名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

成瀬ちさと

08/01/07 - の記事

警極魔道課チルビィ先生の死神のロジック

タイトル:警極魔道課チルビィ先生の死神のロジック(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :よこやまただ:横山忠
絵師  :成瀬ちさと
デザイン:?
編集  :?

12歳という年齢にして、人を害する悪魔を殲滅する「警極魔道課」で無類の強さを誇る道士・チルビィ。
戦闘にかけては天才的な力を発揮するが、それ以外はなんにもしない・できない・迷子にすぐなる問題児。
アンバランスなチルビィと、その弟子となった道士見習い達の戦いを描くちょこっとだけ中華風なような気がするアクションです。

1巻もそうでしたが、作風がかなり独特で死体を容赦なく製造する割には描写自体は意外に淡々としていたり、チルビィ先生の行動が心底ものわかりの悪いガキんちょという感じで、読んでる方が「おいおいほんとうに大丈夫か」とツッコミを入れたくなるような刹那主義(笑)。
そのためか作品のテンポまで独特に感じられるので、ちょっと人を選ぶかもしれません。

07/09/27 - の記事

警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび

タイトル:警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :よこやまただ:横山忠
絵師  :成瀬ちさと
デザイン:?
編集  :?

第6回スーパーダッシュ新人賞<佳作>受賞作。
戦闘には無類の強さを誇るけれど、どうしようもなく『アホの子』でそれ以外の方面にはまるで使えない12歳の少女道士・チルビィと、その他の道士の活躍を描いたファンタジーアクションです。やや中華ファンタジーなイメージ(あくまでイメージどまりです)。
序盤から設定の羅列が降り注ぐのと、ちょっと文体に癖があるので、その辺を抜けられるかどうかが勝負の分かれ目? そこさえクリアできれば、チルビィの突き抜けすぎな言動の数々を楽しみましょう。