvsリセリナの恋の行方だと思いますが……

06/10/11 - の記事

付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います

タイトル:付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います(小説:電撃文庫)
作者  :おどうあきひこ:御堂彰彦
絵師  :タケシマサトシ
デザイン:?
編集  :?

唐突ですがおすすめです。
アンティークショップに集まる怪しげな道具が引き起こす事件……という舞台設定は、これも人気のある題材でかなり過去に色々読んできてます。さて、お手並み拝見と言ったところだったわけですが……
おお、これはおもしろい。
とりあえずイラストにまずやられました(笑)
肝心の本編は、そこのアンティークショップで働く普通の男子高校生・刻也と、美人だけど無表情系でクールな住み込みバイトの舞野咲、そして店主なのによく偽物をつかまされる都和子の3名が主な登場人物です。

シゴフミ―Stories of Last Letter

タイトル:シゴフミ―Stories of Last Letter(小説:電撃文庫)
作者  :あまみやりょう:雨宮諒
絵師  :ボコ
デザイン:?
編集  :?

シゴフミとは? 死後文のこと。その死後文を届ける配達人と、手紙を託す死者、残された生者について綴った連作短編集。ただし、基本的には各編は独立してます。
そうですね、派手さはありませんが相変わらず地道に確実に読める短編を書かれてます。そもそも短編書けるということ自体が貴重なので、がんばってほしいですね。

とある魔術の禁書目録(インデックス) (11)

タイトル:とある魔術の禁書目録(インデックス) (11)(小説:電撃文庫)
作者  :かまちかずま:鎌池和馬
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?

自発的な能力としては役立たず、でもカウンターとしてなら最強なあらゆる異能を打ち消す右手「幻想殺し(イマジン・ブレイカー)」で、主人公の上条当麻が見かけた「助けを求めている人」を片っ端から救ってフラグをたてまくる話です。……あれ? なんか微妙に違う?

さて、11巻ではローマ正教側が舞台、オルソラとかアニェーゼが再登場です。まさか再登場するとは……。あと、どうも天草式のとある女の子も次に向けての仕込みのような気が

06/10/09 - の記事

二四〇九階の彼女

タイトル:二四〇九階の彼女(小説:電撃文庫)
作者  :にしむらゆう:西村悠
絵師  :高階@聖人
デザイン:?
編集  :?

ちょっと変則的なロードノベル。
外の世界を求めて、階層世界を下へ下へと旅を続け、様々な世界を巡る少年と、相棒のカエル(のようなもの)の物語です。
それぞれの階層では全く違う世界が広がっていて、共通するのは神の代行機械であるアントロポシュカと世界と世界を繋ぐ「門」、そこに至る「鍵」となる人物。それぞれの世界で主人公の少年が体験したことを綴る連作短編形式になってます。
ちょっと世界観をつかむのに最初混乱して、行きつ戻りつしたりしたんですが、それぞれの世界に特徴があっておもしろく読むことが出来ました。あと、基本的には少年のお目付役的な役割にいるカエルが非常にラブリーで、カエルの挿絵に思わず萌えました(笑)
カエルかわいいよカエル。

06/10/05 - の記事

2006年10月 の新刊情報 電撃文庫

連休が絡んでいるため、一部の地域ではかなり早く出回りそうな感じです。
狼と香辛料は早くも3巻が、そして禁書目録の新刊も来ました!

キノの旅 X the Beautiful World 時雨沢恵一
護くんに女神の祝福を! (9) 岩田洋季
とある魔術の禁書目録 (11) 鎌池和馬
空の鐘の響く惑星で (12) 渡瀬草一郎
はにかみトライアングル (4) 五十嵐雄策
狼と香辛料 III 支倉凍砂
バッカーノ!1934 獄中編 Alice In Jails 成田良悟
でぃ・えっち・えぃ そのろく! ゆうきりん

06/10/01 - の記事

レジンキャストミルク (5)

タイトル:レジンキャストミルク (5)(小説:電撃文庫)
作者  :ふじわらゆう:藤原祐
絵師  :くらもとかや:椋本夏夜
デザイン:?
編集  :?

そっちは崖です。行ったら危険です。馬鹿野郎行くなって言ってるのが聞こえないのか!
な、ほのぼのさのオブラートに包まれたダーク調のファンタジー第5弾です。

というように、巻頭の漫画だけを読んでる限りでは、幸せラブコメものなんですが、一歩中に入ればなんかもう巻が進めば進むほど救いがなくなっていく、心理的鬱世界がここに。学園パートとの落差が激しいだけに、よけい来るものが……。
せめて晶と硝子は幸せになれますように

06/09/19 - の記事

お留守バンシー (3)

タイトル:お留守バンシー (3)(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :とべすなほ:戸部淑
デザイン:?
編集  :?

ご主人様(吸血鬼)が不在の間の城のことをよろしくまかされて、留守番をがんばるバンシー少女(とは言っても実年齢は当然違うわけですが)の話。
3巻目ともなると安定している、としか言いようがないです。
タイトルに縛られる分不利じゃないかと思うんですが、留守番ネタでがんばってますね。
変なクセがないので実に読みやすい。ライトノベル初心者にも抵抗なく受け入れてもらえ、男女の差なども全く問題にしません。図書館などにも安心しておけます(笑)。
濃い層にも、殺伐とした話の後の箸休めとかにちょうどいいんじゃないでしょうか。

06/09/17 - の記事

れでぃ×ばと!

タイトル:れでぃ×ばと!(小説:電撃文庫)
作者  :こうづきつかさ:上月司
絵師  :むにゅう
デザイン:?
編集  :?

家の中の地層に埋もれて行方不明になっていたんですが、この度めでたく(笑)発掘され、ようやく読み終わりました。
お金が無くても学べるところ、という条件で探した結果、日野秋晴が入学したのは超お嬢さま学校に併設されたメイドや執事を育成する従育科。外見はどうみても不良、そのうえ悪人面な彼は転校早々トラブルに巻き込まれまくってさあ大変……。
外面よくても性格は極悪な幼馴染みとか、イギリス貴族の血を引くお嬢さまとか、ドジっ娘メイドとかわんさか出てきます。

06/09/16 - の記事

ラキア (2)

タイトル:ラキア (2)(小説:電撃文庫)
作者  :すおうつかさ:周防ツカサ
絵師  :久麻
デザイン:?
編集  :?

これはまたかなりSF分が含まれてますね……時間ものが好きな人はぜひ!
ある時目覚めると、「明日」はなぜかやってこず「昨日」になっていた……というなかなかに興味をそそられる話です。

06/09/15 - の記事

七姫物語 (第4章)

タイトル:七姫物語 (第4章)(小説:電撃文庫)
作者  :たかのわたる:高野和
絵師  :尾谷おさむ
デザイン:?
編集  :?

ああ、いつ読んでも実にいい……。刊行スピードがもうちょいあがってくれたらなあ、という以外の不満は何もありません。

一応は戦記もの、になるんでしょう。とある大陸の七つの都市の象徴として立つ七姫たち。都市間の政略・戦略の旗印として動く姫たちを中心として、国の形がどう動いていくかを描写する……と、ここまで書くと普通はアクションと駆け引きたっぷりの戦記ものをいろいろイメージすると思いますが、この作品はふつうの戦記ものとはかなり違います。