名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

くじびき勇者さま2番札 誰がお荷物よ!

タイトル:くじびき勇者さま2番札 誰がお荷物よ!(小説:HJ文庫)
作者  :しみずふみか:清水文化
絵師  :牛木義隆
デザイン:?
編集  :?

くじびきは神聖なもので、重要な物事はくじ引きで決められる……そんな宗教が圧倒的な勢力を持った世界で、運悪く?くじ引きに選ばれてしまったコンビが救世の旅に出る話。
どっかで「くじびきがすべてを決める」設定について、もにょっている感想を見かけましたが、そもそも清水文化作品の肝はそんな部分にはないわけです。

●1にも2にも設定なので、設定スキー御用達小説といってもいいくらい。
がちがちに世界観を固めてますね。描写されてない部分も含めて、徹底的に世界が構築されてます。うんちくも大好きで具体的に言うと2巻のあるシーンでは、気象変化について延々ニページ以上うんちくが展開されたりします。ヒロインが、機嫌がいい時もストレスを感じた時も解説を垂れ流すという「設定」があるとはいえ、一応ファンタジーのはずなんですけど(笑)

なお、恋愛要素は薄めですね。このシリーズでは一応恋愛要素に配慮されているようですが……う、初々しい……の、かな? かな?
まあともかくドラゴン病の発生原因と対策を探して、勇者&科学に傾倒している魔法使いにして宮廷料理人が奔走します。


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